恐々と滑らせないように走っては
いつまでもスキルアップは望めない

レースやチューニングカーのタイムアタック、市販車の開発やタイヤの開発などでも大活躍。ドリフトも得意で、カウンターステアに関しても多くのドライバーにレクチャーしてきた経験がある。本連載ではそのレッスンのカリキュラムを6ステップに凝縮して紹介。実践すれば、アナタも1日でカウンターステアが当てられるようになるはずだ。
ドラテク向上、そしてサーキットでのタイムアップを図っていくうえで、避けては通れないのがカウンターステア。
タイヤのグリップの限界はタイヤが滑り出すまでわからないもの。
しかし、リアが流れることを恐れて、つねにタイヤを滑らせないように走っていると、いつまで経ってもタイヤのグリップのいちばん美味しいところはつかめないし、何よりビクついて走っていたのでは面白くないはず。だからこそ、カウンターステアの習得が必要!

カウンターステアに自信が持てるようになると、クルマが少々流れたとしてもヒヤリとすることがなくなるし、スピンやクラッシュのリスクも軽減する。さらには、よいタイムを少ない周回で出せるようにもなる。佐々木講師も、
「カウンターステアを覚えると、スキルアップも早くなるし、何よりドライビングが楽しくなる。タイヤの限界を超えて、わずかにタイヤが滑り出したとき、それをカウンターステアでコントロールできるようになれば、安全性も高まるし、クルマが手のうちにあるという実感が湧いて、より走りが気持ちよくなる。
グリップ走行派のドライバーも、ぜひ、カウンターステアに自信が持てるよう練習してほしい」と語る。
慣れない人には難しく思えるカウンターステアだが、ここでいうカウンターステアとは、狭義の意味の『逆ハンドル』だけでなく、舵角を戻したり、アクセルを緩めたりして、必要以上に増えてしまった、曲がる力=ヨーイングを減少させることを指す。
「テールが出ちゃった→カウンターステア、という練習から入るから難しくなるんです。まず、意図的にテールを出すことから練習を始めて、流れたテールを狙った位置で止めることからやってみましょう。
今回はカウンターステアを身につけるために、6つのステップを考えてきました。ポイントは、ジムカーナ場などの広い安全な場所で練習自体を楽しむことです。クルマはL.S.D.付きのFRがベスト。

最初は太いタイヤを履くのではなく、細いタイヤが適しています。ZN6 86でいえば、純正の16インチでOK。
この練習を通じて、自身でテールを振り出すことができて、それを止めることができるようになれば、カウンターステアには十分自信が持てるはず。1日集中して取り組めば、誰でもカウンターステアのコツがつかめます。
仲間とジムカーナ場を貸し切って、楽しみながら練習してみてください。」という。
次回 第1回 STEP① アクセルターンをやってみる

静止状態から強制的にテールスライドを起こす。怖くない1速での超低速域で、恐怖心の克服からスタート。
9月18日 19:10~配信予定 お楽しみに!
■REVSPEED
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