

2026年9月の第3土曜日に、それまでの『No.93 マツダ CX-5 道路パトロールカー』に代わって『トミカ』に加わったのが『No.93 日産 エルグランド』です。

『エルグランド』は、1997年の初代モデル登場以来、日本の大型高級ミニバン市場をけん引してきた1台です。広い室内空間と高い走行性能を両立したことで人気を集め、高級ミニバンというジャンルを確立したモデルのひとつとされています。
初代エルグランドは1997年5月に登場し、後輪駆動を基本としながら4WDも用意され、3.3L V6や3.5L V6、ディーゼルエンジンなど多様なエンジンを搭載しました。従来の商用ワンボックスをベースとした乗用車とは異なる高級感や走行性能が支持されて、ヒットモデルとなりました。
2002年には2代目へフルモデルチェンジし、2010年には3代目が登場しました。3代目ではそれまでの後輪駆動から前輪駆動へと駆動方式が変更され、広い室内空間と高級感をさらに追求しました。その後もマイナーチェンジや仕様向上を重ね、2020年には大幅な内外装変更を実施するなど、長期にわたって熟成が続けられました。そして2026年7月16日に4代目エルグランドが発表され、約16年ぶりのフルモデルチェンジを果たしました。


4代目エルグランドは、これまでのモデルが築いてきた「高級ミニバン」というキャラクターを受け継ぎながら、電動化や先進運転支援技術を大きく進化させています。7人乗りの5ドアで、堂々としたボディサイズを誇ります。グレードは“X e-4ORCE”と“G e-4ORCE”を基本とし、従来設定されていた“ハイウェイスター”が廃止されたのは大きなトピックです。
外観では、エルグランドらしい存在感がさらに強められています。フロントグリルには日本の伝統的な組子細工をモチーフとしたデザインを採用し、大型ミニバンらしい堂々としたフロントマスクを形成しています。リヤでは横一文字につながるコンビネーションランプを採用し、そこにも組子パターンを取り入れています。リヤコンビネーションランプの下には「NISSAN」のバラ文字ロゴを配置し、「ELGRAND」のエンブレムは書体を変更したうえで左下へ移動されています。アルミホイールには樹脂製フィニッシャーも採用されました。

インテリアでは、乗員が過ごす空間そのものを上質に仕上げています。ドアトリムにはキルティングを施し、シートには“テーラーフィット”と呼ばれる素材が採用されています。大型ミニバンとして乗員が車内で長時間過ごすことを想定し、単に広いだけではなく、質感や居心地にもこだわった室内空間となっています。

インパネには、日本国内の日産車として初めて14.3インチのワイドディスプレイを採用した統合型インターフェースを搭載しています。NissanConnectインフォテインメントシステムに対応し、グレードによってナビゲーション機能やGoogleの各種サービスにも対応します。上位仕様ではGoogleマップ、Googleアシスタント、Google Playが利用でき、下位グレードでもメーカーオプションによってGoogle搭載仕様へアップグレードできます。

4代目エルグランドで特に大きな変化となったのがパワーユニットです。この4代目では、1.5L 直列3気筒の発電専用ターボエンジンとモーターを組み合わせた第3世代“e-POWER”と呼ばれるハイブリッドシステムが採用されています。エンジンは走行用ではなく発電を担当し、フロントとリヤのモーターによって車両を駆動します。さらに、モーターや発電機、インバーター、減速機、増速機という5つの主要部品を一体化した“5-in-1電動ユニット”が採用されています。


