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表面改質技術で摩耗を低減 機械のメンテナンスサイクルを延長 日本精工:「高精度・長寿命ボールねじ」を開発

  • 2018/11/06
  • Motor Fan illustrated編集部
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日本精工(NSK)は、高精度・長寿命ボールねじを開発した。新技術を採用したサンプル品の提供を2019年1月より開始し、2020年春から製品のリリースを予定している。

 近年、工作機械や半導体製造装置市場では機械の高機能化が進んでおり、送り駆動機構には高速化・高精度化・高剛性化等による「加工能力」、生産性の安定・向上やメンテナンスフリー化に応える「省力化」が強く要求されている。こうした要求に、NSKはボールねじの転走面の改質に着目し、技術開発を進めてきた。高精度・長寿命ボールねじは、位置決め精度要求の厳しい機械に適しており、中でも極めて高い位置決め精度が求められる金型加工マシニングセンタや放電加工機などに最適。


1. 摩耗を抑制し、精度寿命を向上
ボールねじの転走面に世界で初めて表面改質技術を採用することにより、油膜形成能力を飛躍的に向上させた。油膜が形成されにくい低速・揺動・小ストロークでの検証運転では、高精度・長寿命ボールねじは、現行品に対して予圧残存率で3倍の摩耗抑制効果を発揮した。
油膜形成能力の向上により、溝と鋼球同士の接触による摩耗が抑制され、位置決め精度寿命の長期化につながる。

2. 寿命の延長
位置決め精度の長寿命化により、機械のメンテナンスサイクルが延長される。

 NSKは、サンプル品を2018年11月1日(木)~11月6日(火)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「JIMTOF2018 第29回日本国際工作機械見本市」に出展する。

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