コンセントもUSBもシガーソケットも……多様化する今どきの「ポータブル電源」事情【キーワードでたどる旬のカーグッズ・ムーブメント 2022-23 CarGoodsMagazine】

ポータブル電源からはAC100V電源の他、スマホの充電などに使えるUSB電源、クルマのアクセサリーなどが使用できるDC12Vなど、多彩な電源を確保できるのだ。
ポータブル電源を始め、モバイルバッテリーやジャンプスターターなどTPOに合わせてその種類も多様化している。電源容量も使用目的に合わせて様々なサイズがリリースされているのが現在の実情だ。

様々な種類の電源を供給できるポータブル電源は容量もスタイルも多様化

“ポータブル電源”はAC100V(コンセント)やUSB電源、DC12V(シガーソケット)など様々な種類・電圧の電源供給が行える、モバイル・パワーサプライの象徴的存在だ。様々なニーズに応えるため、電源容量やスタイルも多様化し、予算や使用目的に合う最適な電源容量のポータブル電源を選べるようになっている。
直近ではカーDIYでおなじみのエーモンが展開するブランドのOGC『コントロールボックス』のような“バッテリーレス”タイプも登場。最近流行の車内泊やキャンピングカーなど、様々なカーライフスタイルにも対応できるようになっている。

OGC『コントロールボックス 8623(実勢価格:3万3000円前後/税込)』
市販のDC12Vディープサイクルバッテリーを接続することで、AC100VやUSB電源などを簡単に取り出すことができる、新発想のバッテリーレス・ポータブル電源システム。

突然のバッテリー上がりに対処できるジャンプスターターも進化

クルマを長く運転しているドライバー諸氏なら、一度は体験したことがあるだろうバッテリー上がり。何の前触れもなく突然エンジンが掛からなくなり、救援車やJAFを呼んで、ジャンプスタートというのが一般的な対処法だ。ところがモバイルジャンプスターターがあれば、実はひとりでも対処可能になるのだ。
現在モバイルジャンプスターターは、リチウムイオン充電池タイプとキャパシタタイプの2種類が存在する。普段はスマホの充電などに使えて、いざという時はバッテリー上がりにも対処できるのが前者。事前の充電が不要で、弱ったバッテリーから電気を蓄電できて、一気に電気を放出することでバッテリー上がりに対処できるのが後者のキャパシタタイプだ。

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普段は楽しく活用して、いざという時の備えにも!

ポータブル電源もモバイルジャンプスターターも、何かしらのアクシデントがあった時に必要とされるいわば非常時用アイテムなのだが、キャンプや車内泊など、レジャー時や普段の時でも、気軽に電源を確保できる便利アイテムでもある。また、これらのモバイル・パワーサプライは種類にもよるが、普段から定期的に充電や放電をするなどメンテナンスをしっかりしていないと、いざという時に最高のパフォーマンスを発揮できないこともある。
普段は気軽に楽しく使いながら、いざという時に備えよう。

BELLOF『クイックバッテリーチャージャー・アクティブ 16000mAh(価格:2万7500円/税込)』
ジャンプスタート機能はもちろんのこと、BluetoothスピーカーやLEDライト機能を内蔵。そのネーミング通り、アクティブに使いこなせるモバイルジャンプスターター。

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