畑から救出された初期型ダックス

サイドから見ると、フルカウル、ロング加工されたフレーム、RZ50用シートカウルのつながりがよく分かる。極太ホイールも迫力満点だ。

10年以上前、近所の畑で横倒しになって朽ち果てる寸前だった初期型ダックスを発見。譲ってもらうと同時に全バラし、サビ落としからレストアがスタートした。

当初はローダウン+ワイドホイールのスタイルだったが、何度かのリメイクを経てカフェレーサーへと進化。現在の姿は、初期型ダックスの面影を残しながらも、まったく別物と言えるほど作り込まれている。

フレームはHONDAロゴのNあたりで切断し、30mmロングに延長加工。メッキモールは水野板金でエンボス加工されている。

注目のフルカウルはモンキー用。ダックスにそのまま合わせると寸足らずに見えてしまうため、メインフレームを30mmロング加工。初代ダックス最大の特徴であるT字型プレスフレームの存在感を活かしつつ、こだわりのフィット感を演出している。

ロングカフェを成立させる外装と足周り

ノーマルシートを加工してストッパー形状にし、RZ50用シートカウルを組み合わせる。ダックス用ではないパーツながら、ロングカフェのシルエットに自然に溶け込んでいる。

カフェスタイルを生み出すもうひとつの要素であるシートは、ノーマルを加工してストッパー形状へ変更。組み合わせたシートカウルは汎用品ではなくRZ50用で、意外にもダックスとの相性は良好だ。

フロントフォークはノーマルをショート加工。インナーを11cm、アウターを6cm短縮し、低く構えたスタイルに合わせている。ホイールはKEP SPEED製で、リムとハブを薄く加工。サイズはフロント4.5J、リア6.5Jという極太仕様だ。

ホイールはKEP SPEED製で、リムとハブを薄く加工。フロント4.5J、リア6.5Jという極太サイズを履き、スイングアームにはグース350用を加工して使用している。

さらにスイングアームはグース350用を加工したワンオフ品。強烈なワイド感とロングフォルムを支える重要なパートであり、見た目の迫力だけでなく車体全体のバランス作りにも大きく貢献している。

SP武川124ccエンジンと前後ブレンボで走りも本気

エンジンはSP武川のスペシャルヘッドを組んだ124cc仕様。ミッションもSP武川製で5速化され、クラッチにはSP武川製スペシャルクラッチを投入するなど、パワーユニットも抜かりなし。オイルクーラーはSP武川コンパクトタイプを装着する。

CB750Four用社外ステップに、Gクラフト製ペダルやブレンボ製マスターを組み合わせる。マフラーはコスモ二輪のメガフォンタイプで、エキパイは自作だ。

マフラーはコスモ二輪のメガフォンタイプを使用し、エキパイは自作。ロングカフェらしい低く伸びたシルエットと、レーシーな雰囲気を両立させている。

ブレーキまわりも強烈で、フロントはブレンボ4ポットキャリパーにワンオフディスクローター、リアはブレンボ2ポットキャリパーにワンオフディスクローターを組み合わせる。燃料タンクキャップやステップにはCB750Four用を使うなど、細部にもこだわりが詰め込まれた、まさかのカフェレーサーダックスだ。

ディテールチェック

フロントフォークはノーマルをショート加工し、ブレンボ4ポットキャリパーとワンオフディスクローターを装着。足周りまで本格的に作り込まれている。
プライベートパワー製トップブリッジにスマタハンドルをセット。前後ディスクブレーキ化により、バイク工房製の油圧レリーズも装着されている。
燃料タンクキャップはCB750Four用を流用。メインフレーム上面にセットされたキャップが、カフェレーサーらしいクラシカルな雰囲気を高めている。

撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.13」
■日時:2022年10月22日(土)
■開催地:鈴鹿ツインサーキット(三重県鈴鹿市)

日本全国からカスタムされた4MINIが大集結する一大イベント。人気パーツメーカーも多数出展しており、最新アイテムがズラリと並ぶのはもちろん、ドラッグや体験走行など、走行イベントも大人気だ。


【モトチャンプ】