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MotorFan.jp メカニズム詳密解説シリーズVol.11『MAZDA CX-3』 マツダCX-3のメカニズムを徹底解説!-フルスカイアクティブの採用

  • 2018/08/18
  • ニューモデル速報
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補器類の配置

前方吸気、後方排気のレイアウトで、ターボチャージャーはブロック後部に配置。インタークーラーは水冷式で、樹脂製インテークマニホールドと一体化されているので外からは見えない。

ナチュラル・サウンド・スムーザーの構造

ピストンピンの内部に、ダイナミックダンパーを組み入れることでノック振動を打ち消し、ディーゼルエンジンの音質をより静粛化させる新機構。AT車にオプションで用意される。

ピストンの形状

インジェクターから噴射された燃料を勢い良く燃焼室内に広げられるように、ピストントップの中央部を持ち上げている。またスキッシュ面積低減のために、全周に段を設けた。

ピストンピンとダンパー

写真の左が、ナチュラル・サウンド・スムーザーの本体と言えるダイナミックダンパーだ。写真の右のピストンピンの内部に収められる。

近接音の比較

赤い線がナチュラル・サウンド・スムーザー装着車のエンジン音で、黒い線が非装着車のもの。発進時やゆっくり加速する時のノック音が、効果的に抑えられている。

6速オートマチックトランスミッション

低燃費とMTのようなダイレクト感を目標に開発された6速ATを用意。トルクコンバーターのロックアップ領域を大幅に拡大し、一般的なステップ式ATとは異なる優れたフィーリングを得た。

ATユニットの構造

CX-3のエンジンルームに収めるために、アクセラのユニットから軸間距離を短縮するなどしてコンパクト化。エンジンと協調制御することで、変速ショックを抑えている。

6速マニュアルトランスミッション

軽快かつ節度感のあるシフトフィールのMTもCX-3は全グレードで選択可能。シャフト長の短いレバーでノブの倒れ角を大きくし、ポジションを認知しやすくしている。

MTユニットの構造

シフトストロークは45㎜に設定され、シンクロ機構を細かくチューニングすることでフィーリングを改善。スライドボールベアリングより、摺動部の抵抗も徹底的に軽減した。

トルクコントロールユニット

リヤデフの前方に配置されているのが、前後トルクを配分するユニット(矢印の部分)。CX-5の4WDシステムからリヤデフと合わせて小型化され、約20%の軽量化も実現している。

4WDのトルク配分機構

多板クラッチを電子制御でコントロールし、後輪へのトルク配分を自在にコントロール。レスポンスを高めるために、常に後輪にわずかにトルクを分配しているのが特徴だ。

i-ACTIV AWDのシステム

様々なセンサーを活用して、ドライバーの意図や走行状況などの情報を収集し、前輪スリップの予兆を検知。タイヤの滑りや過度な後輪駆動を避けることで、エネルギー損失も抑えている。

トーションビーム式リヤサスペンション

スカイアクティブ-シャシーの知見を継承し、トーションビームアクスルの取り付け位置を高めに設定。路面からの入力による振動を減少させるとともに、高速域での直進安定性を高める狙い

マクファーソンストラット式フロントサスペンション

キャスターを寝かせることで、優れた直進安定性としっかりとしたステアリングの手応えの獲得を図る。その上でリニアな車両の応答性を得られるようチューニングを進め、軽快な走りのフィーリングを得た。

4WD車のリヤサスペンション

ドライブシャフトの通るスペースの確保や、車重の違いに対応するためにビームの形状を変更。サスペンション形式はそのまま継承している。

ステアリングシステム

デミオと比較してやや高めの車高なので、コーナリング時のロールを安定させつつ操舵に対するレスポンスを高められるよう、ギヤレシオを変更。マウントもより強化された。

タイヤ&ホイール

「XD」のみが16インチホイールで(写真左)、扁平率も60となる。その他のグレードは18インチにアップされ(写真右)、ホイールに切削加工も施される。

ヒューマン・マシン・インターフェイス

安全性を最優先に考える、マツダ新世代のコクピット環境をCX-3にも採用。後述するアクティブ・ドライビング・ディスプレイとセンターディスプレイがその中心となる。

マツダコネクト

オーディオや携帯電話の操作、燃費情報や様々な車両設定を一括して行なえる、マツダ独自のカーコネクティビティシステム。システムのアップデートで機能を強化できる。

ナビゲーションシステム

マツダコネクトのナビ機能は、地図データなどがインストールされているディーラーオプションのSDカードを、スロットに装着することで実現する仕組みだ。

アクティブ・ドライビング・ディスプレイ

メーターパネル上部のミラーに情報を表示。ドライバーの視線と焦点の変動を抑えることで、安全運転に寄与する。

コマンダーコントロール

センターディスプレイに映されている情報を見ながら、手元で直感的に操作することを追求したデバイス。ステアリングから自然に手を下ろした位置にスイッチ類をレイアウトする。

先進安全技術

ミリ波レーダーや単眼カメラ、近赤外線センサーを駆使して車両周辺の情報を検知しドライバーに警告。追従型クルーズコントロールや自動ブレーキも備えている。

i-ELOOP

電気エネルギーを効率的に回収できるキャパシター(丸で示した部分)と専用オルタネーターにより、エンジン発電負荷を低減させ、燃費を向上させるシステム。上級グレードのAT車にオプションで用意される。

モーターファン別冊ニューモデル速報 No.511 マツダCX-3のすべて

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