Q.複合コーナーの走り方がわかりません

A.コーナー後の直線の長さにより
「犠牲にする箇所」を選択してメリハリをつけます

大きなクランクのように、コーナーが連続する。ひとつ目は曲がれたのに、ふたつ目はアプローチがきつくて、外へ飛び出しそうでどうにもならない。よく僕が相談を受ける、悩むパターンです。

陥りやすいのは、前のコーナーと後のコーナーをつなぐ直線区間が短い場合です。初めを頑張り過ぎて、次のコーナーでは慌ててハンドルを切らないとならない。

ひとつ目のコーナーを、アウト・イン・アウトのラインで行ったために、次のコーナーのアプローチまで横Gも残って、ふたつ目の取るべきラインへ進めない。

ふたつ目のコーナーまで十分な距離があれば、いずれのコーナーもアウト・イン・アウトで抜けられます。ですが、区間が短いと難しい。何でもアウト・イン・アウトは正解ではありません。ケースバイケースです。

直線区間が短ければ、両方のコーナーで速さを取る気持ちを抑えて、一方は目をつむり、もう一方を確実に曲がる。それが速さやタイムにつながる解決策です。

画像上のコーナーのライン取りは、次のコーナーに無理なく入れるよう、見極める必要があります。

この例では初めの左コーナーは、コーナー出口をコースの真ん中付近に考え、アウト・イン・ミドルのラインで立ち上がるとよいですね。次の右コーナーが楽になります。

視線も大切です。ひとつ目のコーナーのクリッピングポイント(以下CP)では、できればふたつ目のコーナーにやる。「次はここにいる」と意識して、視線で自身の行動を先回りします。コーナーの外側を見ていては、クルマも外に向かっていってしまいます。

ブレーキ・コーナー入口・CP・出口。操作点を規準に視線を移すより、気構えに余裕がつくれます。成功と失敗。走行ラインをデータロガーでも検証すると、理由がグラフや数値からわかり、攻略のヒントが得られます。練習を続けるうえで効果的であり、僕もドラテクの向上に活用しています。


次回 ドラテクQ&A Part1-番外編 連続写真で解説 梅田 剛のステアリング・ブレーキ連携操作 筑波サーキット 1コーナー

11月1日 19:10~配信予定 お楽しみに!


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