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500km乗って見えてきた長短所〈ルノー・メガーヌGT長期レポートVol.13〉

  • 2019/09/03
  • MotorFan編集部
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大活躍のMFメガーヌ号。撮影や取材などで都内の近距離移動では数多く乗ったものの、筆者は長距離を運転したことがまだない。というわけで、酷暑の中、遠くまで出かけてみようと思い立った。

レポート日:2019年9月3日
オドメーター:6821km

TEXT&PHOTO●萬澤龍太(MANZAWA Ryuta)

いろいろ気がついてしまった

 MFメガーヌについて、都内のチョイ乗りは何度も乗ったことがあるが、遠くまで走ったことがない。せっかくGTなんて名前が付いているし、ほかの編集部員のレポートを眺めてもどうやら好感触を得られそう。というわけで往復500kmほどをドライブしてみることにした。乗員はフル積載(荷物満載+5名乗車)で、8割が高速道路+2割が一般道。今回の道程では、渋滞にはほぼ見舞われなかった。平均燃費は8.3ℓ/100km、およそ12.0km/ℓである。

 長時間/長距離乗ってみて気がついた点は以下のとおり。

 ・後輪操舵である「4CONTROL」がシビア
 ・ターボラグが大きい
 ・EDC(7速DCT)の変速がヌルい、おかしいときがある
 ・シートがどうしても体に合わない
 ・超音波センサーの警告が早すぎる
 ・脚がかたい

 ——なんだか文句ばかりになってしまって申し訳ない。順番に「言い訳」を述べていこう。

10時10分ではなくて8時20分

ペダルのオフセットは少ない印象。ということで体をひねったから腰が痛い、というわけではなさそう。

「正しいドライビングポジション」のような記述では、ステアリングホイールは10時10分の位置を左右の手で握るのが好ましいとある。事実、メガーヌGTのステアリングホイールを眺めても、ちょうどその位置にサムレストが備わっていて、「ここを握るんだぞ」と言われているかのようだ。しかし、筆者は8時20分でハンドルを握る。これは、自分のクルマのステアリングホイールが結構寝ている設計で、10時10分だとペダル/シートポジションとどうしてもうまく合わないから。それに慣れてしまったために、8時20分がいつの間にか自分のスタンダードになってしまった。

 というわけでメガーヌGTのシート/ペダル/ハンドルを調整して8時20分で握ると——シートのサイドサポートが腕と干渉してしまった。スポーツドライビングのためのバケット形状が、自身にとっては仇になってしまった格好。というわけで両腕はサイドサポートを避けて大きく脇を開くことに。「シートが体に合わない」というのは、これが要因その1。その2は、どうしても腰が痛くなってしまうというもの。骨盤が立っていないイメージで、ランバーサポートを調整しても、ペダルストロークを考慮する前後位置では、始終腰を労ってモジモジすることになってしまった。

8時20分と相性が悪かったサイドサポート。

速くてキビキビ! ドライバーはうれしいけど——

メガーヌR.S.のリヤセクション。TBAの中央にトーコントロールのためのリンクピボットが備わる。TBA前方/リンクピボットに設置されるのがアクチュエーター。

 後輪操舵システムである4CONTROLは「うおおよく曲がるな!」という印象に尽きる。街中の交差点で右左折するときでも、高速道路で進路変更するときでも感じる。スイスイ曲がるよ!——と調子に乗っていたら、乗員からコンプレインが上がった。旋回Gがキツすぎると。すみません。

 というわけで、横Gの立ち上がりがなるべく滑らかになるように気をつけ始めたのだが、気を抜くとすぐに乗員の頭が揺れる。要するに、普通のステアリングよりも早く切り始めてゆっくり操舵を続けないとダメだということがわかり、それを気をつけるようにした。これはこれでなかなか難しい。

「脚がかたい」というのも、乗り出してすぐに感じた特徴。225/40R18のConti Sport Contact 5なんて武闘派のタイヤ/ホイールだから仕方ないとは思うのだが、R5GTTとかR21Tとかで、フッカフカなのにムチャクチャ速い!なんて世界を知っているだけに、最近のルノーは勇ましいですなあなどとしみじみ感じた。

 加えて、常時生じるわけではないのが「EDCがヌルい、おかしい」。具体的には、予兆なく2速(ごく稀に3速)を異様に引っ張り続けるときがあるのだ。登坂でもなく、急加速ということもなく、もちろんマニュアル変速モードなわけでもなく、定員乗車高負荷時/一名乗車低負荷時を問わず、いきなり4000回転弱まで引っ張り続けるのだ。再現性がないだけに理由がわからず、原因を追究したい現象である。

 一方で、急加速や追い越し時再加速のときなどには、EDCがなぜか変速に時間を要してタイミングを逃してしまうことが多々あった。ギヤ段がステイの場合にはターボラグも大きく、結果として加速のために必要な馬力が生じるのに少々の時間がかかってしまう。DCTなのだから変速時間が極小なのに何よりの美点があるはずなのだが、これはこのゲトラグ製DCTに共通して感じる現象。強いて挙げれば湿式6速では感じたことはなく、もしかすると湿式7速固有の問題なのかもしれない。

超音波センサー、熱心に働きすぎ

危ない!ぶつかる!危ない!という超音波センサー先輩が警告するのだが……
先輩、何もないッス。もう少しお手柔らかにお願いします。

「超音波センサーが働き者すぎる」という件については、詳しく調べてみたので次回に譲ろう。

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