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ボルボXC60 B5 AWD INSCRIPTION | 48Vマイルドハイブリッドの「Bシリーズ」でボルボはどう変わった? ボルボXC60「上質感に磨きがかかりパワーの扱いやすさも増した」48VマイルドHEVの「Bシリーズ」人気のXC60の走りを試す

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ボルボXC60 B5 AWD INSCRIPTION 車両本体価格:734万円 試乗車はオプション込みで832万4000円 (チルトアップ機構付き電動パノラマガラスサンルーフ21万円/クリスタルパールホワイトペイント12万円/B&Wプレミアムサウンド33万円/電子制御式エアサスペンション31万円など)

ボルボの中核モデルである「60シリーズ」のSUVモデル、XC60もボルボの電動化戦略で48Vマイルドハイブリッド化されたBシリーズへと進化した。ベーシックな「B5」のAWD INSCRIPTIONを走りの分析に定評のある瀨在仁志が試乗した。

TEXT◎瀨在仁志(SEZAI Hitoshi)PHOTO◎Motor-Fan

ボルボらしい上質なインテリアがXC60の大きな魅力だ。

『全モデルを電動化する最初のプレミアムブランドになる』と宣言しているボルボは、同時に2019年以降投入する全てのモデルをHV・PHEV・EV化することを発表している。今回日本に投入された『Bシリーズ』は、その大きな第一ステップと言えるもので、48VのHVシステムを初めて採用。一般的にはマイルドHVと呼ばれているもので、出力10kW(13.6ps)/トルク40Nmを持つISGM(Integrated Starter Generator Motor)が、モーターアシストや回生ブレーキ、オルタネーター機能を兼ね添えることで、エネルギーロスを最小限に抑えるとともに、発進、加速時のサポートを行なってくれるというものだ。

日本への投入はボルボ人気の牽引役ともなっているSUVモデルの『XC90』と『XC60』の2モデルからで、従来のガソリンモデルはTシリーズからB5シリーズへ変更され、夏にはXC40も「Bシリーズ化」されている。

Bシリーズ化によって、ISGM採用のほか車両本体のアップデートも各所に施されており、XC60のエンジンはジェネレーション3へ進化。エンジン各部に手が加えられるとともに、ターボチャージャー、エンジンマウント、エキゾーストシステム、遮音材の変更が行なわれているほか、制御の最適化を実行。30〜160km/h、3000rpm以下の範囲では気筒休止システムが働き、WLTPモードで2.5〜4%の燃費改善が認められているという。

全長×全幅×全高:4690mm×1900mm×1660mm ホイールベース:2865mm
最低地上高:215mm トレッド:F1655mm/R1655mm
最小回転半径:5.7m
形式:直列4気筒DOHCターボ+48Vマイルドハイブリッド 型式:B420T2 排気量:1968cc ボア×ストローク:82.0mm×93.2mm 圧縮比:10.5 最高出力:250ps(184kW)/5400-5700rpm 最大トルク:350Nm/1800-4800rpm 燃料供給:DI 燃料:プレミアム 燃料タンク:71ℓ モーター:3330型交流同期モーター 最高出力:13.6ps(10kW)/3000rpm 最大トルク:40Nm/2250rpm

XC60B5の4輪駆動システムは第5世代となり、T8のリヤモーター駆動とは異なり、プロペラシャフトを介して、リヤの滑りに応じてトルクを振り分けるオンデマンド方式。発進加速時にはおよそ80Nmのトルクが常にリヤに振り分けられており、4WDらしい安定感と駆動力を演出してくれている。

実際に乗って見ると、SUVならではの高い重心高にもかかわらず、ボディの落ち着き感があって、街乗りでの発進加速で上体が揺れ動くようなことが少ない。フラットな姿勢を保ったまま滑るように動き出し、安定していることはもとより、重量感を感じにくい。見た目の上では国産SUVと比較すると一回り大きく感じさせる半面、試乗してみるとその印象はがらりと変わる。

