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〈ダイハツ・タント〉革新技術満載のDNGA第一弾【ひと目でわかる国産新型車の魅力】軽自動車レビュー

  • 2020/03/15
  • ニューモデル速報
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撮影車両:X

WLTCモード燃費:21.2km/ℓ ※X(FF車)
月間販売台数:1万5788台(8月〜12月平均値)

REPORT●工藤 貴宏(KUDO Takahiro)
PHOTO●平野 陽(HIRANO Akio)/中野 幸次(NAKANO Koji)
MODEL●菅原 樹里亜(SUGAWARA Juria)

※本稿は2020年1月発売の「2020年 国産新型車のすべて」に掲載されたものを転載したものです。

フルLEDヘッドランプとLEDリヤコンビネーションランプを全車に採用。標準車とカスタムそれぞれのキャラクターを表現した形状と先進性を巧みに融合している。ペダルの踏み間違いによる誤発信を抑制する機能は前後ともに対応。

■X
全長×全幅×全高(㎜):3395×1475×1755
室内長×室内幅×室内高(㎜):2180×1350×1370
ホイールベース(㎜):2460
トレッド 前/後(㎜):1300/1295
車両重量(㎏):900
エンジン形式:直列3気筒DOHC
総排気量(㏄):658
最高出力(kW[㎰]/rpm):38[52]/6900
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):60[6.1]/3600
燃料タンク容量(ℓ):30(レギュラー)
トランスミッション形式:CVT
駆動方式:FF
サスペンション 前:ストラット 後:トーションビーム
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク 後:リーディングトレーリング
最小回転半径(m):4.4
WLTCモード燃費(㎞/ℓ):21.2
タイヤ・サイズ:155/65R14
車両本体価格:149万500円

先進安全装備(スマートアシスト)

被害軽減ブレーキアシスト機能は、速度差が約30〜80㎞/h(対歩行者の場合は、約30〜50㎞/h)で作動。誤発進抑制機能は、約10㎞/h以下で踏み間違いを判定し、エンジン出力とブレーキを抑制する。

ボディカラー

※1は2万7500円高。 ※2は6万6000円高。 ※3は7万7000円高。 ★は「タント」専用色。 ☆は「タントカスタム」専用色。

タントの3つのポイント

1.DNGA採用の第一弾モデル
2.世界初の運転席ロングスライド機構
3.充実の先進安全装備

全高:1755mm 全幅:1475mm
開口高:580mm ミラー・トゥ・ミラー:1835mm
全長:3395mm 最小回転半径:4.4m〜4.7m

エクステリアは親しみやすさを感じさせるシンプルデザインを採用。車体の面全体をシームレスにつなぐことで塊感も表現されている。ボディカラーの設定も豊富で、標準車は9色、カスタムは11色のバリエーションを展開。

エンジン&ホイール

日本初となるマルチスパーク採用のKF型直列3気筒エンジンを搭載。 自然吸気車は軽自動車で初めて平成30年排ガス基準75%低減レベルを実現。伝達効率を高めた新開発CVTを組み合わせる。

「カスタム」はアルミホイールを標準装備。それ以外のグレードは14インチ+ホイールキャップ。

乗降性

〈前席〉シート高:690mm ステップ高:360mm

低い床と高い天井、絶妙な着座位置の組み合わせで乗降性はパーフェクト。ステップと床の段差もなく、フロントドアはほぼ直角まで大きく開く。

〈後席〉シート高:740mm ステップ高:380mm

スライドドアはヒンジドアに比べて開口幅が狭いが、それをウィークポイントとさせないのが開口天地高の高さだ。自然な姿勢で楽に乗り降りできる。

インパネ

開放感を出すためアッパー面を低くしたダッシュボードに、薄型で視界の邪魔をしないセンターメーターを組み合わせる。シフトレバーの下に収納スペースを設けないことで足元の張り出しを抑えている。

メーター

メーターはフルデジタル式。走行中に最も重要な速度計の数字は大きく目立ち、パッと見てすぐに車速を把握できるのが合理的だ。

前席

左右が独立した「セパレートシート」と左右席の間に溝がない「ベンチシート」の2タイプがあり、撮影車両は後者。ベンチシートでも形状は左右端が張り出した立体的なもので、身体を包み込んでしっかり姿勢を保持する。

