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いよいよ10月22日! 祝賀御列で使用されるオープンカーのベースカーとなった、トヨタ・新型センチュリーをフィーチャー。コックピットドリル ② 一体どんなスイッチがついているんだ!トヨタ・新型センチュリー編

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後席に身を沈めたら、あとはおまかせ

このスイッチは、なかなかお目にかかれません

センターコンソールには、電動パーキングブレーキのほか、ショーファーカーでなければ目にすることがないスイッチが並ぶ。

まず、右側のふたつ(赤字)を見ていこう。
① パーキングブレーキ(パーキングブレーキをかける・解除するスイッチ。引き上げることでパーキングブレーキがかかり、点灯する。解除時はブレーキペダルを踏みながら、スイッチを押す)
② ブレーキホールド(スイッチがONの場合、シフトレバーがD・SまたはNでブレーキを踏んで停車した場合にブレーキがかかったまま保持してくれる機能。アクセルペダルを踏むと同時に解除され、スムーズな発進ができる)

①のパーキングブレーキは、オート/マニュアルとモードが選べる。オートモード選択時は、シフトレバーをPからP以外にすると解除となり、逆の操作(P以外からPに)をすることで、パーキングブレーキがかかる。オートモードは、停車中にディスプレイにメッセージが出るまでスイッチを引き続けると設定できる(オートモード中でも手動操作は可能)。
ちなみに、オートモードは停車中にスイッチを引き続ける動作で設定できるが、走行中に引き続けることで緊急時対応となる。
②は、坂道発進などのときに便利な機能だ。

左側には、ショーファーカー・センチュリーならではのスイッチが。

① 助手席パワーシート1(スイッチ上部を押すことで、背もたれとヘッドレストを前倒し、シートを前方へ動かす。下部を押すと背もたれとヘッドレストが起き、シートが中立位置に戻る)
② 助手席パワーシート2(上部を押すと背もたれが前に傾き、下部で後ろに傾く)
③ 助手席パワーシート3(上部を押すとシートが前方に移動、下部で後方に移動する)
④ 助手席パワーシート4(上部を押すとヘッドレストが前倒しとなり、下部を押すと戻る)
⑤ 電動リヤカーテン(上部を押すと押し続けている間、リヤウインドウカーテンが開く。上・下部とも長押しするとオートの全開閉となる)
⑥ VSC OFF(ビークルスタビリティコントロールの略。急なハンドル操作、滑りやすい路面旋回時に横滑りを抑え、車両の姿勢維持をしてくれる。デフォルトはON。このスイッチは、OFFにする際に使用)
⑦ 車高選択(電子制御エアサスペンションで、HIGH車高とすることのできるスイッチ。乗員や荷物重量にかかわらず、一定の車高を維持する。ONで上がり、OFFにすると元に戻る)
⑧ SNOW(雪道など、滑りやすい路面での発進・走行時に使用。ON/OFF)
⑨ EVドライブモード(駆動用電池から動力供給し、電気モーターのみの走行モードとするスイッチ。電力不足、車速が高いとき、アクセルペダルを大きく踏み込んだときや坂道など使用できない場合あり)
⑩ リヤシート/オットマン位置戻し(リヤシートのリクライニング・オットマン使用位置を前席より中立位置に戻すことができるスイッチ)

要人が疲れて深い眠りについたころ、さりげなくシートをリクライニングさせ、到着の頃合いをみて位置を戻しつつお声がけ……(妄想)。
そして、注目は⑤電動リヤカーテンのスイッチ。あれ、後部ドアにもカーテンあったよね、と思ったかたはセンチュリー通。あります。リヤドアウインドウカーテン。ですが、電動ではありません。
リニアに開け閉めをすることなど造作もない昨今、なぜ、ここだけ電動ではなく手動なのか……そこには、古式ゆかしい日本人の心が宿っていたのです。
それは、「奥ゆかしさ」。
「恐れ入ります。少し顔を隠すことをお許しください」と要人が自ら閉める所作に、奥ゆかしさを込めているのだとか。
なんで自動じゃないの~? とガサツ度MAXな発言をした自分を、殴りたいです。

さて、それはそうと、⑥のVSCのほかにも、センチュリーではECB(電子制御ブレーキシステム)や ABS(アンチッロックブレーキシステム)ブレーキアシスト、TRC(トラクションコントロール)などなど、運転を補助する装置が自動で作動する。もちろん、補助的なもので装置を過信してはいけないが、運転時の安心につながることは確かですね。

次のスイッチにいくまえにちょっと休憩

スイッチではありませんが、センターコンソールボックスを見てみましょう。
さらに余談ですが、前席のカップホルダーは、シフトレバー左側にあります。

カップホルダー内の仕切りは清掃時のことを考えた取り外し式。常に綺麗に保つための小さな仕かけです
画像は右がリヤ側となります

シフトレバー左側につく2本分のドリンクホルダーは、アジャスターつきでさまざまなサイズに対応。コンソールボックスボックスのリッドは両開き式で、運転席・助手席どちらからでも開けることができます。
内部には
①コンセント(AC100V。1口)
②シガーソケット(DC12V)
③USB端子(2口)
がつく。また、着脱式のリッドがあり(Aの位置より外せます)、下段に深く大容量のスペースが現れる。宝物は、ここに隠させてもらいましょう(超小市民的発想で恐縮です)。

センターコンソールボックス蓋裏には……

さてさて、ここで突然クイズ・その壱。これはなんでっしゃろ。蓋の裏側に謎の爪があります。答えは最後に!

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

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