駆動方式は歴代エルグランドとして初めてハイブリッド4WD専用となり、日産独自の電動駆動四輪制御技術“e-4ORCE”も搭載されています。これは前後モーターのトルクを適切に制御することで、発進や加減速時の車体の揺れを抑えるほか、旋回時にはリヤモーターのトルクを積極的に活用してコーナリング性能を高める仕組みです。さらに、乗員の快適性を重視した“COMFORT”モードや、ドライバーが好みに合わせて設定できる“PERSONAL”モードなど、6種類のドライブモードが用意されています。また、停止時の車体姿勢を滑らかに整える“スムースストップ”も採用されています。
安全装備も大きく進化しました。全方位運転支援システム“360°セーフティアシスト”が搭載され、インテリジェント エマージェンシーブレーキではミリ波レーダーを採用することで、夜間の歩行者や自転車の運転者などの検知にも対応しています。インテリジェント アラウンドビューモニターには、立体的な映像を表示する3Dビューのほか、前方左右の死角を広角映像で確認できるフロント/リヤワイドビュー、ドアミラーを閉じた状態でも車両両側を確認できるミラークローズドビューが追加されています。ヘッドランプにはアダプティブLEDヘッドランプシステムも採用されています。
高速道路などでの運転を支援する“プロパイロット”も新たに搭載されました。グレードによってナビゲーションと連携するナビリンク機能や渋滞時のハンズオフモード、車線変更支援機能などに対応し、メーカーオプションでは渋滞時を含むハンズオフ走行や追い越し支援に対応した“プロパイロット2.0”へのアップグレードも可能となっています。さらに、車外から操作して車両を出し入れできる“プロパイロット リモート パーキング”も用意されています。

4代目エルグランドは、初代が切り開いた高級ミニバンというポジションを維持しながら、約16年ぶりのフルモデルチェンジによって、その中身を大幅に現代化させています。堂々としたボディや上質な室内、組子細工をモチーフとした独自のデザインに加え、第3世代e-POWERとe-4ORCEによる電動化、さらに充実した運転支援や使い勝手の向上を盛り込んでいます。歴代エルグランドが築いてきた高級ミニバンとしての伝統を受け継ぎつつ、日産の最新技術を集約した新世代モデルとして登場したのが、4代目エルグランドなのです。
『トミカ』に加わった『No.93 日産 エルグランド』は、この最新4代目エルグランドの特徴的なスタイリングを上手く再現しています。モデル化されたのはおそらくG e-4ORCEグレードで、ボディカラーは実車では特別色のプリズムホワイト(『トミカ』初回特別仕様はFUJI DAWN -フジドーン-/至極 -シゴク- プレミアム2トーン)です。あなたのコレクションにも、この特徴的なデザインが映える最新大型高級ミニバンを加えてみてはいかがでしょうか。
■日産 エルグランド G e-4ORCE プロパイロット装着車 主要諸元 (『トミカ』モデル車種と同一規格ではありません)
全長×全幅×全高(mm):4995×1895×1970
ホイールベース(mm):3000
トレッド(前後・mm) :1640
車両重量(kg):2440
エンジン形式:ZR15DDTe型 水冷直列3気筒DOHC
排気量(cc):1498
エンジン最高出力:103kW(140ps)/5000rpm
エンジン最大トルク:228Nm(23.2kgm)/3600rpm
フロントモーター形式:YM52型 交流同期式
フロントモーター最高出力:151kW(205ps)/4400-8500rpm
フロントモーター最大トルク:330Nm(33.7kgm)/0-4300rpm
リヤモーター形式:MM45型 交流同期式
リヤモーター最高出力:100kW(136ps)/5500-10900rpm
リヤモーター最大トルク:195Nm(19.9kgm)/0-3000rpm
トランスミッション:電気式CVT
サスペンション(前/後):ストラット/マルチリンク
ブレーキ(前後) :ベンチレーテッドディスク
タイヤ(前後):235/60R18 103H
■毎月第3土曜日はトミカの日!

毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2026年9月の第3土曜日には、上でお伝えしているように、それまでの『No.93 マツダ CX-5 道路パトロールカー』に代わって『No.93 日産 エルグランド』が登場します。なお、『No.93 日産 エルグランド』には初回のみの特別仕様(特別色)もあります。また、それまでの『No.59 スバル レヴォーグ』に代わって『No.59 三菱ふそう スーパーグレート』が登場します。


