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連載コラム「酷道を奔り、険道を往く」Vol.2 恐怖! クルマで渡れる驚きの吊り橋!【井川湖、そして接岨峡へ(酷道険道 :静岡県)】ダイハツ・コペン ローブ[3/3]

  • 2017/12/29
  • MotorFan編集部
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湖上に浮かぶ絶景の駅

大井川鐵道井川線の奥大井湖上駅。大井川が大きく蛇行しているこのエリアは、長島ダムによってつくられた接岨湖の一部でもあり、そこに突き出た半島の突端に設けられたのが奥大井湖上駅だ。ホームの一部が陸地からはみ出て橋梁にかかるなど、まさに「湖上の駅」の様相を呈している。

 次なる目的地は、湖の上に浮かぶ珍しい駅、「奥大井湖上駅」だ。井川大橋からは県道60号と388号を南下して30分ほどで着く。千頭と井川の間を結ぶ大井川鐵道井川線は、国内唯一のアプト式列車だ。もともとダム建設のための専用トロッコとして敷かれたもので、通常の在来線よりも線路の幅がかなり狭い。そして日本一の急勾配となる一部の区間では、線路の中央に歯形のレールを設け、車両側に備えられた歯車を噛み合わせて上り下りするアプト式が用いられている。

 そんな、見どころ満載の大井川鐵道井川線のなかでも、とりわけ必見ともいえる場所が奥大井湖上駅である。大井川がダイナミックに蛇行し、そこに半島状に突き出た土地の先端に位置するこの駅は、まさに陸の孤島といった風情で、どうやって建設したのかまるで見当もつかない。あまりにも険しく狭い場所にあるため、たいして長くもないはずのホームが陸地からはみ出てしまっていて、まさしく湖上の駅になっている。こんな駅、おそらく世界を見渡してもほかになかなかないはずだ。

 ちなみにこの大井川鐵道井川線は一日に最大6往復だから、走行シーンを見られるチャンスは多くても12回しかない。季節や曜日によっては減らされる列車もあるので、訪れる際には時刻表をしっかり確認されたし。
 
 列車の走行シーン撮影という慣れない経験を終えれば、あとは新東名を目指して戻るだけである。そのまま県道388号を南下し続け、千頭からは国道362号で静岡サービスエリアに併設されるスマートインターチェンジを目指した。国道362号は酷道というほどではないが、国道のわりにはタイトなコーナーが続く。路面の状態は良好だから、そこそこのペースで楽しむことができる。

 今回の道中、コペンのトップはほぼ全行程において開けっ放しだった。陽を浴びながらのドライブは最高に気持ちがいいし、うっそうとした木々の下では急にひんやりとする。川沿いではせせらぎの音も耳に届いてくる。目を三角にして攻めるのではなく、自然を肌で感じることを主眼とする酷道険道ドライブにはオープンカーこそ理想のパートナーだ。

 新東名の開通によって、日本屈指の秘境はグッと身近な存在になった。しかし心配は無用。酷道険道っぷりは相変わらずだから、そうそう簡単に行ける場所ではない。理屈としては行きやすくなっても、秘境らしさはまったく失われていないのだ。

井川湖のほとりにある、何の変哲もない食事処でいただいた天ぷら蕎麦。すべて地元で取れたという山菜の天ぷらがテンコ盛りで、蕎麦の歯ごたえと喉越しも大満足。突如、こうした美味にありつくことがあるのも酷道険道ドライブの楽しみだ。
《奥大井エリア》 静岡県の北に位置しながら、その先の長野県へは抜けられないという、その行き止まり感が秘境ムード満点の奥大井エリア。 新東名の新静岡ICから県道27号を安倍川沿いに北上し、県道189号、県道60号を経て井川湖へ。自動車で通れる世にも稀な吊り橋である井川大橋を渡った後、大井川沿いに県道388号を南下し、大井川鐵道井川線の奥大井湖上駅へ。 さらに南下を続け、千頭から国道362号で新東名の静岡サービスエリア・スマートICを目指した。
センターラインもなく、幅の狭い道が延々と続く。コペンが全幅1.5mに満たない軽自動車であることを考えれば、普通乗用車でのすれ違いがかなり困難であると想像できるだろう。こういう酷道険道を走ると、軽自動車の存在意義を身を以て思い知ることになる。

ダイハツ・コペン ローブ
▶全長×全幅×全高:3395×1475×1280mm
▶ホイールベース:2230mm  ▶車両重量:870kg
▶エンジン形式:直列3気筒DOHCターボチャージャー
▶総排気量:658cc ▶ボア×ストローク:63.0×70.4mm
▶圧縮比:9.5 ▶最高出力:47kW(64ps)/6400rpm
▶最大トルク:92Nm/3200rpm ▶トランスミッション:CVT
▶サスペンション形式:(F)マクファーソンストラット(R)トーションビーム
▶ブレーキ:(F)ベンチレーテッドディスク(R)ドラム
▶タイヤサイズ:165/50R16  ▶車両価格:185万2200円

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