実店舗の良さをさらに引き出す
カーナビは、スペックだけで選びにくい商品である。画面サイズ、地図表示の見やすさ、操作レスポンス、スマートフォン連携、映像入力、そして音質まで、検討するべきポイントは多い。しかし実際には、カタログやウェブ上の情報だけでは、その違いを十分に実感しにくい。だからこそ、店頭で実機を見て、触れて、比べられることには大きな意味がある。
スーパーオートバックス大宮バイパス店のカーナビ展示は、そのことを強く感じさせるものだった。一般的な量販店ではサイズ別、あるいは価格帯別にナビが並べられていることも多い。もちろん、それはそれで比較しやすい面がある。しかし同店では、あえてメーカー別に展示を構成していることで、見比べて、使って、それぞれの個性や思想がより見えやすくなるのだ。
なかでもケンウッドのハイエンドモデルは、ミニLEDを採用することで、画面の明るさやコントラストの高さが際立っていた。地図表示ひとつを見ても、道路や建物、文字の輪郭がくっきりと見え、画面全体に透明感がある。とくに運転中のナビ画面は、長時間じっくり眺めるものではない。視線を一瞬向けたときに、必要な情報がすぐ読み取れるかどうかが重要になる。その意味でも、画面の見やすさは単なる贅沢装備ではなく、実用性にも直結する要素だということを実感できた。

ケンウッドの「彩速」の意味を存分に理解
操作性の面でも、ケンウッドのナビは現代的な感覚に合っている。スマートフォンに慣れたユーザーにとって、タッチ操作のレスポンスや地図スクロールの速さは重要だ。反応が遅いと、それだけでストレスになる。逆に、指先の操作に素早く追従するナビは、初めて触っても直感的に使いやすい。店頭で実際に触れられる展示だからこそ、操作感の違いも確認できるのだ。
スーパーオートバックス大宮バイパスでは、展示だけでなく在庫や取り付け対応にも力を入れているという。ネット通販では価格面の魅力がある一方で、適合確認や取り付けキットの選定を誤るリスクもある。場合によっては、購入した商品がそもそも車両に装着できないということも起こり得る。その点、実店舗であれば、車種への適合、必要な部品、取り付けまで含めて買う前に相談できる。また同店ではできるだけ在庫を充実させ、待つことなく購入できすぐに取り付けられる体制を心がけているという。
カーナビはタイヤやオイルのように定期的に交換する消耗品ではない。一度購入すれば、数年単位で使い続けることになる。だからこそ、価格だけでなく、画面の見やすさ、操作の快適さ、スマホ連携、映像対応、音質、そして取り付け後の満足度まで含めて選びたい。今回の取材で印象的だったのは、そうした違いが、店頭展示の工夫によって非常にわかりやすく伝わってきたことだ。とくにケンウッドのハイエンドモデルが持つミニLEDならではの鮮やかさや、レスポンスの良さ、大画面の迫力は、実際に見てこそ納得できるものだった。


リアルに見て、触って比較できる。また、すぐ買って、すぐに装着できる。これこそがネット販売ではない、実店舗の強みであることが、改めて実感できた。