新型スープラの詳細スペックとともにトヨタ86開発時の思い出秘話も収録! 『新型スープラ開発者』多田哲哉CE×『OPTION総帥』稲田大二郎のスペシャル対談が実現!
- 2018/08/23
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MotorFan編集部
ここ最近、新型スープラへの期待感が反映されてか、開発責任者である多田哲哉チーフエンジニア(以後多田CE)の新型スープラに関するインタビューが各自動車メディアに頻出している。
多田CEといえばトヨタ86を開発したことでも良く知られる存在だが、トヨタ86が誕生した2012年当時から、我々メディアに対して非常に多くのヒントを与えてくれている。それは、トヨタ86のスポーツカーとしての開発思想やトヨタ86の楽しみ方、そしてカスタマイズの可能性など、メディアとしても本当に勉強になることが多かった。そんな言葉の一つ一つからは、多田CEの人間性はもちろんのこと、トヨタ自動車のリベラルな社風も垣間見ることができた。
そんな多田CEのメッセージに対し読者からの反響は特に大きく、それがさらにトヨタ86の魅力を高め、トヨタ86の人気を不動のものにした。そして多田CEの声に応えるように、ユーザーそれぞれがそれぞれの楽しみ方を体現してみせ、現在に至っている。
ハナシを戻すが、最近、多田CEは新型スープラに関して非常に多くのことを語ってくれるようになった。
多田CEによれば、新型スープラの開発については、現在概ね商品化に向けた仕様が固まった段階で、2019年初旬の発売に向けて工場や部品調達の最終調整を行なうプロセスに入っているらしい。
BMWとの共同開発については、とても困難な作業が続いたようだが、粘り強い交渉や説明を重ねることで、BMW側としての着地点である新型Z4とはまったく異なるフォルム、そして『ピュアスポーツカー』としての走行性能を実現できたという。
「徹底的に重量配分にこだわりました。ホイールベースも短くするとともに、超高速域での直進安定性を高めるためにオーバーハングも長めにしました。軽量化も(共同開発の)BMWとともに追求し、徐々にリアが軽くなっていったのをエンジンをすこし(後方に)下げた」と、多田CEはそのこだわりを語っている。
また、エンジンは直6のBMW製エンジンを搭載し、直4の可能性も否定はしていない。ミッションは現状ではMTのラインアップはないが、性能面でみるとMTのメリットは実はあまりないのだという。
そして、この新型スープラが開発されるに至った、豊田章男社長の思いが強く伝わるストーリーも語ってくれた。
「トヨタ自動車の豊田章男社長は、社長に就任する前、つまり今から10年以上前からニュルブルクリンクなどで(先代の80)スープラを使ってドライビングのトレーニングをやってきました。ニュルでは欧州の他の自動車メーカーのCEOもけっこう練習しているのですが、彼らは自分のメーカーの最新型のスポーツカーで走っています。しかし、豊田は古いスープラで走るしかなかった。それが、豊田にとってはとてつもないコンプレックスでした」
そんな多田CE。実は、8月25日(土)に発売となるチューニングカー雑誌OPTIONの創刊500号記念特大号Part2での巻頭特別対談企画「多田哲哉×稲田大二郎」にご登場いただいている。
実は多田CE、トヨタ86の開発プロジェクトが立ち上がった2008年当時にトヨタがスポーツカーを開発するにあたって、なんとOPTION総帥である稲田大二郎に相談していたというのだ!
「稲田さんとハナシをしたなかで一番印象に残っているのは、AE86の話題。ベースは特別すごいクルマではないんだけど、世界中のチューナーさんたちがカスタマイズしてくれて、その後何十年も愛されるクルマになりました。あれでいいんだと気づかされましたね。僕らはあくまでもベースを提供することが重要で、そこから先はみんなが好きにしてくれればいい。そう思えるようになったんですよね」と当時の思い出を語ってくれた。
その他、もちろん新型スープラに関する稲田大二郎の厳しい突っ込みに対し、真摯にお応えいただいた多田CE。新型スープラの登場が非常に楽しみになるとともに、多田CEの実直な開発姿勢に心打たれることは間違いない。
チューニングカー好きだけでなく、すべてのクルマ好きに読んでいただきたいインタビューだ。
新型スープラの開発にあたってのエピソードやスペック、そしてスポーツカーやカスタマイズ&チューニングへの思いがあふれる多田哲哉チーフエンジニアと稲田大二郎の特別対談は、雑誌OPTIONの2018年10月号でお楽しみを!!
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