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移動オービスがフル稼働! 交通量が減るとスピード違反が増える?「外出自粛要請」の意外な功罪、とは? 今が稼ぎ時? コロナに乗じて移動オービスが全開稼働中!あらためて、姿カタチをおさらいだ!【交通取締情報】

  • 2020/05/23
  • 「東新宿交通取締情報局」
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「クルマの交通量が減れば交通事故も減る」という摂理通り、日本全国で交通事故が劇的に減少しているのは既報どおりだが、どうやら警察の摂理は「交通量が減ればスピード違反が増える」ということらしく、今、全国各地で、移動オービスによるスピード取締りが全開稼働中だ。が、移動オービスの測定精度に関しては、いまだに世間に公開されていないというのも事実。これを機に、誤測定等、不当取締りに遭わないように、移動オービスの種類や特徴を、おさらいしておこう。

レーザー式もレーダー式も、事前探知はほぼ、不可能!

 現在、44都道府県に導入されている可搬式移動オービス(半可搬式も含む)の種類は以下の通り。東京航空計器(株)製の「LSM-300」(レーザー式)と「LSM-300HK」(レーザー式/半可搬式)、そしてスゥエーデンの計測器メーカーであるセンシスガッツオグループ(スゥエーデンのセンシス社とオランダのガスト社が合併)のセンシスMSSSの3種類だ。

 ただし、MSSSを導入しているのは北海道、千葉県、埼玉県、岐阜県、香川県の1道4県のみ。実に全都道府県の90%近くが、LSM-300をチョイスしているというきな臭さぶり。確かにMSSSには使用にあたって「無線免許」が必要という弱点はあるが、「LSM-300」より低価格な上に、性能はこっちのほうがはるかに上という声も。

 いずれにしても「狙われたらまず逃げ切れない」と覚えておこう。 

★LSM-300/レーザー式(東京航空計器製)

 LSM-300は、3Dレーザースキャン方式により、こちらも1度に複数のクルマ(車線)の計測&撮影も可能。電波を発していないので、もちろん、従来のレーダー探知機は無効だ。

その主な性能は、以下の通り。

1. 測定方式:レーザースキャン式
2. 速度測定範囲:40km/hから199km/hまで。
3. 測定誤差:誤差は0~-6%-1km/hとマイナス誤差しか出ないということになっている。
4. 測定距離:30~40m
5. 検出対象車両:2輪車以上
6. 撮影方式:電子カメラによる電子撮影
7. 撮影対象車線:画角に入る全車線(測定車両にマーキング)
8. 撮影画素数:400万画素以上(実際の画素数は不明)

 つまり、従来の固定式オービスと違い、「従来のレーダー探知機は無効」、「どの車線を走っていてもアウト」、「後方からの測定&撮影も可能」ということ。まさに、ドライバーにとっては脅威の的でしかない。その効果はやや疑問ではあるが、最新のレーザー&レーダー探知機でしか対抗手段はない。

 事前に「取り締まり予告看板」が出ている場合があるので、くれぐれも見逃さないように!

LSM-300HK/レーザー式(東京航空計器製)

 LSM-300HKは、極端に言えばLSM-300を横にして重り付きの台座に乗せた、半可搬式。台座の重さが500kgと、気軽に持ち運べるタイプではないが、その代わり、防犯性は高い。岐阜県警はその特性を利用して、路肩に無人で放置するという暴挙に出たが、まさに固定式オービス並みの取り締まり効率を誇っている。

 速度測定&撮影性能は、当然ながらLSM-300と同じ。導入しているのは埼玉県と岐阜県の2県のみだが、この2県は奇しくもセンシスMSSSの導入県。まさか、仲良しの東京航空計器への警察のそんたくじゃないでしょうね?

センシスMSSS/レーダー式(センシスガッツオグループ製)

 まず、その計測方法だが、従来と違って複数車線の複数台を一挙に捕捉可能な点は、LSM-300と同じ。しかし、測定方法は違う。LSM-300は前出のレーザースキャン方式を採用しているが、MSSSは従来通りのドップラー方式。対象に電波をあて、跳ね返った電波との周波数の差で速度を割り出す。

 じゃ、レーダー探知機が有効なのかというと、従来のXバンドと言われる周波数帯ではなくKバンドを使用しているため、移動オービス(小型オービス?)対応の探知機以外では対応できない。

 ちなみに、MSSSは、実績のあるレーダー式だけに、高速域においても従来と同等の測位精度を誇ると言われている。また、卓越した撮影機能により、360km/hまでの計測&撮影が可能。高速道路でも問題なく取り締まりができるというわけだ。

 現在、埼玉地裁でMSSSの固定式版のセンシスSSSがらみの裁判が行われ、結審が近い。一体、どんな判決が出るのか、興味津々だ。

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