アクサルタ:第68回「2020年度版世界自動車人気色調査報告書」を発表。自動車塗色における主導的地位を堅持
- 2021/01/14
- Motor Fan illustrated編集部

アクサルタは、第68回目の世界自動車人気色調査報告書を発表し、路上で最も多く見られる自動車塗色が、ホワイト(38%)、ブラック(19%)、グレー(15%)であることを明らかにした。グレーは、世界全体で2ポイント上昇し、過去10年間で最も高い値になった。
ホワイトは、過去3年間、世界市場全体の38%と安定しており、世界全体では10年連続で最も購入頻度の高い自動車塗色となった。シルバーは、すべての地域で減少動向が続いており、人気は9%と1桁にとどまっている。ブラックは、前年から安定しており、高級車での人気が依然高い状況にある。
アクサルタの「世界自動車人気色調査報告書」は、消費者向け自動車が生産されているすべての国のデータに基づいており、自動車メーカーが世界全体や特定の市場のトレンドやパターンを観察できるように、詳細な生産データを提供している。
アクサルタのナンシー・ロックハート氏(グローバル・プロダクト・マネージャー)は、次のように説明している。「この報告書に反映されている消費者の購買動向は、弊社の将来に向けた革新的な塗色開発の原動力になっています。このデータを弊社のお客様と共有し、業界をリードする弊社のカラー技術、市場との深いかかわり、トレンドデータを結集して、お客様との協力のもとダイナミックな塗色を実現できることを嬉しく思います」
アクサルタは、デザインの最先端を追求する自動車購入者に革新的な塗色の選択肢を提供することに積極的に取り組んでいる。最近の自動車のトレンドは、グリーンブルーやグリーンイエローの色合いへの注目など、住居、ファッション、製品の最新トレンドと同調している。このほかにも注目すべき点として、全世界でのグレーの使用頻度の上昇やこれらの色に命を吹き込む色のニュアンス、例えば、微小フレークによる色彩効果や少量添加される多彩なフレークがある。
世界自動車人気色調査報告書の結果は、アクサルタによる2020年の自動車製造データの分析に基づいており、現在の市場動向を示す指標となっている。アクサルタは、自動車産業で使用される塗料の色に関する報告書を1953年から発表しており、現在でもカラートレンドの報告書の発表を続けている。また、アクサルタが毎年発表しているカラートレンド予測では、さまざまな色の予測が報告されている。将来の自動車塗色の状況は、自動車と消費者の嗜好の変化に合わせて変わり続けている。アクサルタは、車体にとって視覚的にも機能的にも有益なコンセプトカラーをデザインしている。
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