燃費:WLTCモード 11.5km/ℓ  市街地モード8.3km/ℓ  郊外モード:11.9km/ℓ  高速道路:13.5km/ℓ

駆動システムのバランスの良い発進性能に加えて、今回採用されたHVシステム、ISGMのモーターサポートによって滑らかに動き出してくれることで、操作に対して遅れが感じにくく、大きなボディを意識させないのだ。BシリーズはTシリーズよりも低速域での粘り強さは一枚上手。極低速域で不整地を走ることもきっと難なくこなしてくれるに違いない。


高速域でのドライブでは気筒休止やモーターサポートも効果は大きいに違いないのだろうが、常に全体の流れに乗っていられることで、それを特別意識させられることもない。急激なパワーの盛り上がりや、パワーの段つき感などがなく、追い越し加速や加減速を繰り返したときにも右足の操作に対して、自然に反応する。ターボユニットのトルク感とモーターのスムーズさがうまく調和され、どちらも決して出しゃばらないパワーフィールが持ち味を言って良い。高回転まで回して走ることよりも、粘り強さを生かして高いギヤをキープすることで、結果として静粛性を阻害することもなく快適でもある。

ステアリングのロックtoロックは3.0

ワインディングではウェット路面と言うこともあって、下りのコーナーでは舵角が大きくなっていき、パワーの応答に関してもフロントが先に反応することから、意外なほどFF的だし、やや重さも感じられた。上り路面やフラット路などではリヤへの駆動力伝達が積極的に行なわれる結果、安定感を生んでいたが、駆動力伝達に関しては意外なほど走行抵抗を意識した設定といった印象だ。

そんな走行シーン違いの走りを連続させても燃費計はトータルで10km/ℓ弱を維持し続けて、走行環境の変化にも強いことを表していた。

トランスミッションはアイシン・エィ・ダブリュ製8速AT 1速:5.057 2速:3.070 3速:2.050 4速:1.520 5速:1.262 6速:1.000 7速:0.792 8速:0.661 後退:3.992 最終減速比:3.329(前)変向機0.387
トランク容量はたっぷり。
エアサスのタンク。エアサスペンションシステムはコンチネンタル製

ボルボならでは清潔感あふれるインテリア同様、走りに関しても滑らかさが加わったことで、全般的に上質感に磨きがかかった。パワーの扱いやすさも増したことで、サイズ感が気になる人にとっても、より一層の高級感を求める人にとってもBシリーズは朗報に違いない。今後の各モデルへの展開には大いに期待して良いだろう。

タイヤ235/55R19 最低地上高:215mm

ボルボXC60 B5 AWD INSCRIPTION
全長×全幅×全高:4690mm×1900mm×1660mm
ホイールベース:2865mm
車重:1920kg
サスペンション:Fダブルウィッシュボーン式/Rマルチリンク式
駆動方式:AWD
エンジン
形式:直列4気筒DOHCターボ+48Vマイルドハイブリッド
型式:B420T2
排気量:1968cc
ボア×ストローク:82.0mm×93.2mm
圧縮比:10.5
最高出力:250ps(184kW)/5400-5700rpm
最大トルク:350Nm/1800-4800rpm
燃料供給:DI
燃料:プレミアム
燃料タンク:71ℓ
モーター:3330型交流同期モーター
最高出力:13.6ps(10kW)/3000rpm
最大トルク:40Nm/2250rpm
トランスミッション:8速AT
燃費:WLTCモード 11.5km/ℓ
 市街地モード8.3km/ℓ
 郊外モード:11.9km/ℓ
 高速道路:13.5km/ℓ
車両本体価格:734万円
試乗車はオプション込みで832万4000円
(チルトアップ機構付き電動パノラマガラスサンルーフ21万円/クリスタルパールホワイトペイント12万円/B&Wプレミアムサウンド33万円/電子制御式エアサスペンション31万円など)

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