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Porsche 718 Cayman GT4 Tribute to 906
第4回日本グランプリにて優勝を飾った906
ポルシェ906は、ポルシェの創業者フェルディナント・ポルシェの孫であるフェルディナント・ピエヒが、開発を主導したレーシングカー。発表して間もない1966年に日本へと輸入された。
その翌年に開催された第4回日本グランプリにおいて、生沢徹氏が906で総合優勝を果たしたことで、日本国内でポルシェの名が注目されるきっかけとなった。906は以降も日本国内のスポーツカーレースで長きに渡り、優れたパフォーマンスと耐久性の高さを実証し続けている。
「718 ケイマン GT4 Tribute to 906」は、生沢徹氏が1967年の第4回日本グランプリにおいて優勝を飾った「ポルシェ906（シャシーナンバー145）」を、同じくミッドシップスポーツカーである718 ケイマン GT4によって再現した仕様となる。
シャシーナンバー145から受け継いだディテール
今回、ポルシェジャパンが、ポルシェエクスクルーシブマニュファクチャーとともに作り上げた718 ケイマン GT4 Tribute to 906は、エクステリアの「ペイントトゥーサンプル（PTS）」システムによる、特別なペイントにより再現された。
ゼッケンをはじめ、「シャシーナンバー145」の906から受け継いだディテールに加えて、インテリアのレッドステッチ、ヘッドセットに施された当時の富士スピードウェイのコース図と優勝記念ロゴなど、数多くの特徴を備えている。
718 ケイマン GT4 Tribute to 906は、ポルシェによるビスポークプログラム、ポルシェエクスクルーシブマニュファクチャーだからこそ作ることができた、特別な1台だと言えるだろう。
同じ仕様の718 ケイマン GT4をオーダー可能
残念ながら、ポルシェジャパンとして「718 ケイマン GT4 Tribute to 906」の販売予定はないということだが、カスタマー自身がポルシェエクスクルーシブにおいて、同じ仕様の車両を注文することは可能。また、718 ケイマン GT4 Tribute to 906は、2022年8月23～31日の期間「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」で特別展示される。
ポルシェエクスクルーシブマニュファクチャーは、カスタマーのこだわりや細部にわたるカスタマイズを実現するプログラム。100種類以上のレザーとステッチカラーの組み合わせを用意。選び抜かれた高品質な素材を精度の高いハンドクラフトで取り扱うなど、全ての工程にこだわり抜き、世界に1台のポルシェ・モデルを作り出すことができる。
ポルシェエクスクルーシブマニュファクチャーは、1986年から少量生産モデルや、カスタマイズモデルを展開してきた歴史を持つ。現在、ポルシェセンター青山とポルシェセンター名古屋の合計2店舗が、パートナーに指定されている。