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MotorFan.jp メカニズム解説ダイジェストVol.5 『HONDA NSX』 ホンダNSXのメカニズムを徹底解説!

  • 2018/07/07
  • ニューモデル速報
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筒内直接噴射&ポート噴射

10.0というターボエンジンとしては比較的高めの圧縮比には、直噴によるノッキング抑制が効いている。ポートにセットされたインジェクターは高回転域で追加的に使われている。

冷却系はフロントに集中配置

インタークーラーとミッションオイルクーラー以外の冷却系はフロントにぎっしりと効率的に配置。300㎞/hオーバーでも問題なく冷やし、またリフトを抑えるエアフロー管理が行なわれている。

3種類のボルトで回転バランスを調整

エンジンは単体のベンチ試験後に回転バランスを調整している。フライホイール側は3種類のバランス用ボルトにより、クランクプーリー側はボルトの取り付け位置により回転バランスを適正化する

電動ウェイストゲートターボチャージャー

左右それぞれにシングルスクロールのターボチャージャーをセット。過給圧制御の自由度が高い電動ウェイストゲートを採用することでレスポンスの向上を狙っている。

モーターがターボラグを解消する

クランクシャフトに直結されたリヤの駆動モーター。適切なアシストによりターボラグを感じさせないエンジントルク特性に貢献する。またエンジンスターターも兼ねている。

重心バランスを考慮したハイブリッドシステムの配置

リチウムイオン電池などで構成されるIPUはシート後方に、3つのインバーターを内蔵するPDUはセンターコンソール下に配置。いずれも低重心化を優先したレイアウトだ。

モーターのダイレクト水冷システムを採用

熱による磁気特性の変化で性能が落ちてしまうモーター。後輪用には新たにダイレクト水冷システムを採用することでサーキット走行などの限界領域でも安定したパフォーマンスを約束する。

200㎞/hまで駆動をアシスト

フロントのTMU(ツインモーターユニット)は、左右独立モーターをワンウェイクラッチでつないだレイアウト。許容回転は15000rpm、200㎞/hまで駆動をアシストする。

27kWのフロントモーター

片側27kW(37㎰)の駆動モーターを車体中心に配置。ドライブシャフトを介してフロントタイヤを駆動する。冷却やバネ下重量の関係から、インホイールより有利なレイアウトだ。

トルクを増幅させるプラネタリーギヤ

ダブルピニオンタイプのプラネタリーギヤを使い、フロントモーターのトルクを増幅。減速時にはリングギヤを固定、タイヤからの反力でモーターを回転させエネルギーを回生する。

フロントのヨーモーメント制御

ブレーキ制御によるアジャイルハンドリングアシストにより鋭くターンイン、コーナー後半ではフロントのTMUを使ったトルクベクタリングで旋回力を高めるのがNSXのコーナリングでの制御だ。
縦置きツインターボエンジンと3つのモーターを組み合わせた、スーパースポーツに相応しい新型NSXのパワートレーンを開発した本田技術研究所のエンジニアの皆さん。

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