プレイバック! 東京オートサロン2022【MLJ】

ミリタリー風味のアメリカンオフロードホイールで会場を席巻 【MLJ:東京オートサロン2022】

東京オートサロン2022、MLJの出展ブース
エムエルジェイはブース全体をラフロードやアウトドアシーンに仕立てた迫力のあるブース構成で各々のブランドを訴えた。デモカー以外にも多数のホイールが展示された。
2年ぶりに開催された東京オートサロン2022。今回も魅力的かつ個性的なメイクスが多数出展され、クルマ趣味の多様性と可能性を存分にアピールしていた。ここでは会場で見かけた多くの出展から、GENROQ Webが厳選したモデルを紹介していく。

MLJ
JEEP Wrangler Unlimited Rubicon by TIGER AUTO/ NEW DEFENDER 110 OVERLAND STYLE

アメリカを魅了したミリタリーデザイン

東京オートサロン2022、MLJの出展ブース
国産クロカン系の名手オートフラッグスがパラダイムというブランドで製作したディフェンダー。ボディカラーと統一性のある色味のアクスル(9.5J×18インチ)を装着する。

MLJ(エムエルジェイ)は、常にアメリカンホイールの最新トレンドを日本へ導入してきた。全米最大手のホイールサプライヤーであるWHEEL PROS(ホイールプロ)社の日本代理店を務めるなど、特にオフロード系ブランドを中心に輸入している。

今年の目玉として取り上げたいのは、今、全米で人気沸騰中にして、ここ日本への導入も始まったばかりというブラックライノだ。数あるオフロード系ブランドの中でも、とくにミリタリーデザインに特化したことが人気の理由だった。表層のデザイン性だけではなく、実際、ミルスペックを感じさせる強度や剛性、信頼耐久性を備えるという。彼の地では3トンを超えるようなアメリカンSUV&ライトトラックの足もとを難なく受け止める。

東京オートサロンには、ブラックライノを装着したジープ ラングラーと、ランドローバー ディフェンダーが展示された。前者はジープカスタムの老舗にして正規ディーラーも務めるタイガーオートが、後者はハズし技のごとくあえてイギリス車にブラックライノを持ち込んだ国産クロカン系ショップのオートフラッグスが製作した。

タイガーオートのラングラー アンリミテッド ルビコンは、タイガーパッケージと銘打ったコンプリートカーである。足もとを支えるホイールはコンボイという。“護衛”の意味に象徴されるように、いかにも強くたくましい造形を持つ。ミリタリーらしいのに都会でも映えそうなゲーターグリーンの色味もいい。

オートフラッグスのディフェンダーにはアクスルが装着される。スチールホイールのように加飾を廃したシンプルなディスクにピアスボルトが埋め込まれる表情は、いかにもミルスペックっぽい。ブラックライノはこれらの他にも数多くのラインナップを持ち、どれもがタフな表情に満ちあふれていた。

リアルアメリカンの共演

東京オートサロン2022、MLJの出展ブース
日本には未導入である新型フォード ブロンコを持ち込むエックス・ロウ・ディープスらしい1台だ。赤色のボディに対して、サテンブロンズのKMC545トレックが似合う。

加えて、ホイールプロ社の王道ブランドであるKMCホイールも紹介したい。いつも鮮度抜群のアメリカ車を仕入れ、アメリカントレンドを意識したカスタムに定評のあるエックス・ロウ・ディープスが仕立てたフォード ブロンコに、KMC545トレックが組み合わされた。これは9つのヘキサゴンホールで構成されるディスク面が特徴的だ。ラフカントリーのリフトアップキットによって2インチほど上げた状態で、外径35インチのオフロードタイヤとともに17インチが収まっていた。

このように、鮮度抜群のオフロードホイールで埋め尽くされたエムエルジェイ・ブースは、たとえクルマがアメリカンSUV&トラックでなくても採り入れたくなる。日本での車検対応を含めたきめ細かい導入体制を続けているところもエムエルジェイの特徴だ。それはアメリカンオフロードホイールをぐっと身近にしてくれるような存在である。

REPORT/中三川大地(Daichi NAKAMIGAWA)

【関連リンク】
・MLJ 公式サイト
http://www.mljinc.co.jp

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