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レーシングドライバーがメガーヌR.S.の限定車で筑波を攻めたら、すごいことになった 目標は1分2秒台! 谷口信輝がルノー・メガーヌR.S.トロフィーRで筑波サーキット全開アタック

  • 2020/02/21
  • MotorFan編集部 小泉 建治
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2020年2月18日、筑波サーキットにて谷口信輝選手がタイムアタックを行った。供されたのはニュルブルクリンク・ノルトシュライフェで7分40秒1という市販車FF最速記録を達成したルノー・メガーヌR.S.トロフィーRだ。メガーヌR.S.トロフィーをベースに、リヤシートを取っ払い、虎の子の4CONTROL(4輪操舵システム)も外すという徹底ぶりで130kgもの軽量化を果たした本気のマシンである。本記事では、谷口選手のコメント形式でレポートをお送りする。目標は1分2秒台というが、果たして……。

え! あんなに良くできた4CONTROLを外しちゃうの?

 先日、メガーヌR.S.トロフィーRで筑波サーキットを走らせてもらったら1分3秒台が出せたんです。感触が良くて手応えもあったので、今回は目標タイムを1分2秒台としました。リヤタイヤを早めに温められればいけると思っていたので、今回はタイヤウォーマーを使ったんですけれど、結果的には1分3秒984でした。

 目標タイムには及びませんでしたが、今回は条件が悪かったですね。2月にしてはとても気温が高かったですし、なにしろ風が強すぎました。

 レーシングドライバーとしてはとても悔しいのですけれど、それにしたってメガーヌR.S.トロフィーRはすごいクルマだということが再確認できました。とにかく旋回性能が高く、マシン全体のバランスがいい。条件が悪かったのに、タイムはほとんど毎ラップ1分4秒0台で安定していました。もうひと伸びさせたかったですけれど、逆にこの安定っぷりには感心させられました。

 印象的だったのはブレーキですね。筑波はアンジュレーションが出やすくて、ABSが介入しがちなんです。でもトロフィーRのブレーキですとそんなことはなくて、安心して奥まで突っ込めます。ターンインには少し気を遣う必要があって、イン側の荷重を抜きすぎるとスライドの兆候が出ますが、そこさえクリアできれば、あとは駆動をかけてグイグイ曲げていけるので、ボクはとても楽しめました。

 トロフィーとトロフィーRの違いは、言うまでもなく4コントロールの有無ですね。

 4コントロール、みなさんもご存知かもしれませんが、あれスゴイですよ。あの旋回性能は驚異的です。

「おおっ、曲がる! じゃ、もっとやったらどうだろう? おおおおっ、もっと曲がる!」ホント、こんな感じですよ。FFであれほどコーナリングが楽しいクルマはありません。

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 ですからトロフィーRでは4コントロールを外すと最初に聞いたときは驚きました。「なんで? 絶対にあったほうがいいよ」って。

 でも、ロラン・ウルゴンさん(ルノー・スポールの開発ドライバーにして、ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェの市販FF車世界最速タイム保持者)たちは軽さを選んだんですね。130kgですもんね。理解できます。

 4コントロールは「曲がる」ことに関しては助けてくれる。

 でも軽さは「走る(加速)」と「止まる」を助けてくれるんです。あとは「曲がる」を開発陣が頑張ればいい。そのほうが「サーキットでのタイム短縮」という目的の達成にとってはアドバンテージが大きい。そういう判断でしょうね。

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