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MotorFan.jp メカニズム詳密解説シリーズVol.10『HONDA S660』 ホンダS660のメカニズムを徹底解説!

  • 2018/08/11
  • ニューモデル速報
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シャシーレイアウト

交差点を曲がる時や車線変更時でもスポーツカーらしい軽快さが感じられつつ、ロングドライブも苦にしない落ち着いた乗り心地を備えるという、かなり高い目標を設定して開発。エンジンルームへの冷却風を妨げないように、フューエルタンクは中央部が薄くなっている。

マクファーソンストラット式フロントサスペンション

イニシャルでキャンバー角を-0.5度として、ロールするにつれてタイヤのトレッドを幅広く接地させる設定。ボディへの取り付け方法を工夫してフード高を低く抑え、スタビライザーも備えている。

マクファーソンストラット式リヤサスペンション

軽自動車では珍しい独立懸架のリヤサスで、こちらもイニシャルでキャンバー角を-1.5度とネガ方向にしている。サスペンションメンバーはアルミのダイキャスト製だ。

前後異径タイヤ

重量配分がリヤ寄りのために、タイヤサイズはフロントが165/55R15に対してリヤは195/45R16。銘柄はスポーツラジアルとして定評があるADVAN NEOVA AD08Rで、横浜ゴムと共同開発した。

ステアリングの構造

ギヤボックスを前輪中心よりも前に置き、コーナリング中のスタビリティを高める設定。電動アシスト機構はモーターとコラムシャフトを1クラス上のフィット用から流用した。

ヨー慣性倍率

ヨー慣性モーメントをホイールベースで割った「慣性倍率」は、世界トップクラスの水準。ホイールベースの短いクルマほど不利となるが、S660は重量物をできるかぎり車体中心に集め、これを達成した。

ブレーキシステム

ブレーキング時にもリヤの浮き上がりが抑えられるミッドシップの特徴を活かすために、ローターは前後とも260㎜の同サイズ。またホイールとローターのサイズが近いため、ルックスもスポーティだ。

バッテリーの配置

電装系部品で最も重いバッテリーは、ダッシュボードロワ直前のほぼ中央にレイアウト。これは初代NSXと同じ場所だ。搭載位置も可能なかぎり低くしている。

アジャイルハンドリングアシスト

コーナー内側の車輪に軽くブレーキをかけることで、操舵入力から旋回までの応答性を向上。直進状態に戻る際には反対側のブレーキを作動させる。軽自動車では初の採用だ。

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