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〈マツダCX-3〉絶妙なサイズ感がもたらす個性と躍動感【ひと目でわかる最新SUVの魅力】

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撮影車両:XD L Package(4WD)

月間登録台数:1463台(18年9月~19年2月平均値)
現行型発表:15年2月(一部改良 18年5月)
WLTCモード燃費:23.2km/ℓ ※「XD」系のFF/6速MT車

レポート●山本晋也(YAMAMOTO Shinya)
フォト●中野幸次(NAKANO Koji)
モデル●月城まゆ(TSUKISHIRO Mayu)

最低地上高が160㎜で、ステップも低めなのは外観からも確認できる。さらに215/50R18サイズのタイヤを全グレード標準装備として、踏ん張ったスタイリングを実現している。なお、ベースグレードに16インチタイヤをメーカーオプションとして設定。

■主要諸元 XD L Package
全長×全幅×全高(㎜):4275×1765×1550
室内長×室内幅×室内高(㎜):1810×1435×1210
ホイールベース(㎜):2570
トレッド(㎜) 前/後:1525/1520
最低地上高(㎜):160
車両重量(㎏):1370
エンジン種類:直列4気筒DOHCディーゼルターボ
総排気量(㏄):1756
最高出力(kW[㎰]/rpm):85[116]/4000
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):270[27.5]/1600-2600
燃料タンク容量(ℓ):44(軽油)
トランスミッション形式:6速AT
駆動方式:4WD
タイヤ・サイズ:215/50R18
最小回転半径(m):5.3
WLTCモード燃費(㎞/ℓ):19.0
車両本体価格:306万2080円

先進安全装備

単眼カメラと超音波ソナーを用いるプリクラッシュセーフティシステムは全車に標準装備。対歩行者では約10〜80㎞/hの走行時に機能する。ACCはAT車が全車速追従型、MT車には30㎞/h以上で機能するタイプを搭載する。

ボディカラー

居住性

後席:シート高630㎜
前席:助手席シート高600㎜

上級グレードには電動パワーシートを装備。腰回りのホールド性が十分で、運転姿勢が乱れないのはマツダらしい美点。後席のスペースは、頭上の余裕は少ないものの、視界がクリアで圧迫感はない。座面が短くピンポイントで体重を支えがちになるのは残念だ。

インパネ

インパネを横切るソフトパッド、ドアハンドル部分のメタル調プレート、パワーウインドウスイッチのカーボン調パネルなどが絶妙にコンビネーションする。オンダッシュ中央の7インチディスプレイは全車に標準装備される。

ラゲッジルーム

通常時:奥行き690㎜
後席格納時:奥行き1510㎜ 幅1000㎜ 高さ650㎜

テールゲートを開けてみると、スタイリングのイメージよりもずっと余裕を感じることができる。通常時のトランク容量は最大350ℓ、ラゲッジを広げたい時にはフレキシブルボードを下段にセットすれば良い。後席格納時にフレキシブルボードを上にセットすることで段差のないフロアとなる。後席は助手席側が大きい6対4分割可倒式だ。

うれしい装備

ラゲッジのフレキシブルボードは、スッと差し込むことで立てた状態で固定できる。サブトランクとして荷物を積む際に作業しやすい。
フロントパーキングセンサーとセットオプションの「360°ビュー・モニター」はインパネのスイッチで任意に表示することも可能。
ベースグレード以外に標準装備されるカラーヘッドアップディスプレイでは、最小限の視線移動で速度やACC設定を確認できる。

バイヤーズガイド

コンパクトさが売りゆえ、後席居住性やラゲッジスペース容量が限られるのはやむを得ない点。ここを重視するならば兄貴分のCX-5も検討すべきだ。走行距離が多く、高速道路を走る機会が多いユーザーには、迷わずディーゼル車を推奨したい。

2.0ℓガソリンの「20S」系と1.8ℓクリーンディーゼルの「XD」系を用意。ガソリンの4WDは6速ATだけの設定となる。電動パーキングブレーキとオートホールド機能は全グレードに標準装備されている。

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