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Mクラスミニバンのベストバイ ホンダ・ステップワゴンをトヨタ・ヴォクシー、日産セレナと徹底比較!「ライバル車比較インプレッション」[1/2]

  • 2019/07/25
  • ニューモデル速報
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「ステップワゴンに待望のハイブリッドが追加されガチンコのMクラスにHVモデルが揃い踏み」
今や国民車とも言えるほどの人気で市民権を得たミドルクラスミニバンは各メーカーのドル箱的な存在。それだけに各車とも技術とアイディアの粋を集め、走行性能や使い勝手を洗練して商品力を高めている。HVモデルの設定を先送りにしたホンダが満を持して放つ新型は、上級システムを搭載して現れた!

REPORT●青山尚暉(AOYAMA Naoki)
PHOTO●神村 聖(KAMIMURA Satoshi)/平野 陽(HIRANO Akio)

※本稿は2017年10月発売の「新型ステップワゴンのすべて」に掲載されたものを転載したものです。車両の仕様が現在とは異なっている場合がありますのでご了承ください。

人気&実力ともに伯仲のMクラスミニバンが集結

 1996年にデビューし、多人数乗用車として一躍日本の国民車ともなったホンダ・ステップワゴン。今ではステップワゴンが属するミドルクラスミニバンはミニバン市場の約50%を占める人気の中心。そしてミドルクラスミニバンの約40〜50%を独占するのがステップワゴンスパーダ、ヴォクシー「ZS」&ノア「Si」、セレナ・ハイウェイスターに代表されるエアロ装着&スポーティ系モデルたち。

 そんな中、ステップワゴンが大革新に踏み切ったのが現行型の五代目だ。斬新なバックドアに横開き式のサブドアを組み合わせ、バックドア側からの乗車を可能にした5枚目!?のドア「わくわくゲート」の採用とともに、四代目までの2.0ℓ〜2.4ℓエンジンから、その時点で時代の流れに乗った1400〜2000rpmで2.4ℓ並みのトルクを絞り出すと謳われる1.5ℓダウンサイジングターボを搭載。ミドルクラスミニバンに新たな価値を与えてくれたのだ。

 が、現在、ミドルクラスミニバンの約半数はHVモデルが売れている。折しも世界的にクルマの電動化が叫ばれている今、フリード、オデッセイにHVモデルを用意するホンダとしては、ステップワゴンのHVモデル追加は急務だったわけだ。

 そこで17年9月のマイナーチェンジを機に、従来のダウンサイジングターボモデルは装備の充実にとどめる一方、売れ筋のスパーダについにオデッセイ、アコードに採用される2.0ℓエンジン+モーターの、ステップワゴンファン待望のHVグレードを設定。1.5ℓダウンサイジングターボに加え、ハイブリッドとの2バリエーションの布陣となり、選択肢が広がったのである。ちなみにフリード用の1.5ℓ HVではなく、クラス上のオデッセイに採用される2.0ℓ HVを選んだのは、ステップワゴンの中でも最上級の上質さを狙ったグレードだから。ガソリン車比約40万円高となる点も踏まえ、売れ筋のスパーダのみの設定となったというわけだ。

 そこでステップワゴンスパーダ、ヴォクシー「ZS」、セレナ・ハイウェイスター「Vセレクション」を揃え、国産ミドルクラスミニバン初!の3車HVモデル比較試乗をお届けする。まずは3車の概要、魅力について説明したい。

HONDA STEP WGN SPADA HYBRID G EX Honda SENSING

わくわくゲートを始めとする良好な使い勝手はそのままに、上位機種であるオデッセイに搭載されたハイブリッドシステムを採用することで、トルクフルな走りや圧倒的な静粛性など、ガソリン自然吸気3.5ℓ車レベルの走りの質を獲得した。先進安全装備も性能向上と機能追加が施され、全方位に隙のない仕上がりとなった。

直列4気筒DOHC+モーター/1993㏄
最高出力:145㎰/6200rpm[モーター:184㎰]
最大トルク:17.8㎏m/4000rpm[モーター:32.1㎏m]
JC08モード燃費:25.0㎞/ℓ
車両本体価格:355万9680円

各車とも魅力的な機能や装備を持ち魅力を放つ

 ステップワゴンスパーダHVは新たに独自性あるフロントマスク、フルLEDランプ、空力性能を一段と向上させたリヤスポイラーを採用するとともに、HVシステムの追加によってプラットフォーム前部を専用化。全長(フロントオーバーハング)、ボンネット高はそれぞれ+25㎜となっている。インテリア、使い勝手部分では1/2列目席ヘッドレストのクッション性向上、3列目席床下格納時に使うストラップのソフトタッチ化、100V/1500Wコンセントの設定(「G・EX」のみ)、EVスイッチの追加、進化したホンダセンシングの全車標準化、ACC(アダプティブクルーズコントロール)の設定領域の拡大(0〜135㎞ /h)などがポイントとなる。

