オールシーズンタイヤの次世代モデルは雪道を安心して走れるのか？ミシュラン『クロスクライメイト3』をチェック！

最新の「3」はよりロングライフ化

ひと言でオールシーズンといってもキャラクターはさまざまだが、ミシュランの『クロスクライメイト』シリーズは「雪も走れる夏タイヤ」という位置付け。オールシーズンとしての前提条件である、急な降雪時に対応できる雪上性能を備えるものの、雪道以上に長い時間を走行するドライやウェット路面での性能、すなわち夏タイヤに求められる性能を重視しているという。

その最新モデルである『クロスクライメート3』では、履き替え不要という全天候型タイヤのメリットを最大限に生かすべく、さらに耐摩耗性が高められたのがポイント。トレッド面の接地分布を均一にするなどし、高い耐摩耗性能を確保。夏タイヤに求められるハンドリング応答性やウェット性能、静粛性や低燃費性能などを高い水準で備えつつ、急な雪にも対応できる安心感を両立している。

さらにV字形状のトレッドパターンにはセンターグルーブを追加した「Vシェイプテクノロジー」を採用することで、排水性と排雪性を向上。雨天や雪上でも安定したグリップを発揮し、日常の走行に確かな安心感をもたらすことに成功している。

スポーツ性能を備えたモデルも新登場

ちなみにミシュランでは運転する楽しさや走る歓びをドライバーに届けるべく『クロスクライメート3スポーツ』も新たにラインアップ。こちらはハンドル応答性と高速安定性を強化しつつ、ウェットラベリング「a」、転がり抵抗ラベリング「A」を獲得するなど、どんな路面状況でも安心、安全に楽しく走れるオールシーズンに仕上げられた。それでいて環境性能にも配慮している。

というわけで、新モデルの投入でますますそのラインアップに厚みを増したクロスクライメートシリーズ。季節ごとの履き替えが不要という利便性と、コストを抑えられる経済性はタイパ・コスパを重視する現代のライフスタイルにぴたりと合致する。

クロスクライメート3／3スポーツは非降雪地帯のユーザーの生活を支える新しい選択肢として、確実に浸透していくに違いない。