ソリッドアップ製のシングルシートカウルを選び、サイドカバーには自作ワンオフした平らなものを装着。スペンサーカラーの外装と追加したサブフレームによりCB風なスタイリングになっている。

走れるモンキーへとカスタム

小さなボディが特徴のモンキーだから、走りにこだわるライダーなら乗ろうとは思わないことだろう。けれどカスタムすることでモンキーに高い走行性能を与えることならできる。大排気量マシンで峠を攻めていたら後ろからモンキーに追いつかれたとしたら、それはそれはショックだろう。ところがそんなことを可能にするモンキーをモンキーミーティングin多摩の会場で見つけてしまった。

キタコ製DOHCヘッドを用いたボアアップキットにより124ccへと排気量を拡大している。そのDOHCヘッドは表面を彫金により加工してワンオフ感を演出している。

オーナーのスペシャルポンコツ中山さんは「いつかは大きなCBに乗りたい」と憧れてはいるものの、なぜかAB27モンキーを選んでしまう。というのもフレディ・スペンサーがデイトナ100マイルレースで優勝した時のマシンであるCB750Fのカラーリングを再現したモンキー・スペシャルが2004年に2500台限定で発売されたからだ。これに衝撃を受けて手に入れた最終型モンキーを独自にカスタムすることで、排気量の大きなCBにも勝てるほどの実力を盛り込むことにした。

DOHC124ccエンジンによりハイパワーを実現

DOHC124ccによる圧倒的なパワーに対応させるため駆動系も大幅に見直している。キタコ製タイプ3ミッションにデイトナ製スペシャルクラッチを組み合わせ、メタルギアワークスのキットで油圧化しているのだ。

モンキーには49ccのSOHC単気筒エンジンが採用されている。AB27モンキーの最高出力は僅かに3.1psだからノーマルで乗る分なら不具合はないが、いざ速く走ろうと思ったら物足りないどころかパワー不足に泣くことになる。そこで「走れるモンキー」を目指すなら、何はなくともボアアップだ。各社からボアアップキットが販売されているが、スペシャルポンコツ中山さんが選んだのはDOHCヘッドを備えるキタコ製。排気量を124ccにまで拡大したDOHCエンジンはそれだけでも十分以上にパワフル。吸排気系をどう組み合わせるかでパワーも特性も変わるが、キャブレターはFCR28D/Dを、マフラーはOVERレーシング製をチョイスしている。

吸排気系ももちろん変更してありキャブレターはケーヒン製FCR28D/Dとして、マフラーはOVERレーシング製を組み合わせた。

さらに駆動系を突き詰め効果的にハイパワーを路面へ伝達できるようにしてある。キタコ製タイプ3ミッションにデイトナ製スペシャルクラッチを組み合わせ、メタルギアワークス製のキットを用いて油圧式にしてあるのだ。単に駆動系を最適化させるだけでなく、操作性にもこだわった内容と言えるだろう。

ワインディングでも満足できる足まわり

エンジン&ミッションを変更しても足まわりがノーマルのままでは走れないどころか、むしろ危険。そこでフロントフォークにはシフトアップ製テレスコピックサスペンションをセット。デイトナ製80mmロングのスイングアームをリヤにセットした上で、Gクラフト製3.5Jホイールを履かせた。もちろんブレーキは前後ともディスクとしてありハイパワーにマッチした制動性能を得ている。

シフトアップ製フロントフォークとしたことでトップブリッジにハリケーン製セパレートハンドルをセット。フォークの突き出しへハンドルを装着することで極端な前傾姿勢にならず攻めやすく扱いやすいライポジとなっている。

サブフレームで補強した車体だから、これだけのチューニングを盛り込んでもフレームが音を上げることはないはず。それこそ排気量の大きなCBをカモることだって十分に可能だ。そのためにライディングポジションを見直していて、ハリケーン製セパレートハンドルを高めの位置にセット。仕上げは外装でマーシャル製ヘッドランプやドイツ製の削り出しウインカー、ソリッドアップ製シートカウルなどで峠の走り屋的なルックスとしている。

撮影したのはこのEVENT!

「第18回モンキーミーティングin多摩」
■開催日:2026年5月17日(日)
■開催地:東京サマーランド 第2駐車場(東京都あきる野市)

こちらの車両はマニアックなモンキーが大量に集う老舗イベント「モンキーミーティング」で撮影。詳細はこちらのWEBをチェック!
当日のイベント模様はコチラから!

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【モトチャンプ】