 HVシステムのスペックは2.0ℓエンジンが145㎰、17.8㎏m、モーター出力184㎰、32.1㎏m、システム出力215㎰と一気にクラス最強となり、またJC08モード燃費は25.0㎞/ℓとクラストップとなっている。

 もちろん、車体後方にスペースがない場所でもバックドアを開けやすく(後方必要スペースは約40/64/76㎝/縦開き全開時120㎝)、バックドア側からも人や犬が乗り降りできる、わくわくゲートのサブドアが使い勝手面での切り札となる。

 ヴォクシー「ZS HV」は17年7月のマイナーチェンジで「ハ」の字をテーマにした一段とアグレッシブな面構えに変身。助手席シートバックの格納式テーブル、インパネ中央下部または新設されたセンターコンソールボックス後端に充電用USB端子を設置するとともに、遮音材、空力パーツの追加、ボディ剛性の向上、ダンパーの改良などを行ない、快適性、静粛性、乗り心地、操縦安定性を一段と高めたばかり。

 が、23.8㎞/ℓの燃費性能は不変。新採用のトヨタセーフティセンスは機能最小限の「C」。よって追従機能付きクルーズコントロール(ACC)、ブラインドスポットモニターなどは装備されない。トヨタHVでは定番の100V/1500Wコンセントも「V」「X」にのみオプション。何故か「ZS」には用意されない。

 バックドアは3台中、唯一、一般的な縦開き式で、車体後方に必要なスペースは約95㎝と大きめだ。

 HVシステムは2.0ℓエンジンが99㎰、14.5㎏m、モーターは82㎰、21.1㎏m、システム出力136㎰となる。

 S=スマートシンプルHYBRIDを名乗るセレナ・ハイウェイスターは実は本格HVにあらず。実態はストロングアイドリングストップ装着車と言うべきもの。実際、2.0ℓエンジンの150㎰、20.4㎏mに対してモーター出力は2.6㎰、4.9㎏mとモーターアシストはないに等しい。よってステップワゴン、ヴォクシーにある、強制的にEV走行させるEVスイッチや100V/1500Wコンセントは備わらない。

 とはいえセレナには最大のセールスポイントとして、30〜100㎞ /hで作動する同一車線半自動運転を可能にしたオプションのプロパイロットがある。ACC未装備のヴォクシーを大きく引き離す部分であり、プロパイロットを注文すると同時にサイド&カーテンエアバッグ、インテリジェントアラウンドビューモニター、フロント&バックソナー、インテリジェントパーキングアシストも装備されるから、全方位の安心安全が確保される。

 また、車体後方に約48㎝のスペースがあればラゲッジに荷物を出し入れでき、停車時の換気にも有効なデュアルバックドア、ハンズフリーオートスライドドア、全列全席USBソケットの用意、3列目席の乗降自由度(アクセス性、及び3列目席のスライドドア開閉スイッチの装備などによる)、1/2列目席の降車性の良さなど、女性、子育て世代にもうれしい使い勝手面ではハイレベル。

 ちなみに、2列目席がファーストクラス的なスペースになるキャプテンシートのロングスライド機構は3車ともに揃うが(スライド量:ステップワゴン61㎝、ヴォクシー81㎝、セレナ57㎝/超ロングスライド仕様69㎝)、意外と便利なキャプテン、ベンチアレンジ自在になる2列目席横スライド機構を備えるのはヴォクシーとセレナだけである。

 ここでボックス型のミドルクラスミニバンならではの室内の広さについて。全車ともに大容量空間で広さに文句の付けようもないが、2列目席ひざまわり空間はキャプテンシート中寄せロングスライドが可能なヴォクシーが最大。2列目席通常最後端位置での3列目席ひざまわり空間ではステップワゴンにゆとりがある。

TOYOTA VOXY HYBRID ZS

高い人気を誇るトヨタ3兄弟の中でも最も売れているのがヴォクシー。その心臓部はプリウスαに搭載されているHVシステムの移植だけに、信頼性の高い熟成された走りを提供する。ただし、ライバルの中ではデビューが早いこともあり、日進月歩の先進安全の装備が相対的に劣ってしまっているのが厳しいところ。

直列4気筒DOHC+モーター/1797㏄
最高出力:99㎰/5200rpm[モーター:82㎰]
最大トルク:14.5㎏m/4000rpm[モーター:21.1㎏m]
JC08モード燃費:23.8㎞/ℓ
車両本体価格:326万9160円

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