デザイン、デジタル機能、効率性のすべてで大幅な進化

アウディQ3シリーズは、プレミアムコンパクトセグメントにおいて、10年以上にわたり人気を誇るベストセラーモデル。2011年の初代導入以来、全世界で累計200万台以上販売された。日本市場では2020年以来の約6年ぶりのフルモデルチェンジで、このたび第3世代となった新型Q3シリーズは、デザイン、デジタル機能、そして効率性のすべてにおいて大幅な進化を遂げている。
ボディサイズは全長4530×全幅1860×全高1610(スポーツバックは1570)mmで、ホイールベースは2680mm。従来型と比べると全幅は20mm幅広くなり、全長はQ3で40mm、Q3スポーツバックで10mm長くなった。全高は、Q3は同じで、Q3スポーツバックは5mm高くなっている。ホイールベースは変わっていない。
エクステリアは、ワイド&ローを強調した筋肉質なプロポーションで、SUVの力強さとクーペの優美さを融合。八角形のシングルフレームグリルからリヤライトに続くシャープな水平のショルダーラインや、初代「クワトロ」を彷彿とさせる力強いブリスターフェンダーが、側面でドラマチックな光と影のコントラストを描き、車両全体に圧倒的な躍動感と立体感をもたらしている。
クーペスタイルのQ3スポーツバックにおいては、低く流れるようなルーフラインがエレガントなシルエットを際立たせている。Aピラーから後方に向かって下がるルーフラインはQ3より約30mm低く、さらにスポーティな外観とより速さを感じさせるシルエットにより、空力性能と美学を両立したデザインコンセプトが体現された。
リヤもまたクリアなデザインを特徴としている。2分割されたリヤライトと分離されて、細いライトストリップが車両の全幅をシャープに横切り、その下の穏やかな面とのコントラストがクリーンな印象。ディフューザーは、高めに配されたバンパーに統合されている。

Q3シリーズすべてのモデルに、スポーティさを強調するレッドブレーキキャリパーを標準装備。空力性能と車両全体の静粛性は、先代モデルと比べて大幅に改善されている。空気抵抗係数(Cd値)は0.30で、音響快適性にも重点が置かれた。細部まで精緻に作り込まれたこのフォルムは、アウディの SUVラインナップ「Q」シリーズに一貫する先進性を継承しながらも、次世代のスタンダードにふさわしいエモーショナルな存在感を放っている。

インテリアは、ドアからダッシュボードまでを結び、ドライバーとパッセンジャーを包み込むソフトラップデザインが、心地よく広がりを感じるコックピットを形成。これまで上位モデルで採用してきたデジタルステージをプレミアムコンパクトセグメントで初めて採用したものニュースだ。11.9インチスクリーンのバーチャルコックピットプラスと、12.8インチのMMIタッチディスプレイで構成されるMMIパノラマディスプレイは、ドライバーオリエンテッドな曲線形状のデザインで、視認性と操作性を高め、最新のデジタル体験を提供する。

ステアリングホイールには、アウディブランドで初めて2つの新しいステアリングコラムレバーを統合した。右側のレバーはシフトセレクターとして機能し、左側のレバーではターンシグナルとライトコントロール、ワイパー操作を行う。操作距離の短縮と高い応答性により、直感的な操作が行えると同時に、センターコンソールの収納スペースを有効活用し、快適な室内空間を実現している。
実用面では、前後にスライド可能な可変性の高いリヤシートを備え、最大1386L(Q3スポーツバックは最大1289L)の荷室容量を実現している。

パワートレインは高性能・高効率を両立するガソリン仕様のTFSIエンジンと、7速DCT(Sトロニック)を採用。110kW仕様には150ps/250Nmの1.5L直列4気筒ターボを搭載し、高効率の直噴システムと気筒休止システムのシリンダーオンデマンド(cod)で省燃費を実現。また、マイルドハイブリッドドライブシステムを採用して、加速時にモーターによるアシストを行うことで走行性能をさらに高めめる。WLTCモード燃費は15.6km/Lだ。
150kW仕様には204ps/320Nmを発する、よりパワフルな2.0 L直列4気筒ガソリンターボエンジンと「クワトロ」四輪駆動システムを組み合わせ、スポーティな走りを実現する。WLTCモード燃費は12.1km/L。

サスペンションには、2バルブ式電子制御ダンピングコントロールを採用。これは高性能モデルを中心に採用されてきた技術で、今回アウディのプレミアムコンパクトSUVで初めて導入されたものだ。
縮み側と伸び側を独立して制御する2バルブ構造により、減衰力をより短時間かつ緻密に制御することが可能。さらに、独立したオイルチャンバー構造と逆止弁の採用によりオイル流路を最適化し、高い応答性と滑らかさを両立。アウディドライブセレクトにより、走行状況やドライバーの好みに応じた乗り味を選択することができる。なお、この構造のショックアブソーバーの採用は、パフォーマンスBEVの「e-tron GT」に続き、アウディブランドとして2例目だ。

