語り合うのはこの2人!
原付版ゴールドウイング? ストリームはアダルトの香り!

津田:ついに登場だね、ホンダの三輪バイク、ストリーム。
──ホンダでストリームと言えば、街行くひと10人が10人「あのミニバンみたいな3列シートの乗用車のこと?」って答えるでしょうね。
津田:だな。でももし100人いたら……ひとりぐらいは「あのスタイリッシュな1981年製スリーターが何か?」って答えてくれるかも。
一同 ないない、津田さんキャラは100万人にひとり!(笑)
編集部(以下、編):どちらも〝新潮流〟的な意味合いでネーミングされたと思うんだけど、新しさで言ったらこちら三輪のストリームのメカニズムの方が断然新しいよね。先進メカも満載だし。
──先進メカ、死語(笑)。でもヤル気満々、カタログもズシっと分厚いです。しかもたぶん海外ロケ。
津田:ストリームの開発コンセプトは商用ではなく、明らかに乗用ユースを狙っていたし。
編:リヤキャリアとかボックスとか、装着できないですもんね。
津田:当初から、走行中の安全マージンが高い乗り物として年齢高めのアッパー層の購入をイメージしていたと思うんだ。

──ふむふむ。高級で乗用と。
津田:バイクとクルマの中間的な乗り物、ちょっとお高いけどいろいろラクチンで安心だよ! って。
──たしかにカタログでも「第3のクルマ」と言い切ってます。
津田:バックレストまで設けられているシートはなんと前後にスライド(3段階アジャスト式)が可能だし、駐車するときにはレバーを倒すだけでワンタッチ作動できるパーキングブレーキが装着されている。
──そのブレーキはどんな仕組みなんですか?
津田:スイングジョイントのシャフトと後軸を同時にロックさせることで、フロントボディを含めた車体すべてをピタッと直立固定できるんだ。これはなかなかのスグレモノ。
編:手間もお金もかかってるな〜。
津田:ここまで凝っていての乾燥重量74kgはリッパだよ。
──リヤまわりに注目が集まりがちだけど、フロントホイールはベスパみたいに片持ちなんですね?
津田:そうなんだよ。実はフロントパートもカッコいい。しかも専用オプションでホイールキャップが純正で用意されている。4200円、クルマと違って前輪に1個しか装着できないけどね。これがヤフオクに出たら高値確実、どこかルイジ・コラーニっぽいデザインなんだ。
──マッドガード、フロアマット、サイドモール……他のスクーターでも見かけるオプションだけど、ストリームだとなおさら乗用車っぽい!


津田:最新カスタム情報によると、ライブディオのアルミ製リヤホイールがちょい加工でストリームのフロントにインストールできるらしい。
編:マニアックな話やな!(笑)
──どこかヤリ過ぎている乗用車志向を見るにつけ、ホンダのフラッグシップマシンであるゴールドウイングにも共通項が見えますね。GLシリーズ同様に、ストリームにもカーステを装着したいところです。
編:カーステ! 死語!
──いやいや、マルコさんにツッコまれたくないです。俺のイチモツは……みたいなノリで「ミーのランエボは250馬力でビンビン、シャコチョーもケージも入ってるし2DINもこの前入れちゃったよ〜」なんて感じで鼻息荒かったじゃないですか。死語のオンパレード。
編:何年前の話だよ!
津田:ストリーム発売当時のプレス資料も死語だらけだよ。個性的に行動するアダルト、新しい感性と楽しさを志向するヤング、ファッション性を求める女性……そんな方々に乗っていただける〝第3の乗りもの〟がストリーム! って書いてある。
──もうおなかいっぱいです。
津田:でも結果的に「スリーター」というビークルは令和の今でもラインナップにジャイロシリーズとして残っているわけだし、ホンダの熱いトライはちゃんと着地しているよね。
──ストリームは今年でデビュー40周年! 子孫のジャイロXもいまや40万円オーバーの高級原付ですが。ちなみにマルコさんちの中古プリウスはいくらで買ったんでしたっけ?
編:10万円だよ、10マン! お前のママ友からな!
津田:ストリームの半額って。
──5人も乗れてカーステ付きで、お買い得じゃん(笑)

