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AUDI A8 60TFSI quattro アウディA8 60TFSI quattro:ハイテク満載のA8はサイズを感じさせない身のこなし A8試乗記①

  • 2019/01/14
  • MotorFan編集部
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アウディA8 60TFSI quattro 価格○1510万円 (試乗車はオプション込みで1857万円)

プレミアムブランドのフラッグシップモデルは、最新技術の見本市のような様相を呈している。技術の進化がもたらす恩恵を少しでも早くユーザーに届けたいという思いからそうなっている面もあるが、同時に「どうだ、ウチの技術はすごいだろ」と見せつけている面もある。2018年9月5日に国内で発表された4世代目にあたるアウディA8も例に漏れず、最新技術が満載だ。ジャーナリスト世良耕太が試乗した。まずは技術紹介から。

TEXT & PHOTO◎世良耕太(SERA Kota)

 ハイライトのひとつは先進安全技術で、量産車としては世界で初めてレーザースキャナーを搭載した。レーザースキャナーはLIDAR(Laser Imaging Detection And Ranging:ライダー)とも呼ばれる装置で、周辺の物体と形状を3次元で測定する。A8はセンシングの精度向上につながるレーザースキャナーをフロントバンパーに搭載している。

A8には、いま考え得るすべてのセンサーが付いている。その数23個。

 A8はレーザースキャナーに加え、超音波センサーを12個、360度カメラを4個、フロントカメラを1個(つまり単眼)、中距離レーダーを4個、長距離レーダー1個を搭載している。センサーの数は全部で23個だ。数が多いからエライのではない。運転支援機能の精度や機能向上のための23個だ。

フロントには、量産車で初めてLiDARを採用している。サプライヤーは、ヴァレオ。ヴァレオで名称は、SCALA。

 その、23個のセンサーを搭載したA8は、技術的にはレベル3の自動運転が可能だ。同一車線内であれば、アクセルペダルやステアリング、ブレーキの操作を発進から停止に至るまで完全に車両が代行する。前後に加えて横方向の動きをアシストしてくれるレベル2と異なるのは、ドライバーが常に車両制御を管理する必要がないということだ。レベル3のシステムが機能している間、ドライバーはその気になれば、スマホの画面に視線を落とすなど、運転以外の行為が可能になる。

 ただし、このような行為は技術的には成立しても現在の法律ではNGで、A8が搭載するアダプティブドライブアシスト(ADA)は、従来のアダプティブクルーズコントロール(ACC)の進化版に位置づけられている。速度が設定の範囲(0〜250km/h)であれば、設定された車間を守ってシステムが自動的に加減速操作を行ない、車線から逸脱しないよう、状況に応じて、ある程度までステアリング操作をアシストする。あくまでも、運転の主体はドライバー。システムはアシスト役に徹する。

 今回の試乗は短時間(約1時間)だったこともあり、一応、システムは起動してみた、というレベルにとどまっている。信頼するに足るシステムかどうかを語るほどの距離と時間をA8と一緒に過ごしていない。レーザースキャナーを搭載した、技術的にはレベル3の自動運転が可能なシステムを搭載したクルマが実用化される時代になったのか、との感慨を覚えるのみである。

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