
C100スタイルをベースにネオレトロを追求
ベースは1996年式のスーパーカブ50。しかし完成した姿は、まるで往年のC100を思わせるクラシカルな雰囲気をまとっている。

その理由は、スーパーカブC100用フロントフォークとレッグシールドを組み合わせたフロント周りにある。レトロなスタイルを演出しながらも、ブレーキはディスク化され、見た目と性能を高いレベルで両立。クラシックな雰囲気を大切にしながら、現代の走行性能を取り入れたネオレトロカスタムへと仕上げられている。
ボトムリンクのままディスク化した執念のワンオフ設計

最大の見どころは、ボトムリンク式フロントサスペンションを残したままディスクブレーキ化したことだ。
オーナーにとってボトムリンクは、スーパーカブのアイデンティティともいえる存在。そのため一般的なテレスコピックフォークへ交換することなく、自ら図面を引いてボトムリンク用アームを設計した。
キャリパーサポートのクリアランスやレバー比まで計算し、しなやかなサスペンションの動きを損なわない構造を実現。さらにフロントフォークはタイヤが収まるギリギリまで片側7mmワイド加工し、ハンドルまわりもメーターを中心に一直線へ並ぶようミリ単位で製作されている。

機械設計の経験が生んだ、美しい機能美
仕事で機械設計に携わるオーナーらしく、この車両には数多くのワンオフパーツが採用されている。

使用する部品もバイク用に限定せず、自転車用や一般家庭向け製品まで視野を広げ、理想のデザインを追求。RBW製マフラーもエキパイの取り回しに合わせて加工し、車体全体の一体感を高めている。

さらに、バッグサポートやリヤフェンダーまわりもバランスを重視して製作。大きすぎず、小さすぎず、各部の隙間まで丁寧に採寸することで、ワンオフとは思えない完成度を実現している。メカニズムへの深いこだわりと、美しいシルエットを両立した一台だ。
ディテールチェック



撮影したのはこのEVENT!
「第17回 カフェカブパーティin関西」
■日時:2022年5月29日(日)
■開催地:大津湖岸なぎさ公園(滋賀県)
2022年5月29日(日)に滋賀県で開催された「カフェカブパーティin関西」は琵琶湖のほとりという絶好のロケーションで大人気。コロナウイルスの影響により3年ぶりの開催ということもあり、多くのカブヌシが会場に集結した。
【モトチャンプ】