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【クルマの教科書】レイアウト編-1 FF(エフエフ)

  • 2020/11/09
  • MotorFanアーカイブ編集部
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これは1894年7月22日にフランスでおこなわれた世界初の自動車レース、パリ~ルーアン・トライアルのようすをつたえた絵です。

クルマのカタログや雑誌、メディアでは、様々な専門的な用語が使われています。この連載ではそんな言葉をなるべくわかりやすく説明していきます。

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自動車のレイアウトってなあに?

FF(エフエフ)ってなんだ?

自動車のレイアウトってなあに?

普通、皆さんの家にあるような自動車は、「自家用車(じかようしゃ)」または「自家用自動車(じかようじどうしゃ)」と呼ばれるものです。これは学校や会社に行ったり、ドライブやレジャーといった、人や家族の移動、荷物の運ぱんなど、毎日の生活にふつうに使う自動車のことを言います。

一方、バスやトラックのように、お客さんや荷物を運んで料金を受け取る仕事に使う自動車のことを「事業用自動車(じぎょうようじどうしゃ)」と言います。

現在ではふつう、「自家用車」のエンジンは、車体の前の方につまれていると思います。
しかし世の中には、このエンジンを後ろの方やまん中あたりにつんでいる自動車もあります。
まず、この「エンジンを積んでいる位置」で自動車をわける事ができます。

エンジンをつんでいる位置は、

1:自動車の車体の前にエンジン(英語で「フロント・エンジン」)をつむ
2:自動車の車体のまん中あたりにエンジン(英語で「ミッド・エンジン」)をつむ
 2-1:自動車の車体のまん中あたりで前の車輪の軸の後ろにエンジン(英語で「フロントミッド・エンジン」)をつむ
 2-2:自動車の車体のまん中あたりで後ろの車輪の軸の前にエンジン(英語で「リヤミッド・エンジン」)を積む
3:自動車の車体の後ろにエンジン(英語で「リヤ・エンジン」)につむ

の大きく3つにわけられます。

また、「2」の「車体のまん中あたり(ミッドシップ)につむ」は、さらに、前寄り(フロントミッド)につむか、後ろ寄り(リヤミッドシップ)につむかの2つにわけることができます。

さらに自動車は、このエンジンで動かす車輪が

1:前の車輪(前輪(ぜんりん))を動かす(英語で「フロント・ホイールドライブ」)
2:後ろの車輪(後輪(こうりん))を動かす(英語で「リヤ・ホイールドライブ」)

の2つにわけられます。

自動車はエンジンをつんでいる位置と、エンジンで動かす車輪が前と後ろのどちらなのかの組み合わせで、よりくわしく区別することができます。
自動車のどこにエンジンをつみ、前後どちらの車輪を動かすかの組み合わせのことを、自動車の「レイアウト(配列(はいれつ))」と言います。

FF(エフエフ)ってなんだ?

その組み合わせ(レイアウト)の中で、現在の自動車で最も多いのが、「自動車の前にエンジン(フロント・エンジン)をつみ、前の車輪を動かす(フロント・ホイールドライブ)」ものです。これを英語で「フロント・エンジン、フロント・ホイールドライブ」と言い、その頭文字をとって「FF(エフエフ)」と言います。

FF(エフエフ)=自動車の前にエンジンをつみ、前輪を動かすレイアウトのこと

FFはエンジンとそれで動かす車輪とが、すべて自動車の車体の前の部分に集められるため、そこから後ろを自由に作ることができるので、たいへん便利なレイアウトです。

世界初の自動車「キュニョーの砲車(ほうしゃ)」もFFでしたから、もっとも古いレイアウトとも言えるでしょう。

世界初の自動車「キュニョーの砲車(ほうしゃ)」もFFでした。三輪車で右がわが前(進む方向)になります。前輪の前につき出ているのが蒸気エンジンで、前輪を回して進みます。(模型:トヨタ博物館 蔵)
第二次世界大戦後の日本で初めてつくられたFF車は、1955年10月に発売されたスズキの「スズライト SS」でした。

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