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  • 2017/08/10
  • 「東新宿交通取締情報局」

全国でオービスが続々、撤去!

2017年前半で、なんと40機余りが撤去される異常事態に!

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撤去の主役は、製造メーカーが撤退した新Hシステムと、老朽化が進んだ、この初期型レーダー式オービス。
自動取り締まり機(オービス)によるスピード取り締まり体制の全面見直しが取沙汰されている今、その陰で、すでに時代遅れとなった初期型オービスが続々と撤去されている。一見、ドライバーにとってはうれしいニュースだが、実は、2019年あたりから本格化する新型高性能オービス導入による取り締まり効率アップへの布石とも言えるのだ!

一時は一世を風靡したHシステムも誤計測の問題等で製造メーカーである三菱電機が撤退。メンテナンス期限が過ぎた順に撤去されている模様。

2017年前半で撤去されたオービスは、全国で41機。機種別の内訳は新Hシステムが27機、初期型レーダー式が9機、初期型ループコイル式が5機となっている。

実は、すでに30年以上の歴史を刻んでいる「オービスによる速度取り締まり」にとっては異常事態ともいえる状況。

確かに、新Hシステムは製造メーカーが撤退したため撤去せざるを得ない状況だし、旧型オービスもデビューから30年以上経過し老朽化が進んでいるため撤去されるのは当然とも言えるが、それにしてもあまり手のかからない取り締まり機会が減ることは明白だし撤去費用だってバカにならない。なぜ今年、一気に? という疑問が湧いてくるというもの。

そこで浮上するのが、2013年に概要が発表され徐々に具体化してきた警察庁の「自動速度取り締まり方針」の見直しだ。

この6月、警察庁は「速度違反自動取締装置について」というレポートを発表。その中に、オービスに関して、こんなことが書かれている。
・既存のオービスは耐用年数、老朽化の程度を踏まえ、必要性を個別に判断。
・新規に関しては速度抑制の必要性が高い路線に限定。
・生活道路や通学路に新たな速度違反自動取締装置を導入する。

つまり、年々、オービスによる取り締まり効率が目に見えて低下(現状で速度違反による検挙総数のわずか3%)していることに業を煮やし、1から見直すことで導入費用に見合った取り締まりを実現しようというわけだ。

ということは現在、撤去が進んでいるポイントに新規を導入するというよりは、設置場所をもっと効率のいい場所に変えようということ。要は単に旧い機械を新しいものに取り換えるというレベルの単純な世代交代ではないということがわかる。

確かに撤去されたポイントに新しいオービスが登場する可能性は低い=走りやすくなるが、今まで想像もしていなかった場所で赤や青の切符をもらう可能性が高まる、ということなのだ。

ちなみにこのレポートには非定置式速度取り締まり(通称ネズミ捕り)にもオービスを導入することが明記されている。すでに数年前からマスコミなどに発表されてきたことではあり、事実、昨年4月から今年にかけて数カ所で試験運用はされているのだが、来年、ついに本格稼働が始まることが決定。このオービスより怖い可搬式オービスに関しては、次回に!

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