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  • 2019/05/03
  • MotorFan編集部

プジョー308 Allure BlueHDi:「外観はドイツ車的だが動きや室内のムードはフランス車。1.5ℓDieselは非常にお買い得」 vs VWゴルフ目線で試乗

Peugeot 308 Allure(アリュール)BlueHDi(1.5ℓDV5 Diesel)

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Peugeot 308 Allure BlueHDi(1.5ℓDV5 Diesel) 車両本体価格○304万9000円
1.6ℓ直4ディーゼルターボ(DV6)から新開発の1.5ℓ直4ディーゼルターボ(DV5)へエンジンが変わり8速ATとの組み合わせになったプジョー308。プジョーの主力車種である308の中心グレードとなるであろうAllure BlueHDi(ハッチバック)にジャーナリスト世良耕太が試乗。フォルクスワーゲン・ゴルフとの比較を通して308 Allure BlueHDiを評価する。

TEXT & PHOTO◎世良耕太(SERA Kota)

 メーカーがメディアに貸し出す広報車には、その車両の主要諸元や主要装備、車両本体価格を記した書類が備わっているのが常だ。ディーゼルエンジンを搭載するプジョー308 Allure(アリュール) BlueHDiも例外ではなく、前席シートバックのポケット(だったと思う)にラミネートされたシートが入っていた。

 どれだけ乗っただろうか。無性にそのシートの内容を確認したくなった。記憶していた車両本体価格に自信が持てなくなったのだ。プジョー308 Allure BlueHDiを運転して感じるイメージと、記憶している数字が釣り合わない。記憶が確かなら、「お買い得すぎる」と感じたのだ。

 記憶に間違いはなく、車両本体価格は304万9000円(消費税込)だった。308 Allure BlueHDiについては、VWゴルフを競合に位置づけ、意識しながら運転をした。ゴルフにはディーゼルエンジンの設定はなく、ガソリンターボのみの設定だ。価格とパワートレーンのスペックを整理してみよう。

プジョー308 Allure BlueHDi

プジョー308 Allure BlueHDi

1.5ℓ直4ディーゼル 最高出力96kW/最大トルク300Nm 8速AT
JC08モード燃費24.3km/ℓ
車両本体価格304万9000円(消費税込)

VWゴルフTSIコンフォートライン

VWゴルフTSIコンフォートライン

1.2 ℓ直4ガソリンターボ 最高出力77kW/最大トルク175Nm 7速DCT
JC08モード燃費19.1km/ℓ
車両本体価格279万9000円(消費税込)

VWゴルフTSIハイライン

VWゴルフTSIハイライン

1.4 ℓ直4ガソリンターボ 最高出力103kW/最大トルク250Nm 7速DCT
JC08モード燃費18.1km/ℓ
車両本体価格331万9000円(消費税込)

 308 Allure BlueHDiの価格は、ゴルフTSIハイラインとコンフォートラインの中間に位置する。車両本体価格という最初に目に飛び込んでくる価格で比較すると、ゴルフのハイラインより27万円も安く、だいぶお買い得に感じる。

動力性能面ではどうだろう

 では、動力性能面ではどうだろう。最高出力はゴルフ・ハイラインが搭載する1.4ℓ直4ガソリンターボの方が上だが、最大トルクは308 Allure BlueHDiの方が上で、体感上は数字以上の力強さを感じる。308 Allure BlueHDiが搭載するのは、「DV5」と呼ぶプジョーの新世代ディーゼルエンジンだ。DV系は1998年にデビューしているので、時間経過だけに着目すれば古さを感じるかもしれないが、受け継いでいるのはボアピッチ(隣り合うシリンダー中心間の距離)のみと言っていい。

 2018年に旧世代のDV6からDV5にアップデートするにあたっては、シリンダーヘッド、ピストン、コンロッド、クランクシャフトなどを新設計。排気量は62cc減り、1.5ℓになった(1560cc→1498cc)。排気量が1.5ℓ以下になったのは、自動車税の区分上、とても大きい。1.6ℓから1.5ℓになることで、年間5000円安くなる(39,500円→34,500円)。しかも、308 Allure BlueHDiはエコカー減税が100%適用される。本稿執筆時点での減税額は最大で13万8600円になる。

 ゴルフはハイラインもコンフォートラインもエコカー減税の対象になっていない。減税額を勘案すると、308 Allure BlueHDiはゴルフTSIハイラインではなく、中間グレードのTSIコンフォートラインと価格的に競合するようになる。税負担を勘案すると、308 Allure BlueHDiのお買い得感は一段と高くなる。

直噴システムはボッシュ製で、最大噴射圧は200MPa(2000bar)だ。
エンジンは後方吸気・前方排気のレイアウトを採る。
ターボチャージャーはハネウェル製。ウェイストゲートは電動制御式。
排ガス浄化システムもSCR+FAPからSCRFへ変更された 。 酸化触媒コンバーター、ミキシングボックス、ピュアSCRシステム、そしてSCR付きDPFが排気タービ ン直下に垂直に並べられ、ひとつのユニットになっている。

2.0ℓディーゼル搭載の308SW GT BlueHDiの試乗記はこちら
シートが素晴らしい、エンジンもいい。燃費もいい。長距離走ってプジョー308ディーゼルの魅力を再認識

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