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アバルト124スパイダー「エンジンをかけた瞬間にアバルトであることがわかる」マツダ・ロードスターとは違う魅力がある

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アバルト124スパイダー(6MT)車両本体価格○406万円

アバルト124スパイダーのベースはND型マツダ・ロードスターである。しかし、搭載するエンジンはフィアットが開発した1.4ℓ直4マルチエアターボ。170ps/250Nmの強心臓だ。アバルト124スパイダーの魅力はどこにあるのだろうか?
TEXT & PHOTO◎世良耕太(SERA Kota)

アバルト(ABARTH)が好調だ。2019年は2955台を販売し、17年の3264台に次ぐ史上2番目の好成績を残した。本国イタリアに次いで、世界第2位の販売台数を誇るという。2020年上期(1〜6月)は例に漏れず、新型コロナウイルスの影響を受けて……と言いたいところだが、6月に記録した月販420台は、これまた史上2番目の好成績なのだという。

新型コロナウイルス感染防止の対策を徹底しつつ営業を続けていたこともあるが、新しいCI(コーポレートアイデンティティ)を導入したショールームの整備が一因だと、日本でアバルトを展開するFCAジャパンは分析している。フィアットとアバルトを扱う新しいショールームは、新CIで内外装を統一。外観はグレーの壁にFIATとABARTHのエンブレムを配置。フィアットを展示するコーナーのインテリアは、ホワイトを基調にレッドをアクセントカラーに用いてイタリアらしい明るい雰囲気を演出している。

いっぽう、アバルトの展示コーナーは、サーキットを連想させるようなグレーのタイルを敷くなどし、フィアットとは異なるムードの別空間に仕上げている。そのアバルトの現在のラインアップは、フィアット500がベースのアバルト595シリーズが3バリエーション。それに、フィアット124スパイダー(国内未導入)をベースにチューンアップした、アバルト124スパイダーである。16年8月に国内デビューを果たしている。

マツダ・ロードスター 全長×全幅×全高:3915mm×1735mm×1235mm ホイールベース:2310mm
アバルト124スパイダー(6MT) 全長×全幅×全高:4060mm×1740mm×1240mm ホイールベース:2310mm
左が初代124スパイダー

アバルト124スパイダーのベースはマツダ・ロードスター(ND型)だ。エクステリアからその素性を感じ取るのは難しく、むしろ、72年の初代アバルト124スパイダーを強く想起させる。対照的に、インテリアはマツダ・ロードスターの雰囲気が強く残っている。クラシカルな雰囲気のシート、スクエアな形状のシフトノブ、真っ赤なエンジン回転計とホーンパッド中央のアバルトエンブレム、それに、ステアリングホイール頂点の赤いマーキングが、アバルト124スパイダーらしさを主張する。

「もうちょっとアバルトらしさがあってもいいのになぁ」という欲求は、エンジンスタートボタンを押した途端に消し飛んだ。左右に2本ずつ、計4本のテールパイプから、アバルト595コンペティツィオーネと同様の、猛獣のうなり声がかなりのボリュームでもって響き渡るからだ。この独特の排気サウンドを聴いた瞬間に、「このクルマはまごうことなきアバルト」と確信した。

エンジンはフィアットが開発した1.4ℓ直4ターボを縦置きに搭載する。最高出力は125kW(170ps)/5500rpm、最大トルクは250Nm/2500rpmを発生する。6速MT仕様の車重は1130kgで、全長が400mm短い595コンペティツィオーネの5速MT仕様より10kg重いだけだ。パワーウエイトレシオは6.6kg/psである。

形式:直列4気筒SOHCターボ 型式:3268 排気量:1368cc ボア×ストローク:72.0mm×84.0mm 圧縮比:9.8 最高出力:170ps(125kW)/5500pm 最大トルク:250Nm/2500rpm 燃料供給:PFI 燃料:無鉛プレミアム 燃料タンク:45ℓ
エンジンを左前輪側から見る。フロントアクスルより後ろ、つまりフロントミッドの位置に搭載されていることが見てとれる。マルチエアを使うので、DOHCではなくSOHCだ。
ロードスターとの大きな相違点はターボエンジンを搭載しているということ。ロードスターの1.5ℓNAエンジンが132ps/152Nmなのに対してアバルト124スパイダーは170ps/250Nmを発生する。
エキゾーストは左右2本ずつの4本出し。勇ましいエンジン音を聴かせてくれる。

エンジンルームは観賞する価値がある。全長の短いコンパクトな4気筒エンジンは、サスペンションマウントよりも後方で縦置きに搭載されている。もうそれだけで、存分にスポーツだ。エンジンの左側にあるコンプレッサーが力を誇示しているかのよう。FRスポーツカーの定石どおりの設計をしっかり受け継いでいることが、エンジンルームからも伝わってくる。

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