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撮影車両: TSI 1st Plus 〈フォルクスワーゲン Tクロス〉愛らしさ溢れるVW最小SUV【ひと目でわかる最新SUVの魅力】

  • 2020/10/25
  • ニューモデル速報
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・月間販売台数 1167台 (20年1月〜2月平均値)
・現行型発表 19年11月
・JC08モード燃費 19.3㎞/ℓ (WLTCモード燃費 16.9㎞/ℓ)

REPORT●山本 晋也
PHOTO●平野 陽 
MODEL●林 あやの

※当記事は2020年4月発売の「2020-2021年 国産&輸入SUVのすべて」に掲載されたものを転載したものです。

全幅:1760㎜ 全高:1580㎜ ミラー・トゥ・ミラー:1980㎜
開口高:670㎜
全長:4115㎜ 最小回転半径:5.1m
上級グレードには「デザインパッケージ」といってオレンジやグリーンなどのアクセントでホイールやドアミラーを彩る仕様も用意されているが、撮影車のようなブラックが基本だ。

■主要諸元 TSI 1st Plus
全長×全幅×全高(㎜) 4115×1760×1580
室内長×室内幅×室内高(㎜) —
ホイールベース(㎜) 2550
トレッド(㎜)前/後 1525/1510
最低地上高(㎜)—
車両重量(㎏) 1270
エンジン種類 直列3気筒DOHCターボ
総排気量(㏄) 999
最高出力(kW[㎰]/rpm) 85[116]/5000-5500
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 200[20.4]/2000-3500
燃料タンク容量(ℓ) 40(プレミアム)
トランスミッション形式 7速DCT
駆動方式 FF
タイヤ・サイズ 215/45R18
最小回転半径(m) 5.1
WLTCモード燃費(㎞/ℓ) 19.3
車両本体価格 335万9000円

撮影車両データ

ボディカラー:ダークペトロール
オプション装備:デザインパッケージ〈ブラック〉

先進安全装備

※全車。車線維持機能とオートハイビームは「TSI 1st Plus」のみ標準。

フロントエンブレムに内蔵されたミリ波レーダーをセンサーとして用いるシステムは、約5〜65㎞/hの範囲において歩行者もしっかりと検知できる。パーキングブレーキはサイド式だがACCは停止までカバーする。

ボディカラー

乗降性

〈前席〉ステップ高:420㎜ 助手席シート高:645㎜
〈後席〉ステップ高:430㎜ シート高:660㎜

ステップの高さは気にならず、SUVというよりハッチバック感覚で乗り降りできる。前後ともドアが大きく開くのは美点。フロントは不満ないが、リヤは開口の高さがもう少し欲しい。

インパネ

指針式メーターの間にモノクロのインフォメーションディスプレイを配置するなど、全体にオーソドックスな雰囲気のコックピットだ。特に説明を受けなくても自然に操作ができる。エアコンは左右独立の温度設定が可能なデュアルタイプ。パドルシフトを備えたステアリングはチルト&テレスコピック調整が可能。

前席

コンパクトクラスとは思えないほど座面が長く、ボリューム感のあるシートだ。シート地の選定がすばらしく、身体をしっかりと面で支えてくれるため運転姿勢が乱れづらい。

後席

3名掛けの後席だが、中央はエマージェンシー的。こちらも左右2名乗車の範囲ではホールド感が高く快適なシートだ。座面はスライドが可能で、最大14㎝動かすことができる。

ラゲッジルーム

〈通常時〉奥行き640㎜
〈後席格納時〉高さ:705㎜ 奥行き:1420㎜ 幅:1000㎜

ボディサイズからすると十分なラゲッジスペースを確保している。通常時の容積は455ℓで、6対4分割式の後席を格納すると1281ℓまで拡大できる。電磁ロック式のテールゲートはコンパクトクラスとしては高級感がある仕様だ。

うれしい装備

フロントのアームレストを十分に利用するには、それなりに大柄なドライバーに限られるかもしれないが、リッド付き小物入れとしては深さが16㎝ほどあって使い甲斐のあるスペースとなっている。
ステアリングのスイッチで簡単に設定できるACCは全車に標準装備。「1st Plus」には単眼カメラによる車線維持機能も備わる。
縦列駐車・車庫入れのステアリング操作を自動化する「パークアシスト」を標準装備。障害物を検知するセンサーも備える。
エアコンパネル下のトレーにQi規格のスマートフォンを置けば、ワイヤレスで充電が可能。USBポートも用意されている。
ラゲッジボードを下段にセットすると荷室高を増やせる。ボードの下は鉄板むき出しでアンダーボックスとしては利用しづらい。

〈TOPICS〉スマホを活用したコネクト機能を初採用

T-Crossに設定されている、導入記念特別仕様車2グレードには、車両後方の死角を監視し、ドライバーに警告するブラインドスポットディテクションなどをはじめ、全車速追従式ACCやパークアシストなど利便性の高い特別装備が備わる。

〈ENGINE〉全車1.0ℓダウンサイジングターボエンジンを搭載

エンジンは総排気量999㏄の3気筒ガソリン直噴ターボ。力不足に感じてしまうかもしれないが、最大トルクが20.4㎏mに達していることからわかるように2.0ℓ級のダウンサイジングエンジンと言える。トランスミッションは7速DCTで、高速域の省燃費が得意なパワートレーンだ。

バイヤーズガイド

TSI 1st
TSI 1st Plus
TSI 1st Plus(インテリア)

18インチタイヤの乗り心地やデザインパッケージの色合いに好みは分かれると思うが、それ以外でも全車速追従式ACCにレーンキープアシストが付き、パドルシフトを備えるなど「TSI 1st Plus」のコスパは高い。

グレード間の主な装備差としては、レーンキープアシスト、ハイビームアシスト、パドルシフト、スポーツコンフォートシート(前席)など。タイヤサイズも「1st」は205/60R16と小さくなる。

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