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インスタグラマーやユーチューバーにもいいねぇ、な新型Aクラス試乗速報【動画付】 ハ〜イ、メルセデス! Aクラスはインスタ映えのするクルマだった。楽しい!メルセデス・ベンツ A class A180 style

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 夜間にエンジンを始動すると(ダイヤルをAUTOの位置にしていれば)ヘッドライトが瞬時に点灯するが、単に前方を照射するだけでなく、サーチライトのようなビームを前方で交差させる動きをした後に、所定の照射に落ち着く。まるで光のショーを見ているようだ。

MB新型Aクラスのヘッドライトは光のショー!①
MB新型Aクラスのヘッドライトは光のショー!②

 レインボーブリッジ(東京)をお台場側から浜崎橋方面に向かって上がっていくと、ライトアップされた橋脚越しに、同じくライトアップされた東京タワーと周囲に広がるビル群の明滅する明かりが目に入る。こうした夜景に見とれる向きは、新型Aクラスの光のもてなしを歓迎するに違いない。ライトアップされた夜景と一緒にドライブする感覚だ。

 ところで。Aクラスを試乗するにあたっての最大の関心事は、自然対話式音声認識機能を備えたMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)だった。「ハイ、メルセデス」と語りかけると(ステアリングホイール上のスイッチを押すことでも起動する)、すかさず「なにを行ないますか?」と返答してくれる。

ハロー、メルセデス! と声をかけるか、ステアリング左側の発話スイッチで起動。

 画面には「『ハロー、メルセデス』とお話しください」の表示が出るが、単に「メルセデス」と呼びかけるだけでも返事をしてくれた。試乗車は開発中の仕様が載っていたため、実際にユーザーの手元に届く仕様とは異なる予定(もちろん、精度と使い勝手は格段に良くなっている)。「メルセデス」の単語に反応するので、同乗者との会話で「最近のメルセデスはさぁ」などと言おうものなら、「なにを行ないますか?」と、MBUXが唐突に割り込んでくる。

「キャンセル!」のワードで封じ込めないと、エンドレスに話しかけてきて会話が終わらない(し、同乗者との会話は中断される)ので注意が肝要。しかも、「キャンセル」と言って会話を終了すると、ポンという機械音を鳴らしてMBUXは息を潜める。ときどき、会話の途中のはずなのにポンと音を鳴らして拗ねたようにいなくなることもあり、いじらしくなってくる。

MBUXを試してみた① 色を変えたい!

 それはともかくMBUX、おもしろいし、使える。「暑い」と伝えると気を利かせてエアコンの温度設定を下げてくれることはさんざん宣伝されているが、試してみればそのとおりの反応を示した(当たり前だ)。おもしろいのは、温度を上げると空調ルーバーがふんわりと赤く光って反応し、温度を下げるとふんわり青く光ることだ。言葉でクルマとのやりとりが成立しているのを光の変化で体感できるのは新鮮だ。この新鮮さ(エンジン始動時のヘッドライト点灯の儀式も同様)は静止画で伝えるのはなかなか難しく、冒頭で「YouTuber向き」と表現した次第。

MBUXを試してみた② 温度下げてください!
MBUXを試してみた③ 寒い! 温度上げて!

 面倒なナビシステムの目的地設定も、手で操作するよりMBUXでやりとりしたほうが楽だと感じた。付き合ううちに通用するコマンドとしないコマンド、できることとできないことが整理され、なじんでいくにしたがい、MBUXとの関係はより親密になっていく予感がした(たった2時間とちょっとのナイトドライブではあったけれど)。もっと付き合いたい。

「移動する夜景」だけでも新型メルセデス・ベンツAクラスの魅力を語るに充分だが、「話せるアシスタント」が加わって鬼に金棒か。あ、光のマジックとMBUXに夢中で、居住性やら動力性能やら乗り心地やらがすっかり置いてけぼりになってしまった。

 そんなことよりハイ、メルセデスである。

オマケ|MB新型Aクラスのウインカーはどこが光るんだ?!

新型メルセデス・ベンツAクラス(W177)を測って測って測りまくる。高さは? トランクは?

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