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MITSUBISHI ECLIPSE CROSS Driving Impression エクリプスクロスの評価は?より高性能なバリエーションを期待させる高度なデキ。三菱のこれからを予感させる意欲作

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G Plus Package(4WD)

三菱における国際戦略商品として満を持して登場したエクリプスクロス。ディーゼルの登場も待ち遠しいSUVであるが、その評価をまとめている「モーターファン別冊 統括シリーズ」。今回は「Vol.106 2018-2019年国産&輸入SUVのすべて」から「三菱・エクリプスクロス」を抜粋してご紹介。

レポート=佐野弘宗[本文]/工藤貴宏[写真解説] フォト=中野幸次

新鮮なルックスに高い実用性 大トルクの力強い走りも◎

 エクリプスクロスは三菱にとって、特に国内では本当に久々の新型車だ。これ以前の三菱の新型車といえば、日産と協業の軽自動車を除けば、2012年のアウトランダーを筆頭に、15年のパジェロスポーツ/モンテロスポーツ、そしてエクリプスクロスとほぼ同時期にお披露目された3列シートのエクスパンダーなどがある。いずれにしてもSUVばかりなのは偶然でもなく、現在の三菱は「SUVの三菱」で行くと、商品戦略を明確に方向付けている。

 エクリプスクロスは「コンパクトSUV」というべきセグメントに属する国際戦略商品である。日本でコンパクトSUVというと、もうひと回り小さいBセグベースが想起されがちだが、エクリプスクロスはそれよりもう少し上級。Cセグの骨格設計を土台としつつ前後オーバーハングを切り詰めて、軽快でパーソナル、かつスポーティな存在感を売りにするタイプである。

 これと同様の成り立ちやサイズ感を持つSUVとして日本で入手可能なものを挙げると、トヨタC-HR、アウディQ3、ジープ・コンパス、ジャガーEペイス、ボルボXC40、プジョー3008などである。お気づきのように、アウディQ3以外は、どれもがここ1〜2年内に新規発売されたバリバリの最新鋭商品ばかり。エクリプスクロスが目指すところは、ある意味で、いま世界で最もホットな市場といって良い。

 エクリプスクロスのプラットフォームは三菱SUVであるアウトランダー/RVRの改良版。ホイールベースもこれら二台と共通で、そこにアウトランダーより短くて低いスポーツクーペルックを被せているのが、このクルマ最大の特徴である。さらに内装デザインも専用で、最上級「Gプラスパッケージ」ではスマホ連動機能をタブレット風の液晶パネルとタッチパッドで操るインフォテイメント機能を用意するあたりは、いかにも最新の国際戦略車だ。

 エクリプスクロスは、今までの三菱SUVらしからぬクーペルックが新鮮ではあるが、それでもレジャービークルとしての最低限の居住性や実用性を犠牲にしていない生真面目さは、良くも悪くも三菱らしい。リヤウインドウが強く傾斜したファストバックデザインで、荷室容量や後席乗降性が少しばかり割を食っている面はなくはないが、絶対的な居住性や積載性能は他社同クラスと比較しても優秀である。さらに最低地上高や走破性も「あくまで三菱SUVの基準です」と開発陣が胸を張れる
レベルにあるのだという。

 搭載されるエンジンは今のところ1.5ℓの直4ガソリンターボのみ。新開発のダウンサイジングエンジンで、従来の2.4から2.5ℓに相当する太いトルクを売りにするが、エクリプスクロスのシャシー性能はまだまだ余裕しゃくしゃく。ブレーキ制御による左右トルク配分制御も入った四輪駆動機構「S-AWC」もさすが三菱技術の集大成だけに、積極的にアクセルを開ける運転で真価を発揮するスポーティな味つけである。当初公表されていたディーゼルがいつ登場するかはわからないが、いずれにしても、クルマそのものは、より高性能なバリエーションを期待させるほどの高度なデキである。

全長×全幅×全高 4405×1805×1685mm
ミラー・トゥ・ミラー 2170mm
開口部 780mm
「G Plus Package」はスマートフォン連携ディスプレイオーディオを標準装備。ナビなどの情報を最上部のディスプレイに表示し、操作は手元(シフトレバー右脇)のタッチパッドで行なうインターフェイスを採用した。その他のグレードでは一般的なナビを装着するための2DINスペースが用意される。
最大の驚きは足元のゆったり感。後席膝まわりのゆとりは、ホンダ・ヴェゼルやトヨタC-HRを超えてクラス最大。後席の広さを重視するコンパ クトSUV選びでは最有力候補となるだろう。頭上にも窮屈感はない。
立体的な形状のシートだが横幅は広めにつくられていて、通常はゆったり、 旋回中にはしっかりと身体を支えてくれる。Aピラーを寝かせてあるから、着座位置を高めるとピラーが迫るクーペのような感覚だ。

スペースは充分だけど…… 実証実験 三菱 エクリプスクロス 居住性はどうか? 後席の快適性は?

184cm(♂)177cm(♂)164cm(♀)の3名が、三菱 エクリプスクロスのサイズ感チェック。居住性は? 後席の乗り心地は?

傾斜の大きなリヤウインドウを組み合わせたデザインで流行のクーペ風SUVを気取る。しかし、居住性に優れる後席、そしてトノカバーよりも下に相当する部分の荷室は広く確保するなど実用性も高いパッケージングだ。

G Plus Package
全長×全幅×全高(㎜):4405×1805×1685
室内長×室内幅×室内高(㎜):1870×1490×1240
ホイールベース(㎜):2670
トレッド(㎜) 前/後:1545/1545
車両重量(㎏):1550
エンジン種類:直列4気筒DOHCターボ
総排気量(㏄):1498
最高出力(kW[㎰]/rpm):110[150]/5500
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):240[24.5]/2000-3500
燃料タンク容量(ℓ):60(レギュラー)
トランスミッション形式:CVT
駆動方式:4WD
タイヤ・サイズ:225/55R18
最小回転半径(m):5.4
JC08モード燃費(㎞/ℓ):14.0
車両本体価格:309万5280円

三菱 エクリプスクロス:力強さの点では満点! CVTならではの柔軟かつリニアな変速にも満足。

競争激しいSUVカテゴリーに三菱が満を持して投入したモデルだけに、完成度も高い。1.5ℓダウンサイジングターボエンジンと三菱得意のS-AWCシステム、個性的なスタイリングとライバルと互角に戦えるポテンシャルを持っている。このエクリプスクロスをジャーナリスト、世良耕太が試した。

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