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MLJ
JEEP Wrangler Unlimited Rubicon by TIGER AUTO/ NEW DEFENDER 110 OVERLAND STYLE
アメリカを魅了したミリタリーデザイン

MLJ(エムエルジェイ)は、常にアメリカンホイールの最新トレンドを日本へ導入してきた。全米最大手のホイールサプライヤーであるWHEEL PROS(ホイールプロ)社の日本代理店を務めるなど、特にオフロード系ブランドを中心に輸入している。
今年の目玉として取り上げたいのは、今、全米で人気沸騰中にして、ここ日本への導入も始まったばかりというブラックライノだ。数あるオフロード系ブランドの中でも、とくにミリタリーデザインに特化したことが人気の理由だった。表層のデザイン性だけではなく、実際、ミルスペックを感じさせる強度や剛性、信頼耐久性を備えるという。彼の地では3トンを超えるようなアメリカンSUV&ライトトラックの足もとを難なく受け止める。
東京オートサロンには、ブラックライノを装着したジープ ラングラーと、ランドローバー ディフェンダーが展示された。前者はジープカスタムの老舗にして正規ディーラーも務めるタイガーオートが、後者はハズし技のごとくあえてイギリス車にブラックライノを持ち込んだ国産クロカン系ショップのオートフラッグスが製作した。
タイガーオートのラングラー アンリミテッド ルビコンは、タイガーパッケージと銘打ったコンプリートカーである。足もとを支えるホイールはコンボイという。“護衛”の意味に象徴されるように、いかにも強くたくましい造形を持つ。ミリタリーらしいのに都会でも映えそうなゲーターグリーンの色味もいい。
オートフラッグスのディフェンダーにはアクスルが装着される。スチールホイールのように加飾を廃したシンプルなディスクにピアスボルトが埋め込まれる表情は、いかにもミルスペックっぽい。ブラックライノはこれらの他にも数多くのラインナップを持ち、どれもがタフな表情に満ちあふれていた。
リアルアメリカンの共演

加えて、ホイールプロ社の王道ブランドであるKMCホイールも紹介したい。いつも鮮度抜群のアメリカ車を仕入れ、アメリカントレンドを意識したカスタムに定評のあるエックス・ロウ・ディープスが仕立てたフォード ブロンコに、KMC545トレックが組み合わされた。これは9つのヘキサゴンホールで構成されるディスク面が特徴的だ。ラフカントリーのリフトアップキットによって2インチほど上げた状態で、外径35インチのオフロードタイヤとともに17インチが収まっていた。
このように、鮮度抜群のオフロードホイールで埋め尽くされたエムエルジェイ・ブースは、たとえクルマがアメリカンSUV&トラックでなくても採り入れたくなる。日本での車検対応を含めたきめ細かい導入体制を続けているところもエムエルジェイの特徴だ。それはアメリカンオフロードホイールをぐっと身近にしてくれるような存在である。
REPORT/中三川大地(Daichi NAKAMIGAWA)
【関連リンク】
・MLJ 公式サイト
http://www.mljinc.co.jp