愛車を活かしてキャンピングカーにするという選択

EAZY CAMPERの特徴は、完成車としてのキャンピングカーを購入するだけではなく、いま乗っている愛車や希望するベース車を活かしてカスタムできる点にある。
ハイエース、NV200、タウンエースなどのベース車に加え、新車・中古車、持ち込みカスタムにも対応可能だ。
この柔軟さは、初めて車中泊仕様を検討するユーザーにとって大きな魅力だ。すでに所有している車両を活かせるのであれば、ゼロから本格キャンピングカーを購入するよりも導入のハードルは下がる。中古車をベースにすれば、車両選びの自由度も広がる。
もちろん、どの車種でも同じようにカスタムできるわけではない。実際には、ベース車両の状態や年式、グレード、車検対応などの確認が必要になる。それでも「愛車をキャンピングカー化する」という選択肢は、日常使いとアウトドアを1台で楽しみたい人にとって現実的な提案といえる。
核になるのは自社開発の「JIZAI」シート

EAZY CAMPERの核となるのが、自社開発の「JIZAI(ジザイ)」シートである。
一般的な車中泊カスタムというと、荷室にベッドキットを設置するイメージが強い。しかし、それだけでは移動中の快適性や、停車時の過ごしやすさまでは十分にカバーしにくい。
EAZY CAMPERはそこに着目し、走行時の座席、停車時のくつろぎ空間、就寝時のベッドスペースという3つの役割を、ひとつのシートアレンジでつなげている。
普段はセカンドシートとして使い、目的地に着けば対面レイアウトへ変更できる。そして夜になればベッドモードへ展開し、車内を就寝スペースに変えられる。これがEAZY CAMPERの考える車中泊仕様の基本形だ。
つまり、単なるベッドキットではなく、「走る」「くつろぐ」「寝る」という、クルマで過ごす時間の流れそのものを見直したカスタムだといえる。
こうした設計思想は、日常使いとレジャーを1台で両立したいユーザーにとってわかりやすい。普段は普通のワンボックスとして使い、必要なときだけ車中泊モードへ切り替える。EAZY CAMPERは、その切り替えのしやすさを重視している。
全部入りではなく、必要なものを選ぶ発想
キャンピングカーの世界では、装備の多さが魅力として語られることも多い。シンクや冷蔵庫、サブバッテリー、外部電源、電子レンジ、収納家具など、快適性を高める要素はいくらでもある。
しかし、装備が増えれば増えるほど、車内スペースは埋まり、重量は増え、価格も上がる。さらに、維持管理の手間も大きくなる。
長期旅行や本格的な車中泊を前提とするなら、それらの装備は大きな武器になるが、週末のキャンプや登山、釣りやサーフィン、愛犬とのおでかけなどが中心であれば、必ずしも最初からフル装備である必要はない。
EAZY CAMPERは、シンプルなベース仕様に必要な装備を後から追加できる構成を提案している。シートの広さや空間の使いやすさを軸にしながら、自分の使い方に合わせて装備を選んでいける点が特徴だ。
この考え方は、ライトな車中泊ユーザーと相性がいい。たとえば、まずはベッドと対面レイアウトを中心に車中泊を始め、必要に応じてポータブル電源や収納、調理器具、照明などを追加していく。使い方が固まってから装備を増やせるため、無駄な投資を抑えやすく、自分なりの仕様に育てていける。
とくに車中泊初心者の場合、実際に使ってみないと必要な装備はわかりにくい。夏場に使うのか、冬場に使うのか。キャンプ場中心なのか、道の駅やサービスエリアでの仮眠が中心なのか。ペットと一緒に出かけるのか、夫婦2人で使うのか。使い方によって、必要な装備は大きく変わる。
だからこそ、最初からすべてを載せるのではなく、必要なものを選んでいく発想は合理的だ。
数時間で架装完了という手軽さ
一般的に、キャンピングカーというと、納車までに長い期間がかかるイメージがある。
ベース車両の手配、架装内容の打ち合わせ、部品の準備、実際の施工など、さまざまな工程を経るからだ。とくにフル装備のキャンピングカーであれば、その傾向は強い。
それに対してEAZY CAMPERは、JIZAIシート、対面キット、ベッドキットといった構成を軸にすることで、短時間で車中泊仕様へと仕上げられる点も特徴である。
もちろん、ベース車両を新たに用意する場合や、追加オプションの内容によって条件は変わる可能性があるため、事前確認は必要だ。しかし、少なくとも愛車を持ち込んでカスタムするという前提で見れば、このスピード感は大きな魅力だ。
普段使いできるキャンピングカーとしての現実味
EAZY CAMPERが向いているのは、クルマを完全な旅の拠点にしたい人だけではない。むしろ、普段使いの延長で車中泊やアウトドアを楽しみたいユーザーに合っている。
たとえば、週末にキャンプへ行く。釣りやサーフィン、登山など趣味の前乗りに使う。愛犬とのおでかけで、休憩スペースとして活用する。こうした用途では、大型の本格キャンピングカーよりも、日常使いできるベース車のほうが扱いやすい場面も多い。
一方で、車内で本格的に調理したい、長期間の旅をしたい、夏場や冬場も車内で長時間快適に過ごしたいという場合は、電源や空調、断熱、給排水設備まで含めて仕様を検討する必要がある。
EAZY CAMPERは、フル装備のキャンピングカーというより、普段のクルマに必要な車中泊機能を加えていくカスタムだ。単に価格を抑えるだけでなく、使い方に対して無駄のない構成であることも、その魅力を支えている。
ライトで自由な車中泊スタイルを求めるユーザーにとって、EAZY CAMPERはキャンピングカーをより身近にする現実的な選択肢といえるだろう。
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