2020年にはアルゼンチンのブエノスアイレス工場で取水量を2005年対比65%削減、トルコのイズミット工場では同35%削減
ブリヂストンは2050年を見据えた環境長期目標のなかで、水資源の保全を含む生物多様性ノーネットロスへの貢献を目指している。ブリヂストングループにとって、水は事業継続にとって不可欠な資源であるとともに、水を利用する企業の責任として、水資源を持続可能な形で利用していくことが重要であると認識している。今回の「水セキュリティAリスト」企業への選定は、2020年に策定した、公平かつ持続可能な水の利用に向けた「ウォータースチュワードシップ(※1)ポリシー」に基づき、水ストレス地域に立地する生産拠点(※2)を中心に地域環境に応じた具体的なウォータースチュワードシッププランの策定・実行を進めていることが評価されたものだと同社は考えている。この取り組みの具体的な成果として、2020年にはアルゼンチンのブエノスアイレス工場で取水量を2005年対比65%削減、トルコのイズミット工場では同35%削減した。
※1:統合的に水資源を管理するための行動規範のこと
※2:淡水資源の量や質の低下のリスクがある地域に所在することにより水リスクを抱える生産拠点
今回の選定にあたり、ブリヂストンの石橋秀一代表執行役グローバルCEOは次のように述べている。
「ブリヂストングループにとって、水は事業継続に不可欠な資源であるとともに、その保全や公平な利用に貢献していく責任があると認識しています。当社グループは、サステナブルなソリューションカンパニーとして、商品のライフサイクル、バリューチェーン全体を通して、ステークホルダーと共創しながら、持続可能な社会の実現に向けて、これからも積極的に取り組んでいきます」