新開発2.0リッターターボ+ハイブリッド搭載、GRブランドの新たなフラッグシップスポーツ誕生へ。

BMWと共同開発された現行「GRスープラ」の後継モデルが、トヨタ主導による独自開発車として誕生する可能性が高まってきた。最新情報をもとに、提携CGアーティストTheottle氏とスクープ班が予想CGを制作。その姿は、トヨタの新世代スポーツカーを象徴する1台となりそうだ。

トヨタ GRスープラ 

現行「A90型」は2019年に登場し、「Z4」とプラットフォームや直列6気筒エンジンを共有することで大きな話題を集めた。しかし2026年3月をもって生産を終了し、その役目を終えている。

トヨタ GRスープラ 次期型 予想CG

次期型で最大の注目点となるのは、BMWとの協業から離れ、トヨタ独自のスポーツカーとして開発される可能性が高いことだ。

近年のトヨタは、「GRヤリス」「GRカローラ」「GR86」などを通じて高性能スポーツカーの開発技術を着実に蓄積してきた。さらにスーパー耐久やWRC、WECといったモータースポーツで得た知見を市販車へ積極的にフィードバックしており、次期「GRスープラ」はその集大成となるモデルになることが期待される。

パワートレインでは、現行型が採用するBMW製3.0リッター直列6気筒ターボを継続する可能性も残されているが、現在最も有力視されているのは、トヨタが開発を進める新世代2.0リッター直列4気筒ターボである。

この新ユニットは、高出力と高い熱効率を両立する次世代エンジンとして開発されており、シングルモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用する可能性がある。システム最高出力は450ps級に達すると予想され、現行モデルを上回る加速性能と環境性能を実現することになりそうだ。

エクステリアは、トヨタ最新世代の「ハンマーヘッド」デザインを採用する可能性が高い。薄型LEDデイタイムランニングライトと横基調のフロントフェイスを組み合わせ、大型ロアグリルやワイドフェンダーによって低重心かつ力強いスタイルを演出する。プリウスやクラウンスポーツに共通するデザイン言語を採り入れながらも、「スープラ」伝統のロングノーズ・ショートデッキというFRスポーツらしいプロポーションは継承されるとみられる。

トランスミッションにも期待が集まる。現行「A90型」では発売後に追加された6速MTが高い支持を獲得した。そのため次期型でもMT仕様が設定される可能性は十分あり、発売当初はATのみだったとしても、後にMTモデルが追加されるシナリオは十分考えられる。

登場時期は2027年前後が有力視される。価格はベースグレードで600万円台後半になると予想されるが、電動化と高性能を両立した新世代FRスポーツとしては十分競争力のある価格帯となりそうだ。

トヨタは今後、「GR86」「GRカローラ」に加え、復活が噂される「セリカ」などスポーツカーラインアップの強化を進めるとみられている。その頂点に位置付けられる次期「GRスープラ」は、単なる後継モデルではなく、トヨタが描く新時代のスポーツカー像を示す象徴的な存在となる可能性が高い。スポーツカーへの情熱を掲げ続けるGRブランドが、次にどのような一台を送り出すのか注目される。