ライティングにも初採用の技術が挙げられる。デジタルマトリクスLEDヘッドライトは、幅約13mmのヘッドライトモジュールに2万5600個のマイクロLEDを搭載して照射性能が大幅に上がり、視認性が高まったとともに、新しいマイクロLED技術を採用して、これまでにない高解像度のライティングと高度なパーソナライゼーションを実現。
この新しい技術は新型Q3シリーズに初めて搭載される技術で、さまざまな機能に活用されている。例えば、出発と帰宅時に車両前方にアニメーションを投影するカミングホーム/リービングホーム機能や、路面に2本のラインを投影して、車線中央の走行をアシスタンスするオリエンテーションライト、そして高速道路の走行時に、環境に応じて自車線を照射し、車線変更時に方向指示器と連動して車線端にライティングを映し出すレーンライトが実現。デジタルライトシグネチャーはMMIから4パターン選択可能。なお、デジタルマトリクスLEDヘッドライトは、新型Q3/Q3スポーツバック110kW仕様にはオプションで、同150kWには標準装備されている。

また、リヤには、連続したLEDライトストリップとイルミネーテッドAudi ringsを標準装備。アウディのコンパクトセグメントとして初めての採用だ。
インテリアは、マルチカラーアンビエントライティングの標準装備により、最大30色の中からライティングのパーソナライズが可能。オプションのアンビエントライティングプロでは、レーザーカットを施したイルミネーテッドドアパネルに新たにアニメーション機能を追加し、より印象的な室内の演出が可能だ。
新型Q3シリーズは、革新的技術によって高水準の安全性を実現している。走行中に衝突するおそれを感知した際に警告やブレーキ、ステアリングの介入を行うエマージェンシーブレーキアシスト フロントや、走行中の異常を感知した際に車両を減速・停止するエマージェンシーアシスト、そして車間距離保持や車線の中央を維持するアダプティブクルーズアシストが安全なドライブに貢献する。
安全性の向上には、新しいデジタルマトリクスLEDヘッドライトが大きく寄与している。ドライバーアシスタンスと密接に連携して、走行状況や周辺の環境を解析し、路面前方に光の映像を投影することで、照射パターンを能動的に調整。これにより、オリエンテーションライトやレーンライトの機能が実現し、さらに、外気温が一定温度を下回ると雪の結晶のマークを投影するワーニングプロジェクションなど、安全運転を支援する新たなコミュニケーション手段としても活用されている。
日常のドライブをより快適にするドライバーアシスタンスシステムも充実。パークアシストプロは、駐車を容易にするためのメモリー機能とリバーシングアシスト機能が備わっている。メモリー機能では、ドライバーが一度走行した駐車ルートを記録し、次回以降はシステムが運転操作を引き継いで駐車を再現。駐車場への入庫および出庫のルートはそれぞれ最大5件まで保存可能で、MMIを通じて各ルートに名前やアイコンを設定することができる。さらに、障害物検知機能により安全な駐車をサポートする。一方、リバーシングアシスト機能では、前進時の走行ルートを自動的に記録し、その記録に基づいてステアリング操作を再現することで後退走行を支援。操作はシンプルで、停止後にリバースギヤを選択し、ボタンを押すだけで作動する。
限定モデル「マットエディション」や特別仕様車「ローンチエディション」を設定

Q3スポーツバックには200台の限定モデル「マットエディション」を設定。150kW仕様をベースに、プレミアムコンパクトSUVクーペのセグメントでは稀少な純正マットペイント「マデイラブラウンマット」を採用。マットカラーは、通常Audi exclusiveのみで選択できるカラーで、今回のフルモデルチェンジを記念し特別に導入された。
さらに、Sラインパッケージ、ダークAudiリングス&ブラックスタイリングパッケージ、プライバシーガラス、およびAudi Sport製アルミホイール マルチスポーク Sデザイン ブラックメタリックポリッシュト&スモークドを組み合わせ、精悍なエクステリアを完成させている。
インテリアには、上質なレザーシートパッケージやナチュラルアンスラサイトのアメリカンホワイトウッドによるデコラティブパネルを配し、モダンなラグジュアリーを演出している。

新型Q3シリーズの導入を記念したこの特別仕様車「ローンチエディション」は、Q3/Q3スポーツバックの110kW仕様がベース。専用色のアローグレーパールエフェクトのほか、タンボラグレーメタリック、グレイシアホワイトメタリックを用意して、いずれもSUVらしい力強さを強調するコントラストペイントと組み合わされている。足元にはAudi Sport製19インチアルミホイール5アームダイナミックシルクマットグレーポリッシュトを装着し、さらに、デジタルマトリクスLEDヘッドライトやプライバシーガラス、インテリアにはインプレッサムクロスを施したスポーツシートを備え、Sラインさながらのスポーティな存在感を放つモデルに仕上げられている。
アウディ「Q3」ラインナップ
・TFSI 110kWアドバンスド:550万円(FF)
・TFSI クワトロ150kWアドバンスド:607万円(4WD)
・特別仕様車ローンチエディション(110kW):636万円(FF)
アウディ「Q3スポーツバック」ラインナップ
・TFSI 110kWアドバンスド:571万円(FF)
・TFSI クワトロ150kWアドバンスド:628万円(4WD)
・特別仕様車ローンチエディション(110kW):657万円(FF)
・限定車マットエディション(150kW):778万円(4WD)
※価格は消費税込み










