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SCOOP!! レーザー式移動オービス、LSM-300の仕様書をゲット! やはり「その場でも検挙」、「2輪車も取締可能」という噂は、本当だった! 最新移動オービス㊙情報! ドライバーを惑わせていた数々の噂の真相が、今、明らかに!【交通取締情報】

  • 2019/08/21
  • 「東新宿交通取締情報局」
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三重県(警)のレーザー式移動オービス追加調達に向けた入札公告の中に、「可搬式速度違反自動取締装置仕様書」なるものを発見。メーカーから出た正式な仕様書ではないが、逆に、こちらのほうが簡潔であり、シロート目にも、今や絶対多数を誇る東京航空計器製レーザー式移動オービス「LSM-300」の正体がわかるだけではなく、未だに実態が明らかにされていない、各都道府県警の具体的な取り締まり方法までもが、うっすら見えてくる。さっそく、チェックだ!

三重県警も「後日検挙」と「その場で検挙」の二通りを採用!

 この仕様書は、三重県警が調達を希望する「スキャンレーザー方式又はまたはそれに相当する計測方式で速度を計測&車両を撮影できる装置」に要求する性能、仕様を列記したものだ。その「可搬式速度違反自動取締装置」は国内では大別して3種類が導入されているが、冒頭で「レーザー式~」と指定しちゃっている以上、ほんとに欲しいのは、東京航空計器(株)製のLSM-300かLSM-300Kのことだと考えて間違いはない。事実、仕様書の最後の方では、基本的に「LSM-300のことだよ」と記されている。

 では、最初に、その総則とやらを見てみよう。

  従来のオービスによるスピード違反検挙は、後日呼び出し(事後捜査)が原則。固定式オービスは「無人取締機」だから当然と言えば当然だ。

 が、移動オービスはいわゆる「有人取締機」、マスコミの報道では「後日検挙」ばかりがクローズアップされているが、実は、その気になれば、その場で検挙することも可能だ。事実、三重県警も、それをもくろんでいる。今までも、都道府県警によっては「後日呼び出し」と「その場で検挙」(即日検挙)の二通りの処理を実施していると噂されていたが、それが本当だということが、これで証明されたというわけだ。

 次は、気になる速度計測&撮影性能をチェック! まずは、肝心な速度測定性能は以下の通りだ。

その気になれば、2輪車の取り締まりも可能!

 LSM-300が速度を測定できるのは、40km/hから220km/hまで。試験運用時は120km/h以上は信頼できないと言われていたのだが、改良されたのだろうか。いずれにしても、ZONE30など、30km/h制限道路では、10数km/hオーバーで捕まる可能性があるということだ。誤差は0~-6%-1km/hとマイナス誤差しか出ないということになっているが、これはレーダー式オービスも同じ。それを鵜呑みにした裁判官が、誤測定を主張するドライバーに対して「メーカーは何百回もテストしているので測定値は正しい」ということで有罪判決を連発しているが、実はそれも試行回数が絶対的に足りないという意見もある。ま、いずれにしても「+誤差も出る」ということを証明できなければオービス裁判に勝つことは不可能なのだ。

 ちなみに、検出対象車両が「2輪車以上」となっているが、確かに移動オービスは、後方から速度を計測し2輪車のナンバーを撮影することも可能ではあるのだが、果たして今後、2輪車の取り締まりにも活用するつもりなのか、ライダーにとっては気になるところだ。

 続いて、撮影性能と運用諸元を見てみよう。

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