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日産自動車が荒尾市(熊本県)や三井物産と「SDGs達成に向けた連携協定」を締結。電気自動車の普及を促進

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11月18日、日産自動車と熊本日産自動車、日産プリンス熊本販売は、荒尾市(熊本県)および三井物産と「SDGs達成に向けた連携協定」を締結したことを発表した。

日産自動車が締結した自治体・企業との災害連携協定としては全国で74件目。日産の「ブルー・スイッチ」活動としては101件目の取り組み

この協定は、SDGsの達成に向け、電気自動車の普及を促進することにより、温室効果ガスの削減、災害対策の強化、防災・環境意識向上、エネルギーマネジメントに取り組むことを目的としている。また、荒尾市が『電気自動車(EV)の普及を通じて、地域課題解決や環境負荷の低減に取り組むとともに、地震災害等による大規模停電が発生した際に、市が指定する避難所等において、日産の販売会社である熊本日産自動車、日産プリンス熊本販売より貸与される電気自動車「日産リーフ」を電力源として活用することで、避難所の円滑な運営を行い、市民の安全確保に努める』というもの。

荒尾市では、環境対策および災害対策に取り組んでいるほか、SDGsの考え方と、荒尾市総合計画の各施策の取り組みを関連付け、SDGs達成に向けた取り組みを積極的に推進している。そして平成29年度には、三井物産株式会社等と連携協定を締結し、エネルギー(電力)の地産地消や、脱炭素化と経済の好循環を両立する持続的なまちづくりを推進している。

三井物産は、前述の連携協定を締結し、荒尾市内の多様な再生可能エネルギーを活用したエネルギーの地産地消事業や、地産電力で走るオンデマンド相乗りEVタクシー事業、荒尾市市役所本庁舎に太陽光パネルおよび蓄電池を設置し、災害時の最低限の電力供給(BCP体制の構築)+平常時にはエネルギーマネジメントを行うBCPエネルギーマネジメント事業等を通じて、荒尾市が目指すSDGs達成に向け、持続的なまちづくりをサポートしている。

一方、日産自動車は、日本が抱える環境負荷低減や災害対策等の課題を解決するため、2018年5月に日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を発表し、その活動を牽引するリーダーとして、全国の自治体や企業と協力して、電気自動車普及を通じた社会の変革に積極的に取り組んでいる。また「ブルー・スイッチ」活動の推進を通じて、温暖化対策、防災・減災、エネルギーマネジメント、観光、過疎化等の地域課題の解決に取り組み、SDGsの達成に貢献している。

この日産自動車が推進する「ブルー・スイッチ」活動、そして、荒尾市および三井物産が推進する防災・環境・エネルギーマネジメントやSDGs達成に向けた取り組みと、それぞれの取り組みに互いが賛同し、同協定の締結を行う運びとなった。電気自動車を活用した「SDGs達成に向けた連携協定」の概要は以下のとおり。

1. 電気自動車の普及促進に関すること(荒尾市・日産自動車・熊本日産自動車・日産プリンス熊本販売)
・荒尾市は平常時も電気自動車の普及促進を行うほか、市のイベントで使用する電力を電気自動車から供給することで、『電気自動車は「走る蓄電池」』としての活用を市民へ積極的にアピールし、防災・環境意識向上を目指す。

2. 災害時における電気自動車の活用に関すること(荒尾市・日産自動車・熊本日産自動車・日産プリンス熊本販売)
・荒尾市で災害を起因とする停電が発生した際、市が指定する避難所に、熊本日産自動車、および日産プリンス熊本販売の店舗に配備している電気自動車「日産リーフ」を無償で貸与する。
・荒尾市、日産自動車、熊本日産自動車および日産プリンス熊本販売の協力により 電気自動車からの給電を行うことで、災害時においても継続して電力が供給で きる体制を整え、避難所の円滑な運営を図り、市民の生命及び身体の安全を守る。
・荒尾市は、災害時等の長期停電に対応した体制づくりのため、避難所等における電 源の確保状況を踏まえ、住民や事業者が所有する電気自動車等を、避難所等の電源として活用するための「災害時等協力登録車制度」を構築する。また、日産自動車、熊本日産自動車および日産プリンス熊本販売は、荒尾市内在住の電気自動車 を所有する市民の登録促進に努める。

3. 環境対策に関すること(荒尾市・三井物産・日産自動車・熊本日産自動車・日産プリンス熊本販売)
・三井物産、日産自動車、熊本日産自動車および日産プリンス熊本販売は、荒尾市が 目指す脱炭素社会の実現に向け、電気自動車の積極的な活用、再生可能エネルギーの活用、電動インフラの整備および市民の環境意識の向上に努める。
・三井物産、日産自動車、熊本日産自動車および日産プリンス熊本販売は、地域で導入・登録された電気自動車保有者(保有事業者)に対して、荒尾市内の再生可能エネ ルギーや環境価値を有効活用した温室効果ガスの削減案を検討することで、荒尾市 の温室効果ガス削減に取り組む。

4. BCP体制の構築およびエネルギーマネジメントに関すること(荒尾市・三井物産・日産自動車)
・荒尾市、三井物産、日産自動車は、電気自動車と市内定置型蓄電池、および市内再生可能エネルギーを活用した電力の地産地消を推進する。また、これらを活用して災害時の電力供給体制・BCP体制の構築に努める。
・荒尾市、三井物産、日産自動車は、電気自動車と定置型蓄電池、および再生可能エネルギーを荒尾市内に導入し、それらを最適に運用することにより、荒尾市内全域の温室効果ガス削減・BCP体制の構築・エネルギーコスト低減に寄与するエリアエネルギーマネジメントの検討を行う。

「日産リーフ」と太陽光パネル、V2Hを活用した災害時の電力供給イメージ図

荒尾市では、すでにオンデマンド型相乗りタクシーの運行を受託している地元事業者に対して、「日産リーフ」2台の導入支援を行っている。また、公用車として「日産リーフ」を1台導入するとともに、EVから電気を取り出す可搬型給電器の導入等、さらなるEV普及・促進の取り組みを推進し、環境および防災力向上に努めていく。

日産自動車は、人々の生活を豊かに、を目的に「ニッサン インテリジェント モビリティ」を推進し、独自性にあふれ、革新的なクルマやサービスを届けるとともに、「ゼロ・エミッション(排出ガスゼロ)」「ゼロ・フェイタリティ(交通事故による死亡・重傷者数ゼロ)」に取り組んでいる。そして「ブルー・スイッチ」の推進に加え、電気自動車というクルマの販売にとどまらず、EVがもたらす豊かな生活の実現、そしてEVが成し得る社会変革のために、EVの生み出す新たな価値を世界に発信し続け、よりよい社会づくりへの貢献を目指している。

今回の「SDGs達成に向けた連携協定」も、日産の「ブルー・スイッチ」の活動に基づくものであり、日産自動車が締結した自治体・企業との災害連携協定としては、今回の締結が全国で74件目となる。また、電気自動車を活用したエネルギーマネジメントや観光等を含む、「ブルー・スイッチ」活動全体の取り組みとしては101件目を数える。

荒尾市、三井物産、日産自動車は、今後もこの協定締結を機に、電気自動車を活用したエネルギーマネジメントや、「環境に優しく、災害に強い持続可能なまちづくり」を推進していく。そして、SDGs達成と電気自動車の普及を通じた地域課題の解決に向けて、さらに連携を強化していく方針だ。

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