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【このキャンピングカーが欲しい!】日本の道路事情にもドンピシャリ。牽引免許不要のキャンピングトレーラー|エフェクトメイジ・Xキャビン 300

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エフェクトメイジ・Xキャビン 300(車両本体価格:473万円/展示車価格:682万9900円)

ヘッド(クルマ)と切り離せるため自由度が高く、居住空間も広いなど、バンコンにはないメリットがたくさんあるキャンピングトレーラー。その中でも、こだわりのデザイン&装備で所有欲をくすぐられるのが、エフェクトメイジ・Xキャビン 300だ。この外観を見ただけで「欲しい!」と財布の紐を緩めてしまう魅力がある。

憧れのエアストリームを彷彿させるキャンピングトレーラー、Xキャビン300

男、とぶち上げると現代のモラルでは問題があるかもしれないが、あえて言わせていただきたい。世の男とのいうのは、大抵は硬質感のあるソリッドなモノを好む傾向にあるようだ。硬くて丈夫そうな道具に、かつて本能的に戦った太古の頃の武器を連想するのだろうか。最近は殊にタフでラギッドなイメージのモノが流行しており、この傾向が強まっている感がある。

キャンピングカーにもそのきらいがあり、男が好みそうなデザインのモデルが多くなっているようだ。その際たる例が、エフェクトメイジの「Xキャビン300」である。

展示車はエアコン(65万4500円)、シャワーシステム(2万8600円)、サイドオーニング(13万2000円)、ソーラーシステム(24万2000円)、ルーフキャリア(21万4500円)などのオプションが搭載されていた。入り口ドアは二重で、内側は網戸(下側は犬がガリガリやっても大丈夫なように金属ネット付き)。

このエフェクトイメイジという会社、元々は照明を本業としている企業で、クリスマスイルミネーションなどの商業照明を手がけているという。そんな光を扱っている美意識の高い企業が作ったからか、Xキャビン300は突き出た美しさを持つキャンピングトレーラーだ。

キャンピングトレーラーの最高峰と言えば、やはりアメリカのエアストリームを思い浮かべる人が少なくないだろう。ジェラルミン製で丸みを帯びたボディは、絶対的なアイデンティティを持っており、唯一無比のものである。所有することに、あれほどのステイタスを感じられるキャンピングカーはそうそうにない。

Xキャビン300はエアストリームに似ている部分があるが、ある部分でそれを越えた美を持っている。まずその質感だ。ドイツ「AL-KO社」製のシャシーの上に、こだわりのボディが載った同モデルだが、とにかく形状や質感が素晴らしい。リベットやアルミの造形にこだわり、どこを見てもまるで隙がないのである。デザインもハードケースの名門「ゼロ・ハリバートン」や「リモア」を彷彿とさせるもので、男心にビンビン響いてくる。

角の複雑な部分やオーバーフェンダーは「ヘラ押し」という日本の伝統技術が使われている。

外観でやられた後は、インテリアで打ちのめされていただきたい。ヨットのキャビンをイメージしたという車内は、木肌が美しいウッドがふんだんに使われ、スカンジナビアテイストの落ち着いた空間になっている。まさにシンプルモダン。何より、間接照明が絶妙で、リラクゼイション効果が抜群だ。さすがは照明を本業とする会社だなと感嘆させられる。

室内高は1620mm。床や壁を照らすLEDの間接照明がおしゃれ。

一部家具を除いて、基本はフリーレイアウト方式で、ベッドと収納を兼ねた「キューブボックス」というオプションを追加するようになっている。サブバッテリーや充電システムなど、豊富なオプションをライフスタイルに合わせてインストールすることで、自分流の1台ができあがるという仕組みだ。

ベッドのように見えるのがキューブボックス。蓋を開けて中に荷物を収納できる。3個標準装備で、6個までオプションで追加可能。

Xキャビン300は車重が750kg以下なので、牽引免許を必要としない。ソリッドなデザインのSUVとかでコレを牽引したら、さぞかし溜飲が下がるに違いない。正直言えば、同じ750kg以下のカテゴリーでもっと快適装備のトレーラーは多い。夫婦水入らずで、ゆっくり日本を周りたいなんていう場合は、ヨーロッパ製のトレーラーを購入した方がいいと思う。しかし、Xキャビン300は男の浪漫なのである。

アルミのカーゴボックスは電装系の機器が収納されている。前のクルマから電気をもらってバッテリーに充電することも可能となっている。

所有感を満たす硬質なデザイン、リア充な生活そのもののようなミニマルなインテリア、そしてキャンピングトレーラーというライフスタイル。これ以上、男心をくすぐるファクターはない。価格は470万円〜と、トレーラーにしては高めだが、やはりいいモノは高い。懐に余裕がなくても、「やはり一生モノだから少々高くても…」なんて言い訳して買いたい、魅力ある1台だ。

エフェクトメイジ・Xキャビン 300の室内。

エフェクトメイジ https://x-cabin.jp/

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