前後席間距離は先代と同水準で、軽自動車としては最大級。広い足元と高い天井、ガラスエリアが驚異的な開放感を生んでいる。座面はわずかに後方を低くして着座 姿勢を安定させ、フロントシート同様に良好な沈み込み感が快適性に直結。

うれしい装備

天井吊り下げ式の12.8インチ後席用モニターを用意(メーカーオプション)。倒した前席とつなげてソファーのようにした後席からテレビやDVD、スマホ連携による動画やネット映像などを鑑賞できる。
荷室を最大まで拡大して、後席シートスライドを最も前に出しても、後席には大人も無理なく座ることができる。
「世界初採用」の運転席のロングスライド。後方へ大きくスライドすることで、運転席に座ったまま、助手席後席の子どもの世話などを可能にする。
給油口のフタは国産車では珍しいドアロック連動タイプ。輸入車によく見られるタイプで、運転席から操作しなくても給油時にフタを押すと開く仕掛けだ。
メーター左端のカラー液晶画面は走行状態に応じて変化。通常はブルーだが、燃費が良い状態になるとグリーンへ変化し、注意喚起時にはピンクへと変わる。
前席シートヒーターは4WD車と福祉車両系は全グレードに標準装備。FF車は「X」系以上のグレードにオプション設定。
Aピラーにはサブウインドウが組み込まれているので斜め前方の視界も良好。ピラーが生む死角が少ない。
軽自動車では初採用の助手席イージークローザー。半ドア状態まで閉じれば、あとはモーターで引き込んでくれる。

ラゲッジルーム

〈通常時〉最小幅:870mm 奥行き:310mm
〈後席格納時〉高さ:1070mm 最大奥行き:1380mm

タントのパッケージングは荷室よりも後席の広さを重視したもの。 後席を最も後ろにスライドした状態の荷室は必要最小限に割り切っている。また、後席を格納すると大きな荷物も積載可能。後席は前に出さなくても格納できるが、スライドすることで一部の床面が低くなる。

〈TOPICS〉世界初の運転席ロングスライドでさらに使い勝手が向上。

従来の助手席ロングスライド(380㎜)はそのままに、世界初の機能として、新たに運転席にも540㎜のロングスライドを採用。後席に子どもを座らせた後、そのまま室内を通って運転席まで到達できるなど、乗り降りの利便性を高めている。スライドレールを床に埋め込み、Bピラーをスライドドアに内蔵することで、助手席のシートベルトを背もたれに組み込んでいるのも特徴だ。

〈開発者コメント〉暮らしに寄り添うベストパートナーを目指して

田代正俊[たしろ・まさとし]製品企画部 チーフエンジニア

新型タントはダイハツの新しいアーキテクチャー「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」に基づいた最初のクルマとして、シャシーとパワートレーンが一新されています。プラットフォームと新型車を同時開発するのは異例ですが、新型タントにすべての新技術を載せよう、すべてのアイデアを間に合わせよう、という気持ちを開発に関わるメンバーで共有できたことで、開発をスピードアップすることができました。また、今回の開発においては、これまでとは異なるアプローチを行ない、数値目標がすべてではなく、技術者ひとりひとりのメンバーが考えた物語をこの新型タントですべて具現化しようというスタイルで開発を進めました。

バイヤーズガイド

買い得グレードは標準ボディの「X」だ。「L」に左側スライドドアの電動機能、キーフリーシステム、エアコンのオート機能など、少なく見積っても20万円相当の実用装備を加えて、価格の上乗せは15万9500円に収まる。エアロパーツなどを備えたカスタムでは、ターボの「RS」を選ぶ。全車速追従型クルーズコントロールもオプション装着できる。

パワートレーンは自然吸気とターボのふたつ。どちらもFF/4WDが選択できる。自動ブレーキや誤発進抑制制御などを備えた「スマートアシスト」を全車に標準装備。「X」以上では進入禁止の標識を認識する機能が備わる。
L
カスタムX

モーターファン別冊・ニューモデル速報 ニューモデル速報 Vol.586 新型タントのすべて

タントの詳しい情報はニューモデル速報 第586弾「新型タントのすべて」をご覧ださい。(2019年7月31日発売500円+税)

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