
ローダウンだけではない“低く見せる”工夫
もともと小径タイヤを履くリトルカブは、小さいこと自体が魅力。その車体をさらにローダウンし、もっと低く&小さくまとめたのがなっちゃんさんのリトルカブだ。
前後サスペンションを限界まで下げることで、圧倒的な低さを獲得。しかし、そのぶんリヤタイヤがフェンダー内部へ干渉してしまったため、リヤショック固定軸の一部を切除してクリアランスを確保。さらに、強度低下を防ぐため、シート下にはタワーバー的な補強ブラケットも追加している。
さらに注目したいのが、“低く見せる”ための外装加工だ。純正シートは厚みのあるシングルタイプだが、これをシャリイ用の薄型ロングシートへ変更。キャリアも社外品を加工し、シートラインから跳ね上げテール風につながる一体感あるシルエットへ仕上げている。
レッグシールド加工で独特のローフォルムを演出
この車両最大の特徴ともいえるのが、レッグシールド上面のカット加工。シート高さに合わせて低くカットすることで、車体中央のボリューム感を抑えながら、より低く見せることに成功している。

そのぶんハンドル周りは飛び出した印象になりやすいが、グリップ部分だけを絞り加工することで張り出し感を抑制。カブのアイデンティティともいえる各種外装を残しながら、独特のローフォルムに仕上げられている。
ワンオフマフラーにも注目
ほかに外装で目につくのは、独特のサイレンサー形状を持つマフラー。エンドパイプが長く伸びる個性的なデザインを含め、オーナーが自作したものだ。市販マフラーをベースに加工したのではなく、純正マフラーのフランジだけを使ったワンオフ品だというから手先の器用さに驚くばかりだ。エンジンはノーマルで50ccのまま。外装はカブらしさを重視しており、あえてスーパーカブ用の大きなテールランプを装着する。

知らない人が見れば普通のカブに見えるかもしれないが、カブ通が見れば独特のクールさはかなりのインパクト! いかにもカスタム車というカブもおもしろいが、こんな通好みなスタイルもぜひ参考にしてもらいたい。
撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.20」
■日時:2026年5月10日(日)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)
こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!
【モトチャンプ】