カスタム色を強く出し過ぎず、純正車の延長線上に見えるバランス感を追求。ビンテージ感漂うカラーリングも車体全体の雰囲気づくりに貢献する。

C100をオマージュした純正風トラッカー

まるでメーカー純正のトラッカーモデルが存在していたかのような自然な仕上がりを見せるリトルカブ。仕上げたのはガレージ521で、オーナーの野村さんは「ほぼすべてお任せしました」と語る。

大きく変わったのはトラッカー仕様へと洗練されたスタイルだ。前後にFTR223の18インチタイヤを履かせるため、エイプのフロントフォークや純正加工による100mmロングスイングアームを採用。あえて純正パーツを活用しながら、絶妙なバランスでディメンションを構築している。

往年のホンダC100をイメージしたボディカラーを採用。前後にはFTR223用の18インチタイヤを装着し、純正風ながら存在感のあるトラッカースタイルを構築する。

細部の仕上げが完成度を引き上げる

完成度を高めているのは細かな作り込みだ。メインフレームと平行に追加されたサブフレーム内部へ配線を通し、外観をスッキリ整理。さらにフレームに残る純正の溶接跡や接合面はスムージング処理が施され、丁寧な仕上げによって市販車のような質感を獲得している。

ボディカラーも大きな見どころ。往年のホンダC100をイメージした淡いブルーを採用し、程よいビンテージ感を演出。ガレージ521製オリジナルシートに張り替えられた赤いシート表皮との組み合わせも秀逸で、クラシカルな雰囲気をさらに高めている。カスタム感を強調し過ぎず、純正らしさを残しながら個性を引き出した好例といえるだろう。

ディテールチェック

エイプ用フロントフォークと100mmロング加工されたスイングアームを組み合わせ、前後18インチ化を実現。自然なシルエットはガレージ521ならではのセンスだ。
ガレージ521オリジナルシートをベースに、シング・アップホルスタリーで張り替え。シックなレッドカラーがボディ色との好相性を見せる。
カブ90エンジンをベースに、クリッピングポイント製ボアアップキットで105cc化。エンジン周りはマットブラックで統一し、引き締まった印象を与える。
前後にFTR223用18インチタイヤを装着するため、スイングアームは純正ベースで100mmロング加工。リヤショックはシンプルなツインショック仕様とし、自然なトラッカースタイルを実現している。ボディ同色にペイントされた足周りも完成度の高さを感じさせる。
エイプのフロントフォークを流用し、ハンドルはワイドなトラッカータイプを選択。シンプルなスイッチボックスでスッキリ見せる。
前後ともFTR223用18インチタイヤを装着。迫力だけでなく、トラッカーらしい雰囲気づくりにも大きく貢献している。

撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.14」
■日時:2023年5月4日(木・祝)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)

こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!


【モトチャンプ】