新型「ポルシェ911ターボ」の予約受注開始! 税込価格はクーペが2443万円、カブリオレが2731万円
- 2020/07/17
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MotorFan編集部

7月16日、ポルシェジャパンは新型「911ターボ」および「911ターボカブリオレ」の予約受注を開始した。税込車両価格はクーペが2443万円、カブリオレが2731万円で、ハンドル位置はいずれも右のみ。
3.8ℓ水平対向6気筒エンジンは580ps/750Nmを発揮。0-100km/h加速は2.8秒をマーク

911ターボは過去45年間にわたって実用性を兼ね備えた高性能スポーツカーであり続けてきた。ひと足先に新型に移行した911ターボSに続き、911ターボも一層パワフルに、より速く、個性的になった新型に生まれ変わった。
3.8ℓの水平対向6気筒エンジンには、電子制御バイパスバルブ付きシンメトリカルVTGターボチャージャーを搭載。これは最適化されたインタークーラーシステムとピエゾインジェクターの採用と合わせて、応答性、パフォーマンス、トルク特性、および吹け上がりを向上させる。

これにより580ps/750Nmを発揮。このスペックは先代型より40ps/40Nmの上乗せとなる。トランスミッションは8速DCT(PDK)を組み合わせ、先代より0.2秒短縮となる2.8秒の0-100km/h加速をマークする。320km/hの最高速は先代型と同じだ。

シャシーとボディはさらにワイドになった。フロントアクスルは、42mm拡大されたフロントトレッドと新しい20インチ255/35タイヤによって、いっそう正確に操舵できる。4輪をアクティブ制御するPTMが、フロントホイールにより多くのパワーを伝達できるようになる一方で、10mm拡大されたリヤトレッドとフロントより1インチ大きな21インチホイールに装着される315/30タイヤによって、アクティブ操舵されるリヤアクスルのトラクションが増やされている。

改良されたブレーキシステムは、よりいっそうパワフルになり、標準装備されるレッドの固定式キャリパーによって識別することができる。フロントのねずみ鋳鉄製ブレーキディスクは、直径が408mm(先代モデルより28mm増)、厚さが36mm(同2mm増)。リヤは直径380mm、厚さ30mmのブレーキディスクを装着する。

スポーツエグゾーストシステムは911ターボに初めてオプション設定され、2種類のシャシーバリエーションも新たに設定されている。標準装備のPASMシャシーは、スポーツ性重視から快適性重視まで幅広く対応。一方、より硬く、車高が10mm低くなる電子制御のPASMスポーツサスペンションは、新型911ターボへさらなる俊敏性をもたらす。
PASMスポーツサスペンションは、クルマのダイナミクスを強化し、サーキットで使用する場合などの高速走行においてさらなる安定性を実現する。オプションのPDCC油圧アクティブ制御ロール抑制システムと、フロントの10ピストン固定キャリパー付きPCCBセラミックブレーキシステムは、911ターボのドライビングダイナミクスをさらに洗練させる。

スタイリングはより一層力強いものになった。ボディは、新しいシャシーを収めるためにフロントホイールでの車幅が45mm拡大されて1840mmになる一方、新しいボンネットの印象的なプレスラインが、スポーティなキャラクターを強調している。リヤアクスルでのボディの幅は1900mm(20mm増)。路面を照らすのは標準装備のPDLS Plus付きLEDヘッドライトだ。
これら以外に新型911ターボを際立たせる装備は、電子制御の冷却用エアフラップ、大型化されたアクティブフロントスポイラー、そして大型化された可変リアスポイラーを備える強化されたアダプティブエアロダイナミクスといったアイテム群。911ターボの大きな特徴であるリヤサイドパネルのエアインテークは、以前の冷却用空気の代わりに処理空気を取り込むようになり、インタークーラーは、エンジンフード下のエアフローの中に直接配置されている。
リヤビューの完成度を高めているのは、LEDテールライトを備える連続的なライトバーと、シルバーのトリムストリップ付きの新しいエンジンフードルーバーグリルだ。

ルックスとパフォーマンスは、オプションの「ライトウェイトデザインパッケージ」と「スポーツパッケージ」によってさらに研ぎ澄まされる。クーペ用のライトウェイトデザインパッケージは、車両重量を30kg軽減。とりわけこれを可能にするのが、軽量フルバケットシートの採用、リヤシートの廃止、および遮音材の削減が挙げられる。遮音材が少なくなることは、ドライバーがエンジンサウンドをよりダイレクトに楽しめることも意味する。スポーツパッケージの特徴は、911ターボ スポーツデザインパッケージに加え、ブラックとカーボンの追加装備、そしてエクスクルーシブデザインテールライトだ。

モダンなインテリアの基本要素は、ポルシェ アドバンストコックピットとダイレクトタッチコントロールを装備した911カレラのインテリアと基本を共有する。PCMのセンタースクリーンは10.9インチになり、その新しい構成によって素早く気を散らさずに操作できる。

極めて高品質の豊富な装備リストには、14ウェイ電動スポーツシート、スポーツクロノパッケージ、シフトパドルおよびマルチファンクション/モードスイッチ付きGTスポーツステアリングホイール、パワフルなBOSEサラウンドサウンドシステムなどが含まれている。さらなる個性化のために、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、ナイトビジョンアシスト、Burmesterハイエンドサラウンドサウンドシステムなどを含む多数のオプションを設定。
なお、日本仕様の911ターボおよび911ターボカブリオレには、サラウンドビュー付パークアシスト、コンフォートアクセス、電動格納ドアミラー、フロントヒートシーターなど、他の市場ではオプションとなる多くの装備が標準装備されている。
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