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矜恃を満たす最新技術 新型トヨタ・クラウンのメカニズムを徹底レビュー!セダンとしての評価は?

  • 2019/03/17
  • ニューモデル速報
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レクサス譲りのプラットフォーム

フロントサイドメンバーは、レクサスLSと共通部品。全幅を狭めるため、エプロンメンバーやラジエーターコアサポートを専用設計している。センターフロアはレクサスLSの縮小形。リヤフロアから後ろは、先代クラウンをベースに改良を施したものだ。

高性能セダンの走りを実現するサスペンション

フロントサスペンションの構造はレクサスLSとまったく同じ。ダブルウイッシュボーンの上下リンクを分割し、マルチリンク化したものだ。リヤサスはレクサスGSのものをベースに専用設計。トーコントロールアームが後方にあるレイアウトや、ダンパーとコイルを別置きにしているのも、GSと同じだ。

コンセプトを具現化するダンパーは2種類

標準車両のダンパーには、モノチューブ式を採用。左は「RS」グレードに標準装備されるAVSのダンパー。シリンダーを三重にして、真ん中を伸び/圧両側の流路に使用。外付けのバルブで減衰力を制御する。

フラット感の高い走りをもたらすスタビライザーの効率化

スタビライザーは前後とも配索を見直して、作動効率を高めている。スタビ端の揺動軌跡がロワアームの揺動面に近くなるよう配置することで、スタビリンクの取り付け部に生じる横方向の力が最小になるよう配慮されている。フロントのブッシュは接着式、リヤのブッシュはインターリング入りとして、初期応答性を高めている。

アクティブノイズコントロール(ANC)

オーディオシステムを利用して車内の静粛性を高めるANCシステムを全車に標準装備。キャビンに設置した3ヵ所のマイクでこもり音を拾い、スピーカーから逆位相の音を出して相殺する。チューニングは「4席でベスト」とのことだが、着座センサーを利用して乗車位置に応じた制御をすれば、より効果が高まるのではないか。

フロアパネルの遮音で静粛性を向上

ボディシェル構造体の中でも、太鼓の皮のように振動して発音源となりやすいのがフロアパネル。特に電気走行頻度が高くなったHVモデルは、ロードノイズ系のこもり音が目立ちやすくなる。その対策として、裏からリインフォースを当て、剛性を高めて振動の抑制を図っている。

エンジンサウンドエンハンスメント(ESE)

クラウン購入層の若返りを狙い、走ってワクワクする理想的なエンジン音を室内に聞かせる。走行状況に応じた周波数サウンドをスピーカーから発し、臨場感のあるエンジンサウンドで音による加速感を演出する。

ロードノイズを低減するフロアの補強

走行中聞こえる“ゴー”という125Hz帯域の騒音は、フロアアンダーリインフォースが上下する振動に起因することが解析され、その対策として補強が施された。プラットフォーム開発段階で先代の弱点が解析され、骨格での抜本的な対策も施されている。

ホイール

18インチホイールには、リムの一部を中空にしてレゾネーター(共鳴式消音器)効果を持たせた“ノイズリデューシングホイール”を設定(「RS」を除く)。タイヤ内の空洞共鳴音を抑えることで、さらなる静粛性を実現している。

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