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アメリカで約150年続く歴史ある科学誌が選んだ日産の新マテリアル 日産の「音響メタマテリアル」が2020年「Best of What’s New Award in the auto category」を受賞

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日産自動車株式会社は12月10日、同社の新しい遮音材「音響メタマテリアル」が、ポピュラー・サイエンス誌における2020年「Best of What’s New Award in the auto category」を受賞したと発表した。

「Best of What’s New Award」は、アメリカで約150年続く歴史ある科学誌「ポピュラー・サイエンス誌」により、その年に発表された技術や画期的なアイテムの中から、毎年100件選出される賞。このたび、そのひとつとして日産の「音響メタマテリアル」が同賞を受賞した。

CES2020で公開された日産の「音響メタマテリアル」は、周期的な格子構造とフィルムを組み合わせたシンプルな構造により、ロードノイズやエンジン音など、車内に入ってくる自動車特有の騒音を幅広い周波数帯(500-1200Hz)で効果的に遮ることができるもの。

また、現在車両に使われているゴムなどの遮音材に比べ、重量が約4分の1と軽量で、高い静粛性と車両の軽量化の両立を実現する次世代の遮音材だ。「音響メタマテリアル」は現在商品化に向け開発が進められている。

日産の総合研究所で「音響メタマテリアル」の開発を担当する三浦 進氏は、「開発に関わるエンジニア一同、大変嬉しく思います。日産はこれまで様々な角度から遮音性を突き詰めてきましたが、軽量化と遮音性の両立は非常に難しい課題でした。この『音響メタマテリアル』により、高級車やEVはもとより、これまで重い遮音材の使用が難しいとされていた車種にも、幅広く活用することが期待できます。クルマで移動する時間がより快適になるよう、今後も開発を続けて参ります」とコメントしている。

今回、受賞した日産の「音響メタマテリアル」。
周期的な格子構造とフィルムを組み合わせたシンプルな構造だが、車内に入ってくる自動車特有の騒音を、幅広い周波数帯で効果的に遮ることができる。

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