日産自動車が品川区と電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結。脱炭素化と防災力強化に向けてタッグ

7月1日、日産自動車および日産東京販売は、品川区(東京都)と電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結した。

災害を起因とする停電発生時は日産リーフを無償で貸与。日産の電動化アクション「ブルー・スイッチ」としては181件目の取り組み

この協定は「走る蓄電池」となる電気自動車(EV)の普及や脱炭素化の推進と同時に、品川区で災害による停電が発生した際、日産の販売会社から貸与するEV「日産リーフ」等を電力源とした災害時の電力供給体制の構築を目的としたもので、ゼロ・エミッション社会の実現を目指す日産の「ブルー・スイッチ」活動としては181件目の取り組みとなる。

日産自動車は、EVならではの新たな価値やワクワクを提供し続けるとともに、2018年5月より、EVの普及を通じて脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題解決を目指す、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を、全国の自治体や企業、販売会社とともに推進している。また、2030年代早期には、主要市場で投入する新型車すべてを電動車両にすることを宣言、電動化をリードしながら、SDGsの達成やカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速している。電気自動車を活用した「災害連携協定」の概要は以下のとおり。

【協定の概要と主な連携内容】
・日産自動車、日産東京販売は、平常時も品川区にてEVの普及促進を行うほか、イベントで使用する電力をEVから供給するなどの協力を行い、EVの「走る蓄電池」としての活用を区民へ積極的にアピールし、環境・防災意識向上を目指す。
・品川区で災害を起因とする停電が発生した際、区が指定する避難所等に、日産の販売会社の店舗に配備しているEV「日産リーフ」等を無償で貸与し、EVからの給電により、災害時にも避難所等で継続して電力が供給できる体制を整え、区民の生命および身体の安全を守る。
「日産リーフ」を活用した脱炭素化、強靭化イメージ図

日産自動車と日産東京販売は同協定締結を機に、品川区におけるEVを活用した環境に優しく災害に強い持続可能なまちづくりを推進し、美しい自然環境を未来に残すため、EVの普及を通じた地域課題の解決、脱炭素化社会実現、SDGs達成に向けて、さらに連携を強化していく。

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