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ポケットからポイッ、で設営完了?
「ワン・ツー・スリーでテントがポン!」なんてのがポップアップテント。もちろん、システムマチックに組んでいくテントを否定している訳ではない。ドーム型の山岳テント、ワンポールのテント、パップテントももちろん所有しているし、その設営作業もどちらかというと好きだ。
それでもカヌーに乗ったり、自転車を走らせたりとアクティブに過ごしたいときには設営作業が「ちょいと、面倒くさいなぁ」と思うときもある。
いままでポップアップテントに手を出したことはないけれど、「ドラえもんのポケット」のように簡単に設営できるなら、ちょっと使ってみようではないか。
そして今回のゴハンは軽いチタンのコッヘルを使って簡単にできるモノ! 麺好きとして気になっていた冷凍麺「なべやき屋キンレイ」シリーズをチョイス。簡単に専門店の味! 気になる味が多かったから、5種類ほど試してみることにする。
さて最初はポップアップ式のテントだ。まず大きさ。直径約85cmの円形で厚さは約5cm。スズキ・ジムニーのホイールアーチと比べると、その大きさがおわかりいただけるだろうか。展開したサイズは長さが約258cm、幅は約157cm、高さが約110cm。この長さと幅は床面の大きさ。
販売上は2~3人用と表記してあるが、その表記はあくまでも互い違いに寝ることができるサイズ、ということで、テント選びの際は注意が必要だ。でもまぁ、ひとりで使うには充分な広さがあるとは思う。
ペグダウンのポイントは4ヵ所。フレームの反発が強いのでしっかりと打ち込む必要がある。あと数ヵ所くらい欲しいところ。また、フレームが柔らかいので風にはめっぽう弱い。一晩過ごすならガイロープも張っておこう。
インナーテントを装着したままで厚さ5cmのエアマットを入れてみる。マットの大きさは195cm×63cm。インナーテントがあるので、ほぼギリギリサイズ。次はメッシュのインナーテントを外してキャンピングベットを入れてみる。ここで注意。ペグダウンしないでインナーテントを外しては駄目。フレームが反発して形状を維持できない。
ひとつ大きな問題点。アウターの両サイドに大きなスリットがあり、しかも塞ぐことができない。メッシュの虫除けもなく、せめて塞ぐことができたらと強く思った。
メッシュのインナーテントにはランタン用のフックがひとつ。中央ではなく、窓側についている。
アウトドアに冷凍麺はアリか?
食事も楽しておいしい物を! さすがに「ワン・ツー・スリーでラーメン、ぽん!」とはいかないが「なべやき屋キンレイ」シリーズから5種類をピックアップ。
このシリーズは「お鍋が有れば専門店の味が約7~8分でポン!」とできて(調理時間はその種類によって違う)カップ麺では味わえない本格的な味が楽しめる。でも、アウトドアにはどうだろう。
スープつきの冷凍モノをアウトドアに持ち出すとき、心配なのは常温になって溶け出したときのスープ漏れ。今回はというと2重に包装されていて、試しに放置してみたが、僕は漏れを確認できなかった。そのうえ、麺もほぼ変化せず! 優秀! そのままコッヘルにスープを漏らさず入れれば、それで良い。
これなら行きのクーラーボックスで保冷剤の代わりの役目も兼ねられそうだ。