ステッカーを貼りまくったフェンダーに注目!

モンキーをロー&ロングにカスタムするのは、ある意味定番のカスタムスタイル。さらに太足とすることでエンジンチューンに対応させた足まわりが完成する。ただ、それだけでは多くのカスタムモンキーと被ってしまう。そこでどう差別化するかがポイントになるわけだが、一番効果的なのがカラーリングだろう。ここではカラーリングにこだわったモンキーとシャリイを紹介したい。

グリーンの塗装でひときわ目立つモンキーのオーナーは土屋亨さん。目指したのはU.S.D.M.ローライダーということで、タイヤ&ホイールは8インチのまま太足としつつロングホイールベースにしている。ホイールはKEPSPEED製キャストホイールでフロントが5.5J、リヤが6.5Jととてもワイド。そのため純正フロントフォークでは収められず、フォークもKEPSPEED製のワイドフォークとしている。

スイングアームもKEPSPEED製というから足回りに統一感がもたらされている。追加したサブフレームでわかるように、エンジンは大幅にパワーアップされている。SP武川製スーパーヘッド4V 124ccキットを用いてチューニングされており、FCR28キャブレターで圧倒的なパワーを獲得。パワーに対応させるため、やはりSP武川製のスペシャルクラッチを装着してあり、乾式であることを利用してクラッチも車体と同じカラーリングに塗装してある。

グリーンのカラーリングを引き立てるようにタンクやサイドカバー、フロントフォークにはピンストライプを施して単色による間延び感を避けている。またタンデムバーやスタンド、マフラーステーなどはツイスト加工したものに変更してあり、輝きと同時に複雑な模様のように見せる工夫も盛り込んだ。

ところが前後フェンダーは定番であるメッキパーツを使っていない。あえてグラスティのステッカーを貼りまくることで、塗装やメッキにはない遊び心を演出している。またローライダーらしさということで、グリップやウインカーはハーレー・ダビッドソン用を装着している。小さなこだわりだがローライダーを目指すなら欠かせないポイントと言えそうだ。

3年も悩んだカラーリング!

ピンクの車体色が女性オーナーらしさを感じるシャリイで、オーナーはあられサン。その名の通り、漫画のアラレちゃんをイメージしたカラーリングなのだが、実はここに行き着くまでに3年もの歳月がかかっている。悩みに悩んだ結果、選んだカラーリングで今回のモンキーミーティングは初お披露目となった。

実はあられサン、これでシャリイは2台目なのだとか。そこで2台目はチョップした仕様にするべくカスタムを開始。ただ走れない仕様にはしたくなかったそうで、エンジンマウントは2センチアップさせて最低地上高を確保している。しかも前後ホイールはGクラフト製の10インチとしているので、さらに走りを楽しめる車体構成と言えそうだ。

もちろんエンジン&ミッションはチューニング済み。排気量を110ccまで拡大させたエンジンにはCR26キャブレターが組み合わされ、シャリイらしからぬ運動性能を獲得している。面白いのはミッションで、SP武川製の5速ミッションなのだが、使ったのはモンキー用ではなくジャズ用。カウンターシャフトの都合から選んだのだろう。

マフラーはシャリイに装着されるのがまれなアクラポビッチ製とされていて、吸排気系チューンの要であるのと同時に音でも楽しめる。下回りはスイングアームやホイールリムなどがメッキなので、サイレンサー部がメッキと直るマフラーともども一体感のある仕上がりだと言えそうだ。

このカラーリングに決まるまで3年もかかったと紹介したが、その間はなんとサフェーサー仕上げのまま乗っていたそうだ。どれだけ悩んだのかを物語るエピソードだが、悩んでいる間も実は楽しい時間だったのではないだろうか。

